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ヒロインは始まる前に退場していました  作者: サクラ マチコ
第一章 幼少期編 

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第394話 祭りの後

~熊獣人 アルク視点~


ヴィオを自宅に残して 広場に戻る。


(しっかりしておるから大丈夫じゃと思うが、1人っきりでの留守番をさせるのは今回が初めてじゃ。不安がってはおらんじゃろうか……)


そう思いはするものの、楽しんで来いと言ってくれた娘の気持ちを無下にする訳にもいかず、広場で顔見知り達と酒を酌み交わす。

あいつらが直接持ち帰った物だけじゃなく、数日前に送り届けられていた酒樽も広場の中央にドンと置かれ、皆が柄杓を突っ込んで コップに並々と注ぎながら 乾杯を繰り返している。

こんな風景を見るのは 現役で旅していた時以来だと懐かしくなる。


「アルクさん飲んでますか?」


会話を楽しむ人が途切れた時に スチーラーズのリーダーから声をかけられた。


「おお、お前さん達がこれだけ用意してくれたんは 大丈夫じゃったんか?

ヴィオも心配しておったが 皆もこれだけ楽しんだんじゃ。集金を頼めば 多少なりとも集まると思うぞ」


「いやいや、マジでいいんですよ。

ホントに俺たちみたいな屑を住まわせてもらっただけでありがたいっていうか、申し訳ねえっていうか。

まあ、昔やらかした色々をここで贖罪の意味も込めてって事っす」


何となく気まずそうな雰囲気でそういうが、銀ランク上級であのレベルだった奴らだ。真っ当な冒険者だけでそのランクに上がった訳じゃないのは 大人たちなら気付いている。

だが そこから抜け出そうと頑張っているのであればよいのではなかろうか。


自分とて 冒険者時代は盗賊狩りと別名をつけられる程 対人戦を多くやっていたのだ。後ろ暗い相手というのも何となくわかる。

最初に会った時、こいつらからは小物臭がプンプンしておったが 二度目に会った時にはそれがなくなっていた。

今回は 少し戻っているか?とも感じたが 中毒性のある薬と同じで 悪いことをしていた奴らは フラフラしやすいもの。

またこの村で鍛えられて過ごせば 段々正道に戻ることが出来るじゃろう。

楽しんでと声をかけて 他の村民のところに行っては 酒を注いで挨拶回りをしていた。


「おうアルク」


「なんじゃ、えらい酔っぱらい過ぎじゃないんか?」


声をかけてきたのは赤ら顔で千鳥足になっている肉屋のマコールだった。

この村では いつ森からの魔獣が来るかもしれないという事もあり 酒を飲んでも酔っぱらうという事は早々ない。村中でこんな風に酔っぱらうところなど初めて見るかもしれない。

