閑話 とある冒険者たちからの視点
本当は今日の十時に登校予定でしたが……寝過ごしまして迷った結果この時間になりました
ロイドからの視点
先行きが楽しみだ、という言葉を贈られた事はあっても、自分がそう感じる事になるとは思ってもいなかった。
それは昔から世話になっている商人のレイバンの護衛の仕事を引き受けた時だ。
彼は幼かった自分を救ってくれた恩人だったから、この仕事を引き受けられた事が嬉しく思える。何しろ多かれ少なかれ彼に世話になっている冒険者は多く、彼の護衛の仕事は割りと取り合いになる事が多いからだ。
出発当日、準備を終えた僕たちはレイバンの待つキャラバンへと向かった。
今回のパーティメンバーは全員レイバンに世話になった事がある。
皆、僕のように奴隷だったところを買って貰ったり、行き場所を無くしたところを拾われたものばかりだ。
だからその少年を目にした時、咄嗟に自分と重ねて言ってしまった。
「それにしても見かけない子供がいるね。また奴隷でも買ったのかい? レイバン」
と。それが僕とその少年アトラ君とミリルちゃんとの出会いだった。
幸い二人とも気分を害した様子は無かった。
それどころか気さくなようで、道中使われる予定だから奴隷とそんなに変わらない、なんて冗談まで口にした。
いかにもレイバンの言いそうな事ではある。
あの人は偽悪的と言うか、少し悪ぶっているところがあるから。
実際の所は困った人を放って置けないお人好しなのだけどね。
そんな僕のうっかりからのスタートだったけれど、この僅かなやり取りだけで、なんとなくアトラ君たちとは上手くやっていけそうな気がしていた。
その感覚は間違っておらず、道中僕たちは少しずつ仲良くなっていった。
おかげで彼らが西を目指す理由も話してくれた。
何でも一流の薬師になるために見聞を広めるための修行の一環なのだそうだ。
こんな長距離の移動など、子供たちに与える宿題にしては重すぎると思えたけれど、二人と付き合って行くうちに、なんとなくそんな無茶難題を示した師の気持ちが理解できた。
理解できた切っ掛けは、アトラ君からの一言から始まった。
「あの、夕飯用と薬用に野草とか探して来たいんですが、いいですか?」
ある時、少し早めに野営の準備に入った際に、アトラ君がそんな事を言い出した。
本来ならあまり勧められることではないのだけど、これまでの食事でアトラ君の作る料理はとても美味しいという事がわかっていた。
普段小食のエクレールまでおかわりする位で、お店を開けるんじゃないかと思う位の腕前だ。
それにそんな風に食べ過ぎて胃もたれを起こしたエクレールに調合した胃腸の薬も、実に手馴れた様子で作っていたから、薬師としても優秀なのだろうとわかっていた。
アトラ君もミリルちゃんも素直な良い子だ。その辺りを加味すると、一緒に誰かがついて行けば問題ないようにも思える。
幸い野営の準備自体は殆ど終わっているし、ずっと馬車の中にいるのも息が詰まるだろうと、僕はレイバンと話をしてアトラ君が野草探しに行く事を許可することにした。
レイバンたちの護衛を外すわけにも行かないので、ジェイルとエクレールは残して森には僕とミランが一緒について行く事にした。
折角なのでこの期に僕の知らない役立つ野草の一つでも新しく覚えられれば、と思っていたのだけど、その予想は良い意味で裏切られた。
アトラ君とミリルちゃんは森の中に入って幾つかの植物を見分けて二、三言葉を交わすと、するすると森の中へと入っていってしまったのだ。
森歩きに慣れているとしか思えない自然な動きで、本来なら前を歩かないといけない僕やミランが慌てて追わないといけない位だった。
追いついてからは、もう、驚きの連続だ。
アトラ君は幾つかの野草や薬草を見つけると、その見分け方や効能をわかりやすくミリルちゃんに説明していた。
その知識量は凄まじく、瞬く間に袋一杯に自生している野草や食用の茸などを集めていった。
おかげでこの短時間で幾つかの野草と食べられる茸を新たに知る事ができた。
それだけでもすごいのに、二人ともとても息があっているのだ。
