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対面

「にゅ?おぁよ……こらぼ……だね」


「おう。起きたか。目玉焼き作ったぞ」といつも通りの優斗との生活だった。あ、バイトのシフト忘れてた。まあ、コラボ以上に大事なもんねぇよ。頑張れ、我が舎弟共。



「ありがと……えっと……何時?」

「今9時ぐらいだ。どうする?」



昨日、目まぐるしい程に調整をして、歌枠とセトリ組んだけど、絶対変なことになる。とりあえず、初手動揺させるために童謡を歌うことは決まっている。


そう、『キラキラぼし』である。まあ、フランス民謡らしいけどな。とりあえず、目玉焼きを食べて、えっと予約は桜様がしてくれるらしい。


で。何しよう。ちなみにアレでは無かった。てことで、とりあえず、ゆっくりとモーニングを食べて、コラボでこう立ち回ろうみたいな打ち合わせを優斗としておく。そして、パソコン入れたり、充電器入れたり、洗濯上がったパンツ入れたり肌着入れたりしておく。あと、タオル。


さすがに流れで温泉なんてないと思うけど、駅から2キロぐらいに温泉あるから一応。さて、出るか。ちなみにこの数時間で3回ぐらいトイレに行った。


「えっと……あれ、だな。アレ!!」

「どれだよ。緊張してるのか?俺も緊張してるけどな」

「緊張するに決まってんだろ。300万だぞ?」

「そうだよな。俺も緊張してる。まさかこうなるとはな」


なんて優斗と会話しながら駅前に向かう。2人で歩くの楽しいなぁ。着いたは良いけど、どうしよう。どうやって会うか打ち合わせしたけど、違ったらどうしよう。


私が「さくらんぼ」というと「花」と返ってきた。事前に打ち合わせていた通りだった。リアルの桜美琴様はそれはもう清楚なお姉さんだった。全体的に茶系のガーリーなコーデでめちゃくちゃ可愛い。


「夢幻インフィニティです。こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、Vの体いらなくないですか?普通にリアルの桜様で良いと思います。めっちゃ可愛いです」


「それこそインフィニティさんの方が可愛いと思いますよ。ちっちゃくてふわふわで」

 

「ちっちゃい言うな。てめぇがでけぇんだよ桜様。優斗と一緒ぐらいだろ。もう今はこれ以上身長いらねぇけどな。優斗の胸にすっぽり入れるから」


2人の百合な空気感に戸惑ったのか、優斗に「浮気はダメだからな」と釘を差された。


「えっと……好きな配信者とか尊敬してる方っています?」と私が聞くと、「そうですね。夢幻インフィニティさんかな。インフィニティさんは?」と返され、「えっと……その。桜美琴様が最高です」と返す。


互いに照れて物凄く顔が熱い。


やっと受け付けだ。お互いにこんなに長いなんて思いもしなかった。


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