勿論 冒険者をしていた奴らも多く、外の町に出た時はそれなりに羽目を外して、酒で失敗した奴らも居るが、基本的に酒に強い奴らが多い。

だが マコールは既にかなり飲んでいるのかフラフラとしながら、それでも酒が並々と入ったコップは持っている。


「まあ座れよ。

去年の今頃な、ヴィオの事を探しに来た奴らがいたんだわ。

そいつらと直接話してたら 悪い奴らじゃねえって思ってな、思わずヴィオの存在を認めちまったんだ」


ああ〔土竜の盾〕の事を言っているのだろう。

そうか、村の人から聞いたというのは マコールの事だったのかと納得したのと同時に、この話を自分にしたかったから、酒を飲んでその勢いで来たのだと分かった。


「ああ、王都で会うたが ええ奴らじゃったぞ。ヴィオの両親の友達じゃった」


だからありがとうと言えば、マコールは泣きながらそれは良かったと謝ってくれた。

悪い奴らだったらと ヴィオが帰って来るまでは ずっと心配だったらしい。

この村の人たちは 余所者からすれば怖がられることも多いが、皆気が良くて 中に入れた者は非常に大切にするのだ。

ヴィオの天真爛漫な性格は この村の人たちに直ぐに受け入れられたが、大人だったあの三人は今回でやっと受け入れられたという感じだろう。



皆と酒を酌み交わし 五の鐘が鳴ったところで ヴィオが心配になったので帰宅することにした。


「みんな飲み過ぎじゃろう……、えらい羽目を外し過ぎておるなぁ。

明日其々の嫁さんからカミナリが落とされるんじゃろうな」


広場のあちこちで 大の字で寝ている大人の多い事。

村の中に魔獣が入ってくることは無いとはいえ、ここは辺境 いつ何があるか分からないのに珍しいものだ。


「っと、儂も飲み過ぎたか……? こんなに足に来るのは久しぶりじゃな」


嫁さんが死んでから 村を出ることも無くなり 酒を飲むことは無くなった。

ヴィオを拾ってから 外に出るようになったが、娘がいるところで酒に酔ったら どんな危険に巻き込まれるか分からないと 酒は飲まなかった。

随分飲まない期間があったからか 思っていた以上に酔っぱらっている自分に驚く。

多少の酩酊感はありつつも 慣れた自宅までの道を歩いていたら 小さな叫び声が聞こえた気がした。


「ん?気のせいか?」


立ち止まり 聴力強化をしてみるが 何となくいつもより聞こえが悪い。水の中にいる様な、厚い膜があるような感じだが そんなに飲み過ぎたのだろうか。

頭を軽く振って 帰宅したら回復薬、いや この場合は解毒剤を飲んでおくことに決めた。


「きゃ~~~~」


先程は気のせいかと思ったが やはり小さな叫び声のようなものが聞こえた。今度は一人ではない、数人の子供や女性の声だった。

どこだ、どこから聞こえる?


普段なら直ぐに見つけられるはずのものが 酩酊感に遮られて上手く感知できない。

ふと顔を上げた時、自分が見ているものが一瞬信じられなくなる。

今までこれが見えていなかったのか!?

遠くに見えるのはモクモクと上がる灰色の煙。そして夜空を明るく照らすほどの炎だ。


咄嗟に広場に駆け戻り 大の字になっている連中に声をかける。


「火事じゃ、皆起きろ、東門の方から火が出とる‼」


酔っぱらって眠っている連中の上に水魔法で作った水をぶちまける。

自分にもかかった事で少し酩酊感は落ち着いたものの やはりまだ本調子とは言えない。


「皆起きるんじゃ!」


マコール達を叩き起こして 儂は慌てて自宅に向かう。

ヴィオは火事に気付いておるじゃろうか、一度眠るとかなり深い眠りに落ちる娘は気付いていないかもしれない。

走るが 東門の近くに住む住人達が慌てて子供たちを抱えて広場の方に走ってくるからうまく進めない。


「アルクさん!」


走る自分に追いついてくる男から声をかけられるが こいつらに追いつかれるほど走れてないのかと自分の酔い加減にイラつく。


「ヴィオが寝ておるかもしれんのじゃ」


「ヴィオちゃんが!? そりゃ急がねーと!

おい、ちょっと通してくれ! 開けてくれ!」


スチーラーズの三人が 慌てている住民たちに声をかけながら先導してくれる後ろを走っていく。


「俺、消火しに行ってくる!」


自宅が見えてきたところで 弓の男が東門の方へ走って行った。幸い自宅の裏にある森が燃えている訳ではなかったが 門の外にある森が燃えているようで塀の一部は燃え上がっている。


「ヴィオ、ヴィオ!」


玄関を破る勢いで自宅に入れば シンと静まり返っている。

自室を覗けば いつものように枕を抱締めて眠っているヴィオの姿があった。


「あぁ……良かった」


「アルクさん、ヴィオちゃんは大丈夫だったの?」


背後からの声に驚いて振り返れば スチーラーズの女が立っていた。

そういえばさっきまで一緒にいたのだから いてもおかしくはないが全く気配を感じなかった。


〈キャ~~~~!人攫いよ~~~‼〉


〈誰か、助けて! うちの子が‼〉


〈火を消すのを手伝ってくれ! まだ燃え広がってるぞ!〉


外から聞こえる声に まだ騒動が治まっていないどころか 悪化していることを知る。

まさか この火事も人攫いの為の人為的な物なのか?はっきりしない頭ではうまく考えがまとまらない。


「アルクさん、ヴィオちゃんの事なら私が見ておくわ。

流石に戦力としてはまだまだ力不足ですもの。だけど ここは任せて!」


「そうか、悪いな。ちょっと儂は行ってくるぞ」


眠る娘の額に口づけを贈り 起きた頃には全てが終わっていることを願って家を飛び出した。

リーダーの男は 自宅には誰も入れないと胸を叩いて送り出してくれる。

ヴィオの事を先生と呼ぶだけあって ヴィオの為には頑張ってくれそうだと任せて出る。



あちこちから飛び出してくる住民の中には獣人族が圧倒的に多いが ヒト族もいる。

普段は何かあっても獣人たちが力業でなんとでも出来るのに、今回頑張っているのはヒト族ばかりだ。

自分自身も魔法が上手く使えない、さっきの広場でぶちまけた水も 広場全体に広げたつもりだったのに 非常に狭かった。


「今なら獣人共は動けねえ筈だ! 攫え!攫え! ここのガキどもは愛玩用としても傭兵予備軍としても売れるぞ!」


「「「よっしゃあ~~~~!」」」


広場まで戻ったところで 20人ほどの破落戸がまだ起きれていなかった連中を縛り上げ 火事で逃げてきた女たちを引きずり倒して 子供を引き離して攫って行く現場に居合わせた。