アトラ君が採取している時は、ミリルちゃんが手元を覗きながらも周囲に気を配っているのがわかった。逆にミリルちゃんが採取している時はアトラ君が周りを気にしているし、安全そうなところでは別々に集めるなど、二人とも長い間こうした採取を行ってきたのだとわかるやり取りだった。
あっという間に色んな物を集め終わった二人は、笑顔で僕たちの所に駆け寄ってくる。
そしてその日に食べた夕飯はいつもより更に美味しく、バランスの良い食事になっていた。
この時点で僕は二人が薬師としてとてつもない才能があるんだと理解した。
でも、二人の才覚はそれだけじゃなかったんだ。
あれからと言うもの、時折僕たちは二人と一緒に森に入るようになった。
何しろ二人とも聞き分けが良いし、注意すればちゃんと聞いてくれる。森の深いところに入るような無茶な事もしない。
周囲の見回りがてら森に入るだけで食事が美味しくなるのだ。次第にその回数も増えていった。
そんな最中に垣間見た二人の才能の片鱗。
「……あ」
不意にミリルちゃんが声を上げた。
何があったのだろうと視線を向けると、少し気まずそうに視線を逸らしたけれど、おずおずとどうして声を上げたのか教えてくれた。
「あそこの木の枝の所に、鳥が止まっていたので」
彼女の指差す先には、ホロホロ鳥が止まっていた。食用で良く取引される鳥で、肉に癖が無くて美味しい鳥だ。
キャラバンでの移動はどうしても進行速度が遅くなりがちで、大きな街道を主として通る必要があり、野営が多くなりがちだ。
特別な魔道具や魔法使いがいれば別だが、基本は保存の効く食料を持ち運ぶ事になる。
そんな中、新鮮な食材と言うのは貴重だ。
つまり、どういう事かと言えば、狩ができるとその日の食卓が豪勢になるのだ。
「アトラ君、ホロホロ鳥を捕まえたら、調理できるかい? もちろん捌くのは僕たちも手伝うけれど」
「えっと、はい。捌いて貰えるなら調理法は幾つか知ってます」
その返事を聞くが早いか、一緒に来ていたエクレールが即座に魔法を撃ち放って仕留めていた。
僕もそう指示を出そうと思っていたけれど、やはり彼女としてもアトラ君の料理に期待をしていたらしい。
とは言え、ホロホロ鳥を仕留められたのはミリルちゃんのお陰だった。
野生のホロホロ鳥は警戒心が強く、近づく事は困難だ。仕留めるなら気づかれる前にこちらが気づき、遠距離から弓や魔法で仕留めるのが常套手段となっている。
ただ、保護色の羽を持つホロホロ鳥を見つけるのは、非常に難しい。
数多い植物の中から、野草や薬草を見抜く力を鍛えた二人だからだろうか。
そんな事が、道中度々あったのだ。
それは何も狩の時だけではない。
道中、一緒に街道を歩いている最中、森の奥に光を反射するものをアトラ君が見つけた事があった。
それは一瞬の事で、僕もミランも見つける事はできなかったのだけど、念のためにとエクレールに『範囲探索』の魔法で調べて貰ったところ、潜伏しつつ近づいていた盗賊を見つける事ができた。
後々わかった事だけど、どうやら賊の一人が持っていた槍の穂先に光が反射していたようだ。
ミランの耳でも感知できなかった距離の相手を見つけたという事実は、僕たちの、特にミランにとっては良い教訓になった。
それ以外にも二人は野営地の近くに狼の糞や魔物の毛を見つけたりして、お陰で何度も危険を事前に察知する事ができた。
二人は自分たちが何を見つけていたのか理解していないようだったけれど、旅慣れした冒険者にはそこから広がる危険性を見抜く事ができる。
二人は僕たちですら見つけられなかった、そんな普通の感覚では気づかない視点を持っていたのだ。
極めつけはセンリュウの町の出来事だろうか。
原因不明の病が広がるという異常事態だ。町に住む人たちだけでなく、その話が広がればこの町の収入も下がるような状況だ。
一つ間違えば町が傾きかねない大打撃になっていたかもしれない事案だった。
アトラ君は町の薬師が気づかず見逃していた事に気がつき、そして自分の知識の中から正しく正解を導き出したんだ。
