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アニメ

ヴァイオレットエバーガーデン

作者: とびうお君

 私はこの作品世間の評判ほど好きじゃない。この作品悪いときに宇宙よりも遠い場所と重なったのが不味いと思う部分。そうじゃなかったらもっと評判良かったと思う。比較すると明らかに落ちるのにタイプが似てるから。何故私があまり好きじゃないのか?と深く関わってる。私は泣かせて感動がほとんど心が動かないから。


 私が泣かせて感動で心が動く作品は大半の人がそうなる。自分を基準にすればほとんど名作になる。だから私が心が動かないって何かしら駄目な作品が多いんだ。涙腺が緩いタイプがそうなりやすい。ただ単純にそれで駄作とはならないんだ。世の中駄作と名作の2つがあるわけじゃない。


 そもそも私は泣かせて感動ってのが嫌いなんだ。何故かと言うと私は泣かせるがほとんど心が動かないため、この初期で躓くのでまず感動しないんだ。泣かないと感動し無いんだ。だからこの手のタイプが好きじゃないんだ。泣けるってスタートのコンボで感動があるからすごく評価が高くなる。そして世の中の感動って大半悲しい泣けるってのがセットが多いので感動ってキーも嫌いになってる部分がある。


 ただ何度も言うがこの作品駄作ではない。それは後で話すとして、この作品で一番目立つ部分はアニメの映像だろう。私は京都アニメーションの映像に飽き飽きしてる。だって映像が綺麗なだけで他が駄目すぎるから。もっと言うとじゃ駄作じゃないとずれない?となるが、映像のレベルに対して中身が明らかに落ちる作品ばかりだから。


 次に、京アニのせいで、他の会社の映像が上がってきて綺麗なのは一目で分かるが特別綺麗な印象はない。映像は確かに金が掛かる。だがどんな会社もそこさえ許容すればそれなりのもの仕上げられる。京アニ以外できないってものじゃないんだ。掛けたお金の割りにすげーくだらない刺激。特に私の様に古いゴミ映像のアニメを見ていると、アニメにとって映像って些細だと良く分かるし、漫画が好きな自分からは、特に気にならない部分。


 この会社いろいろ人をむかつかせるものを持ってる。だからこそ駄作じゃないと言いたいんだ。そこそこの作品があっても、いろいろな理由で不快感がある場合、その程度だと駄作だとなってしまう人がいるんだ。それ作品と関係ないじゃない?でもなる。そういった部分分けなくても良いけど、それをネットなどで撒き散らすのはやめてくれと言いたいから、とても京アニに感情的に不快になりやすい私が一切そういう部分が無いから、その視点でもこれは駄作じゃないと言いたいからだ。


 私にとっていい加減な事を撒き散らす視聴者の方が何倍も京アニへの不快感を上回るほど不快だ。でも気持ちはものすごく分かる。この映像、他の面白い原作で使って欲しいよね?本当に頭にくる会社、豚に真珠とはまさにこの事だ。


 1、2話は本当に酷い、ここは擁護できない。だがこの作品その1,2話は映像ショックで誤魔化し切れる…。私が一番重視する1,2話が酷い時点でもうこの会社いやになる。私は過剰に希少価値を重視しないが、深夜アニメでは珍しいタイプなのでそれでもきらなかった。そしてそこが過ぎて4話あたり見れるようになってきた。


 これがちゃんと理由があるんだ。ここがまたこの会社にむかつく部分だが、なら見るなよってなると思うが、ゴミ会社でも原作や映像だけは見れるんだ。原作は知らないが、ある程度情報を知ってちょっと苛立ってる。そこまでは面白くない。それはすぐ分かる。なぜか?またこの会社がむかつく部分だが、この会社基本的に女性の感性で創ってある。


 深夜の男性向けが嫌いな男性には評判が良い。何故アニメ見てるんだよ?って疑問になるが、古臭いタイプのオタクだろう。深夜の女性層はどうか?だとこれが難しい。だってお金を払うのは大半腐女子で、FREEって作品で京アニファンは作ったけど、その層に訴えるものじゃない。誰に受けたのか?良く分からないが、多分映像込みなのと、微妙にターゲットが違うが、氷菓やユーフォの層に近い集団だと思う。


