永遠に愛する人へ
時の彼方へ
眩暈がするほど 千夜
幾重にも剥がれ落ちる自分
まだ誰にも見せたことのない姿
渇いた喉の奥
潤わせる
探し求める
実感なんてないんだ 情報だけの世界
そこから形にすること 拒み続ける
足元に突き刺さる影
追わない様に目を背ける
終焉を待つのは怖いから
やっぱり今日も生きてる
人生は代われない
早く終わらせたい
分からない
誰も救ってくれない
こんなはずじゃ無かった
夜更けに聴いた 眠れない鼓動
ひと度寒さを覚えて
無理矢理に目を閉じる
言葉に出来ずに居た
心の奥に秘めたまま願う
存在したって事実だけは
誰にも消すことは出来ない
例え私以外の全てが滅びたとしても
今日見た景色さえ過去に消え失せても
未来は留まることを知らない
例え世界から時間が消え失せても
願ったなら息を吹き返して
叶わなかったはずの夢を描くの
誰にも邪魔されない世界が そこにはあるの
今は分からなくても良いから
傍に居て欲しい
待つことしか出来ないから
眠りに落ちた数字が
やがてゼロになる
深く沈みゆく
切り離された意識
何も聴こえないまま
朝になるのを忘れた
そんな場所にさえ
誰かが居るのだろうか
答えて欲しい
時の彼方から巡って
生まれた私に
答えて欲しい