本人は気づいて居ないみたいだけど、あの子はこの町を間違いなく救った。
本来ならこんな場所で増える事のない毒茸の胞子による症状。
ただ、僕たちのように先入観が無かったからわかったのかもしれない。
でもそれは違うと僕は思っている。
あの子たちの目は、本来なら見過ごされてしまうようなものでもきちんと見つける事のできる眼なのだ。
それは様々な才能の上に立つ、持つものだけが持つ才覚だと僕は思う。
誤った先入観は真実を濁らせる。見落とされる物事の中に、本当に救いを求める人がいる。
それに気がつく事のできる二人は、素晴らしい可能性だと僕は思う。
これから二人がどう成長するのか、見ていたくなる。今からとても楽しみだ。
かつて、自分を救い、剣を教えてくれた人が呟いた言葉を、僕も呟く。
「……先行きが楽しみだ」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
エクレールの視点
最初、その子供二人を見た時、私は真っ先に心配になったわ。
何しろ可愛らしい女の子の二人旅。レイバンの所だったから良かった物の、一つ間違えば騙されて売られていた可能性だってある。
うちのリーダーであるロイド達とレイバンが話をしているところを眺めながら、時折困惑気に私たちの様子を伺っているその子たちをちら見する。
……可愛い。
金髪の子は蒼い瞳が綺麗な子で、無骨な旅着よりも落ち着いたドレスなどが似合いそうだし、珍しい黒髪の子はヒラヒラのフリルがついたふんわりとしたドレスを着せたらきっと可愛いだろう。
そんな思いと共に話を聞いていて、衝撃が私を襲ったわ。
男の子? あの容姿で? あんなに可愛くて? なにそれ?
今まで感じた事の無い感情が湧き上がってくるのがわかる。
「……ありだわ」
「?」
私の呟きに隣に居たミランが首を傾げていた。
私は慌てて何でもない、と呟いて興味無さ気に視線を逸らした。
危ないところだったわ。私が可愛い物好きだっていうのを仲間は知らない。
私はあまり感情が表情に出ないから、どうにも回りにクールで知的だって印象を与えるみたい。知識量に関しては、それなりにあるから間違ってはいないのだけど、そんな私が可愛い物好きってイメージが崩れそうで言えないのよね。
知識でも魔法でも、頼られるのは嫌いじゃないもの。
少し話がそれたけれど、何が言いたいかって聞かれたら、アトラ君は私のハートを鷲づかみにしたってことよ。
本当、アトラ君は……良い。すごく、良い。
まず作ってくれた料理が美味しい。しかも作る前に皆に食べられないものがないか聞く気配りまである。
冒険者なんてやっていると、好き嫌い言っていられないから基本的に皆好き嫌いは無いのだけど、私はどうしても脂っこいものが苦手だからそれを伝えると、「気をつけますね」って笑うのよ。
それで作ってくれた料理が、とても有り合わせで作った物とは思えないほど美味しいし、さっぱりしていて幾らでも食べられそうなの。
ついおかわりまでしてしまったのだけど、普段以上に食べてキャラバンの行進にあわせて歩くのは辛いものがあったわ。
っていうか、はっきり言って胃がもたれて気持ち悪くなったわ。
そんな私を心配して、事情を知ったアトラ君が胃薬を作ってくれた。しかも効果覿面。
アトラ君が天使に見えたわ。何この子。持って帰りたい。
料理が出来て気配り出来て薬まで作れて、その上可愛い男の子。何かしらこの完璧さ加減は。
可愛い服の着せ替え人形にしたいわ。
でも駄目ね。そんな事をして嫌われたら立ち直れそうに無いわ。
あ、けど嫌がるアトラ君に無理やり着せるって言うのもいいかもしれない。
実行には移せないけれど、そんな想像をしながらアトラ君を見てたらびくっと肩を跳ねさせて周囲をきょろきょろと見回して、最終的に私の事をちらっと見てきた。
慌てて視線を逸らす。
いけないわ。邪念が漏れていたのかも知れない。
とにかく、今は少しでもお近づきになっておかないと。手を繋げるようになれればベター。お姉ちゃんって慕ってくれればベスト!