「貴様ら何をしとるんじゃ~」


魔力が上手く動かないが 今そんな事を考えている暇はない。

腹の底からの怒りを咆哮に乗せれば 先導していた破落戸が子供を取り落とす。


「わ、わりぃアルク、あの酒になんか入ってたらしい……」


フラフラしながら起き上がってきたマコールは まだ目が回っているようだが 咆哮というか魔力に当てられて起きてきた。

同じ様にフラフラしながらも縛っていた縄くらいは引き千切れるほどの力は残っていたらしい男どもが起き上がる。


「おい、こりゃどういうことだ」


「東門の外で火事があった。それに乗じて人攫いのこいつらが襲撃してきた。

儂もいつも以上に酒でやられとる事を思えば あの酒も何か入っておったんじゃろう。

ヒト族の連中が問題ないっちゅうことは 獣人に効果があるもんじゃと思うぞ」


「うちの子達に手出してんじゃないわよ‼」


「あんた達もいつまでも寝てんじゃないわよ!さっさと動け‼」


気が付けばリリウムをはじめとした嫁さん連中が冒険者装備に着替えて 広場に飛び出して来ておった。彼女らから渡された解毒剤を飲めば たちまち頭がスッキリしてくる。


「お、おい! 回復してんじゃねえか……」


「1日は効果があるから逃げ切れるって話だっただろ、話が違うじゃねえか!」


青い顔をしたまま固まっているリーダーらしき男に 周辺の破落戸共が文句を言って噛みついているが やはり何らかの薬が酒に入っていたという事か。


「「「おい!逃げるぞ!」」」


「逃がすわけねーだろうが‼」


形勢が不利と見れば 子供達を放り投げて西門へ走って行こうとする男たち。だが解毒剤を飲んだ男衆が直ぐに捕まえて行く。

水魔法が得意な連中は 東門に走っていき 延焼を食い止めに行く。

嫁さん連中が逃げた男どもをボコボコにしながら捕獲してくるので、儂らは怖がって泣き叫んでいる子供たちを 宥めながら両親の元へ届けに行く。

子供が居なくなっているものが居らんことを確認してホッとしたところで 村長が駆けつけてきた。


「直ぐに気付かなくて悪かった! ギルド便で辺境伯閣下には既に連絡を入れている。アスランたちは王都で連絡が受け取れるようにドゥーア先生と ギルド宛に送っている。

子供達で連れ去れたものはいないか?」


「ああ、侵入者はこれで全員だし、子供達も揃っている」


「そうか それは良かったが……。

今回の火事と誘拐は計画されたものだろうな。

こいつらの尋問は ギルドで行おう」


村長は既にギルドへ連絡を飛ばしてくれていたらしいので、明日にはプレーサマ辺境伯から騎士団が派遣されてくるだろう。


「それにしても 疑いたくはねえが 酒が原因だとすると あいつらも一枚かんでんのか?」


マコールに言われて まさかと思い 血の気が引いていく。


「お、おいアルクどうした」


「ヴィオ……、ヴィオ!」


そうじゃ、酒が原因なんじゃとしたら それを差し入れしてきた奴らを一番に疑うべきだった筈じゃ。

何であいつらにヴィオを任せてしもうたんじゃ。

子供達を大切そうに抱きしめながら帰路に着こうとしている奴らを押し退けて 自宅までを走る。

自分の足に絡まって転げそうになるが 持ち直して走る。


「ヴィオ!」


扉を開けて自宅に入れば さっきと同じようにシンとした室内。

だが、居た筈のあのリーダーは玄関前にはいなかったし あの女もいない。

自室に入れば ベッドにいる筈のヴィオはいない。布団を触っても冷たいことから 随分前に部屋を出たことが分かる。

パジャマが脱ぎ捨ててある、枕元に置いてある着替えが無いという事は 明日のボア狩りの為に用意していた冒険者装備に着替えたんだろう。


何処に行った、何処に連れていかれた?

あいつらがヴィオを攫うのは何が理由だ?


解毒剤を飲むまでは判断力が鈍っていたものの それ以降にヴィオが広場に来ていたのであれば気付いたはず。ということは東門を出たのか?