 女性スタッフが多いからなのか?そういった古いタイプの男性オタが多いからなのか?この会社何故この原作に高い評価してるのか?で自分たちが面白いからなんだ…。この感性が深夜の多数派である男性視聴者とずれてると見てる。


 泣ける感動の涙腺が緩いのは基本女性なんだ。だから女性はこういうのすごく好きなんだ。そしてこの作者も女性なんだ。女性の作者を女性のスタッフや今時珍しい実写系が好きな男性オタが高い評価をして選ばれた作品と言うわけだ。


 私が見る限り京アニが選んだ原作で深夜層を強く刺激したのは中2病でも恋したいだと思う。圧倒的な差でこちらが選ばれたのだが、私から見ると逆に中2病でも恋したいの方が圧倒的な原作の魅力だと思う。もちろん直接読んでない。問題はそこじゃない。京アニの改変がはまりまくってるからだ。


 逆にこの作品は京アニの改変が失敗しまくってるからだ。駄作じゃないのは、原作の持ってるのがそこそこと映像だけで正直京アニの物語を創る力は駄作レベルだ。4話から良くなったのは、この作品シンプルなブラックジャック系の話しなんだ。優れた代筆屋がその力を生かして、良い仕事をする話なんだ。


 そこを劣っていた主人公が成長していくスタートでやったから、そこが全然面白さになってるどころかマイナス面しかない。しかも最低なのは、その成長の過程を描かずに、4話ぎりぎりで、5話から有能な代筆人として当たり前に出てくる。おいおい成長過程全く描いて無いじゃないか?そこは時間経過で仕事に慣れたという暗黙の了解…。


 またこの会社への不快感が溜まる…。私が擁護してるのは原作とそれと切り離した映像自体は駄作じゃないと言いたいだけだ。この会社は映像以外は駄作メーカーレベルの力しかないそこは超批判的。


 中2病は本当によい作品、どうして差がついたの?よりもいやラブライブと似てるからだ。花田氏の脚本。追加の1話が作りやすいんだ。そしてかつ花田氏が中得意大得意どっちもこなすEPの塊だから。花田氏が一番特異なのだが誰が創っても駄作になるような、1話余ったから適当に生めてこんなのを創るのがとんでもなく上手い。


 だからそこまでは面白くない。明らかに全体繋がってない、どうでも良い話だが、これが悪くは無いんだ。次が全体に一応繋がってるが連続したつながりじゃない。このややこしい話しになるが、1話完結ってそんなすっきりしたものじゃないんだ。キャラクターの描写で、こういうキャラって部分は1話が連続した流れになくても、なんとなく緩やかにキャラクターを中心に見れば連続性がある。


 これが花田氏の中得意、ただこれ深夜アニメの脚本家なら大体上手いんだ。深夜アニメがそういう作品の構造が多いので出来なきゃ干されるからになる。後は慣れる。この作品と何が違うの?それは1話完結のストーリーで魅せるからだ。中2病はコメディとキャラ個人、複数のキャラのやり取りで魅せるんだ。


 しかも独自に成長の流れを1クールの流れで連続した話しとして0から創ってる。要するに1話完結は短編を作る能力が無い。連続の部分は長編を創る能力”も”無いんだ。全く何も力が無い。だからこそ、京アニは、花田氏だけじゃなくて、FREEも中々1話1話が上手いので、ややコメディベースのキャラで見せる話しだけは得意中の得意だがそれに特化した会社なんだ。


 原作と違う点で唯一良かったのが少佐が原作は生きてるらしい。続編があるらしいのでどうなるか?分からないが、アニメは少佐を失った。その事を受け入れる。または生きてると信じるとかだけで片付けている。実際に生きてて出会ってハッピーエンドをやめてしまった。それでも幸せだと描いた。この点は良かったと思う。


 これは原作を読まないとさすがに分からないのでどっちがよいか?は触れないが、京アニの再会が無くても心は癒されてるラストは素直に良い部分だと思う。泣けるが弱いので感動は無いが、陳腐だとしらけるのは感じなかった。それでもあらゆる部分が酷いので基本的にはこの会社の映像以外の部分を創る能力には失望している。


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