そこまで仲良くなれればお持ち帰りまで後一息だわ!
他の皆からも受けは良いし、皆気に入ってる見たいだもの。色んな意味で将来性もあるし、推せばきっと仲間にって勧誘するはずだわ。
とは言っても、アトラ君と私の接点ってそこまでないのよね。
森に入る時は斥候役のミランか、ロイドが一緒について行っちゃうし、私はたまについていく位しか出来ないわ。
何か話が出来るとすれば……。
「ねぇ、薬師を目指してるって言っていたけれど、どういった薬が作れるの?」
こうした専門的な話位かしら。でもこうした些細な事から距離って縮まるわよね。
じっと、アトラ君の顔を見つめながらそう聞くと、照れているのかもじもじしながら教えてくれたわ。
話を聞くと改めてアトラ君の凄さがわかったわ。
傷薬、痛み止め、解熱剤から日常的に使える薬の各種。毒の種類さえわかれば幾つかの解毒剤も作れるみたい。
魔法薬は魔水がまだ作れないから出来ないって言っていたけれど、この年では十分過ぎる実力を持っているわ。
つい興が乗ってエルフに伝わる薬の作り方を幾つか教えてあげたけど、とても驚いていたわ。
「あの……そんな貴重な事教えて貰って良いんですか?」
「……優秀な薬師になって貰いたいもの」
「えと、その、ありがとうございます」
そう言ってはにかんで笑ったアトラ君の表情を私は絶対に忘れないわ。
一瞬にして思考が停止して自我が忘我の果てまで吹き飛ぶほどの破壊力だったわ。何この可愛い生き物。欲しい。凄く欲しい!
思わず伸び掛かった手を慌てて引き戻して私は歯を食いしばったわ。
「……ダメ。ダメよエクレール。衝動で手を出したら嫌われてしまうわ」
ぶつぶつと小声で自分に言い聞かせる。でもそれで心配したのか、アトラ君が下から心配そうに覗きこんできた。
「あの、大丈夫ですか?」
下から覗きこむ。すなわち上目遣い。
「だっ、大丈夫! 大丈夫よ!」
大丈夫だからこれ以上私の理性と言う防壁を崩さないで欲しいの!
これ以上傍にいると危険だと私は判断し、足早に離れたわ。そのまま仲間に周囲を見回ってくるって言って森の中に入る。
周囲に誰もいないことを確認して、私は拳を握り固めて天へ突き上げた。
「あぁ、生きてて良かったぁ」
今までの一連のやり取りは脳内にしっかりと保存してある。
今なら亜竜とだって戦えるわ。そして勝つわ。
あの笑顔を守るためなら、私は一個師団とだって戦えるわ。
とにかく、今は少しでも皆にアトラ君の良さを知って貰って、アトラ君と仲良くなることが最優先事項ね。その為にも妹だって言うミリルちゃんとも仲良くしておかないと。
そんな事を胸に誓ってそれからの日々を過ごしたわ。
その結果。
「あ、エクレールさん」
輝くような笑顔を浮かべて走ってきたわ。ミリルちゃんが。
「あの、またお話聞かせて貰えますか?」
「……ええ。構わないわ」
どうやらミリルちゃんは好奇心が旺盛みたいで、仲良くなろうと旅での経験や雑学を話したらとても喜んでくれたの。
可愛いし、懐いてくれるのは嬉しいのだけど、ミリルちゃんの相手を私がするからか、アトラ君はロイドたちにとられ気味なのだわ。
でも、外堀から埋めて行くのも大事だと思って、今日もミリルちゃんに色々と話を聞かせてあげたわ。
特に子供さらいや、下心を持って近づいてくる男のあしらい方とかをね。
アトラ君もミリルちゃんも可愛いから、本当に心配だわ。
出来るなら連れて行きたいけれど、連れていけても冒険者の仕事をする以上常に一緒というわけにも行かないだろうし、今の内に自衛の方法は学んでいたほうがいいものね。
そんなわけで私はミリルちゃんにそうした『可愛い女の子に必須な知識』を教えてあげたの。
真剣な表情で頷きながら聞いてくれるミリルちゃんは可愛いけれど、出来ればここにアトラ君もいてくれたらな、って思っちゃうわね。
そして残念な事にあまりアトラ君と進展が無いまま、センリュウの町まで来てしまったわ。
ここまで来たら残りの道程は僅か。手を繋ぐという目標さえまだ満たせていないわっ!