「アルク!」


玄関を出たところでエデルさんとかち合った。今は直ぐにでも探しに行きたいのになんじゃ。


「ヴィオが攫われたかもしれないと聞いた。その顔はいなかったんだな?俺も行くぞ」


東門の見張り番は消火活動をしていた事で ヴィオの事は見ていなかったという。

あの状況だ、それを咎めることは出来ん。


「森には向かってねえだろうけど どっちに向かったんだ……」


儂は意識を集中させて 地面を這うように魔力を伸ばしていく。

ヴィオは儂やトンガたちの魔力は記憶したからいつでも探し出すことができると言うておった。足跡のように 魔力の痕跡を辿れるから迷子になっても探し出せると。


『一緒の場所にいないところからは探せないのが難点だけど、もしお兄ちゃんたちと再会するときも 同じ町にいるって分かったら 【索敵】をすればピンポイントにお兄ちゃんたちの魔力はちゃんとわかるようになるはずだよ』


自信満々にそう言っていたヴィオ。

東門を出たところで立ち止まり 集中している儂を見て エデルさんが戸惑っているのは分かるが説明する時間が惜しい。

放射状に伸ばした半円の一部にうっすらと魔力の跡が見えた。


「あったぞ」


ヴィオの魔力は一本の細い線のように真っすぐ伸びている。

【索敵】の照準を魔力の跡に合わせて伸ばしていけば 迷いなく真っすぐに進んでいるのが分かる。


「まさか、山に向かっとるのか……?」


「どういうことだ?」


「ヴィオの魔力が山に向かって進んでおる。足跡ではなく線状という事はヴィオ自身が走っておるわけではないから 抱えられておるのかもしれん」


練習した時に見えたのは 水で濡らしたような靴跡だった。それが細い線という事は ヴィオが歩いて移動している訳ではないという事だろう。


「どういう状況なんだ、攫ったのはスチーラーズの三人だろ?」


「わからん、あいつらが絡んどるのは間違いないじゃろうが」


線の細さを思えばそれなりに時間が経過しているという事だろう。

急がないと痕跡が追えなくなると二人で走る。


少しずつ線が太く見えてきたところで人影が見えた。

あの女じゃと分かった瞬間 怒りでどうにかなりそうだった。

そんな儂を抑えたのはエデルさんで、自分が話を聞くと言ってくれた。


「おい、何があった」


「あ、あ、あ……」


「アルク、ちょっと抑えろ」


魔力が溢れていたようで 女は水溜りを作りながら青い顔で震えるばかり。


「エデルさんが聞いといてくれ、儂は後の奴らを追う」


コイツから話を聞くよりヴィオを救い出す方が先だ。

線は段々太くなるがもう山は目の前だ。本当にこのまま進めば山になるが 手前でもあいつらでは太刀打ちできないだろう。

山まであと数百メートルというところで男二人が倒れていた。


「おい、何があった!」


「アルクさん、すまねえ……」


「俺たち、恩を仇で返す事になっちまって、ほんとにすまねえ……」


瀕死の二人だが 着の身着のままで出てきた自分は回復薬を持っていない。

何とか話を聞けば こいつらはヴィオの母親を暗殺したグループの生き残りだった。そして皇国に残っていた方のリーダー格が リズモーニの暗殺者と手を組んで今回の事を計画したのだという。


「それはヴィオを攫うという奴らか?」


コクリ 


既に言葉を発するだけの力も残っていないようだが、こいつらの事はエデルさんが見つけてくれるだろう。その時にはもう生きていないだろうが 本人たちもそれは理解しているようだ。

水の二月目には 侯爵への聞き取り調査という名の尋問が入ったから 今年中には奴らが国に戻ってくるだろうとヘイジョーから連絡があった。

それを確認出来たら ヴィオの母親関係からの危険は無くなると踏んでいたのに 今何故……。



まだ続いているヴィオの魔力は山に続いている。

こいつらの情報からすれば 侯爵の子飼二名と こいつらの元リーダー格の三人でヴィオを連れて行っているという。魔獣除けの魔道具を持っていると言っておるが それがこの山の魔獣に効果があるのか?


「アルク!

おお、やっぱりこいつらも絡んでたんだな。あいつの話によれば ヴィオには火事だと告げて逃げる準備をさせたところで眠り草を混ぜたジュースを飲ませたらしい」


やはりそうか。山に逃げられたら普通は追いかけられんと思うじゃろうしな。

魔道具がどれほどの精度か知らんが 効果が無かった時に眠っておるヴィオが危険じゃ。


「俺も行くぞ」


「死ぬかもしれんぞ」


山に向かうことを止められても止まらんが、エデルさんはついて来てくれるという。

ちょっと待てと言われてその場に留まれば 見覚えのある魔法を使われた。


「伝達魔法か、エデルさん風魔法が使えるようになったんか」


「子供らのアレを見てたらな。

ギルドの職員は軒並み得意属性が増えてるぞ。こいつらの事は村長に伝わったから 誰かが引き取りに来るだろ、あの女の聞き取りをしてすぐに内容は送ったしな」


ヴィオを助けることだけを考えて どこに向かったかの連絡すらしていなかった自分に気付く。


「自分の娘が攫われたんだ、取り乱してもおかしくない、行くぞ」


背中を叩かれて気合を入れ直す。

ヴィオ、もうすぐ迎えに行くからな。


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