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謝罪公園

痛い足を引きずるように浅草の駅から歩く。


直で彼女の実家に行く訳には行かない。

怖いからだ。


特にこの父親は怖い。


3年前に彼女の母親が他界し、父親1人になってしまってから、毎日働きもせず、パチンコをして暮らしているという。夜は酒に溺れ、とてもまともではない。一回だけ会ったことがあるが、目つきが普通の人ではない。

僕には「デブ」だのと言ってくるし、

「娘になにかあったら、お前を木刀で殺しに行く」

と何回も言っていた。


内心、僕は(その時は帰り打ちにして、正当防衛でボコボコにしてくれるわ、ボケ!)

と思っていたけど。


同棲をする時に、家族同士で食事会をした際も、こちらの親がにこやかなのを好いことに、ペラペラと前回と同じような事を言う始末である。

加えて、こちらが親子で商売をしていると知ると、その仕事をも馬鹿にする始末。

手に負えないジジイなわけだ。


そんなジジイには金輪際会いたくないと思っているのと、酒が原因で同棲一週間で娘が泣いて実家に戻ってきたなんて事がばれたら・・・いあ、ばれてると思うが、確実にヤバイ。


なので、近くの公園に呼び出したのだ。



こうしてやっと彼女に会うことが叶ったのだが、彼女は尋常じゃなく怯えている。

昨夜の出来事はそんなにひどかったんだなぁと呑気に思う僕とは正反対だ。

先ず、平身低頭「本当に悪かった」「もう二度とあんな事はしない」「雅恵を大切にする」


そう彼女の名前は雅恵まさえ調子がいいときは「まーちゃん」と呼ぶ。


ここは真剣な場面なので「雅恵」と呼んだ。

ありきたりな言い訳謝罪だが、繰り返す事によって効果が段々出てくるもんだ。


少しリラックスした彼女は、許してくれる気なのか、自分の過去を話し出した。

コレが衝撃だった。

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