その事実に嘆きつつも、平静を装って旅支度を整えていく。
さっきミリルちゃんの手を引いて楽しそうに町に走っていくのを見かけたわ。
……決して羨ましいとか思って無いわ。真ん中に挟まれたいとは思ったけれど。
遠くに走り去っている二人の様子を見送って、私は空虚な感情をもてあましたまま宿に戻ったわ。
そんな夜、レイバンがこの町で妙な病気が流行っているっていう話をしていたわ。
これはまさしく好機!
話を聞いていくうちに、私はそう思ったわ。もしこれをアトラ君が解決出来れば、アトラ君を誘う口実が出来るわ。もっとも、ここに来るまでの間だけでも十分に誘う価値があるって皆わかっているとは思うけれど。
都合のいい事にジェイルが話の流れを変えてくれたわ。ミランの言葉に便乗して、私は言葉を紡いでいく。
「そうね。しっかりしているけれど、二人はまだ子供なんだから、ってそういえば」
スッと視線をアトラ君に移す。つるつると蕎麦を啜ってるアトラ君、超可愛い。
思わず和みながらも、口は勝手に想定していた言葉を吐き出した。
「アトラ君は確か、薬師目指しているのよね? 今回の件、何かわからないかしら?」
私の言葉に皆の視線が、一斉にアトラ君に集まったわ。
あぁ、もう、きょとんとした顔がたまらないっ。
次々に皆が期待の篭った口調で話していたけれど、やっぱり皆の評価も高かったのね。
ちょっとプレッシャーが掛かりすぎかもしれない。困惑顔のアトラ君に内心で謝りながらも、貴方なら大丈夫よ、と応援するわ。
そんな私の想いが届いたのか、アトラ君は症状なんかを聞き始めたわ。
すぐに決め付けるようなこともせず、見て見ないとわからないと冷静に分析する表情は理知的でとても素敵だったわ。
そしてその翌日、私たちの期待通りに真実を突き止めたの。
症状からの推察、細かいところまで気づく洞察力、それらを裏打ちする確かな知識。
やっぱりアトラ君は凄いわ。とても十二歳とは思えない!
これならまず間違いなく勧誘してもおかしく無いわ。早速後で皆に相談を持ちかけましょう。
アトラ君のために森の中のファンガスを根絶やしにするつもりで、私は気合を入れたわ。
……結局、誘ったけれど断られてしまったけれどね。
今回は冒険者の内、二人からの視点を書いて見ました
ちなみに残る二人からの視点を書く予定はありません
そしてエクレールさんの心情書いてて楽しかったです。本編で余り出てきませんでしたが、真面目に見えて実はショタ好きで可愛いもの好きと言う方でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます
感想やご指摘などありましたらよろしくお願いします
次回行進は現状書き進めているので、そう遠くないうちに更新できると思います
2014/10/26
切欠>切っ掛け の誤字修正しました




