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【2】

第13部  【初めての狩り】 を更新しました。タカミのワンポイントを追加

このキャラ結構お気に入りです(笑)さて、毎日更新してきましたが、ちょっと息切れ気味です。無理すると続かなくなりそうなので、火、土更新にしたいと思います。更新を楽しみにしてくれている読者の方、ごめんなさい。でも、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

読者の皆様にお願いです。出来ればブックマークをお願いします。まだ、少しずつですが、タカミ君は活躍を紹介していきたいと思ってます。ご意見、お待ちしております。

高評価をいただけると励みになります。読者の皆様、よろしくお願いしますm(__)m

「…という訳です。」

俺たちは、ティナがひどい虐待を受けていた事、炎の魔眼の持ち主である事、魔力が高いこと、その制御が出来ていない事、それに恐れをなした人達のが勝手に噂してた事、ティナの家を浄化した事、ティナに魔力の制御の鍛錬をする事等、事の顛末をエイティーに報告した。

「色々ありましたね。でも、解決出来たならよかったです。アルファードさんなら何とかするって思ってたし。」

「はぁ、もう勘弁して下さいよ。何とかなったからよかったものの…」

「まぁまぁ、物件も安く手に入ったし、働き手もゲット出来たし、ティナちゃんの住む所も確保出来たし、いい事じゃないですか!あ、それと、あの物件の対策ですが冒険者ギルドの依頼にもあったんですよ。完了にしておきますね。」

エイティーは、笑いながらそう言って契約書を目の前に出した。

「この特殊なインクで契約書にサインをして魔力を流してください。」

 俺は、サインをするとインクに魔力を流す。すると、契約書が燃えた。

「これで契約は完了です。昨日の買取の残りの金額と報酬です。お確かめください。」

 俺は、大金貨2枚と大銀貨2枚を受け取った。これで当面、ティナを養っていけるかな?

「では、俺達は戻ります。」

 そう言えば、ティナの家には日常生活物品がほとんどなかった。帰りに色々買って帰るかな。俺たちは、マーケットへと向かう。日常品を一通り買い揃え、家に戻ろうと歩いていると、一軒の洋服店に目が留まった。ティナに似合いそうな服が売っている。

 ティナが着ているものはお世辞にも奇麗とは言えない。そうだ。ティナに洋服を買ってあげよう。俺は、ティナと一緒に洋服店に入る。

 「はーい。いらっしゃいませー」

 なんか、”おねぇ風”の店員さんが出迎えてくれる。

「今日は、どんなご用件で?」

 くねくねと近寄ってくる。

「えっと、この子に似合いそうな服を数着見繕ってもらえませんか?」

 ティナを前に出し、フードをとる。

「あらあら、すごく可愛らしい子じゃないの?ここのお洋服は、私がデザインしたものなのよ。お姉さんがお嬢ちゃんに似合う、服を見立ててあげちゃうわ。」

 なんか、どうやら、店員ではなく、店主のようだ。楽しそうにティナを見る。ティナは、俺の服を掴んで警戒しているようだ。

「ほら、ティナ。洋服を選んでおいで。」

 するとティナは

「大丈夫。この服まだ着れる。それにお金持ってない。」

「ティナ。遠慮することないんだよ。ティナは本当にすごく可愛いんだから、勿体ないよ。可愛いティナを見てみたいな。」

 そう言うと、ティナは少し顔を赤らめて

「アルファードがそう言うなら、そうする。」

 と言い、”おねぇ”な店主と一緒に服を見繕う。可愛らしい服、ボーイッシュな服、冒険者のような服、様々な服を楽しそうに見ている。そんなティナを見ているとこっちまで楽しくなる。

「さて、服は決まったかな?」

「うん、これにする。」

 シンプルで動きやすそうな服を選んだ。

「俺的には、こっちの服もいいと思ったんだけど。」

 メイド服みたいな可愛らしい服を指さしてみた。

「こういうのは嫌い?」

「ううん。それも可愛い。でも、こっちの方が動きやすい。これからアルファードの所で働くから動きやすい服がいいと思う。」

「嫌じゃなきゃこっちも買おう!」

 もう、これは俺の趣味みたいなもんだな…まぁ、すごく可愛いからしょうがない。

「いいの?」

「いいよ。ティナが可愛くなるからな。店主、こっちの服も購入します。」

「ティナ、他に欲しい服は無いの?」

「アルファードが選んでくれたものならどれでもいい。ここの服すごくいい。」

あと数着手、ティナと一緒に選んだ。俺が代金を支払うと、”おねぇ”店主は、くねくねとお礼を言う。

「お買上、ありがとうございまーす。また、いつでも来てくださーい。」

 ちょっと、問題がある店だが感じはいい。また、今度ティナを連れて来よう。俺達は、店を出ると、家に向かう。ティナは新しい服を着てご機嫌のようだ。手を繋いで歩いている姿は、傍から見れば兄弟に見えるかもしれない。これはこれでいっか。

 そうこうしていると、家に到着した。この辺りは、治安が悪いので四方を塀で囲んで入口を作るか。その前に、家の解体をするかな。

「ティナ、家を壊すけどいい?」

「うん。問題ない。特に必要な物はないから。でも、花壇は残してほしい」

「わかった。じゃあ、ちょっと危ないから下がって。」

俺はティナを後ろにやる。家の周りに防御結界を張り、内部を爆破する。粉々になった破片を炎で燃やす。燃え残った”ガラを空間収納に入れ土魔法で平らに整備する。

「すごい。」

 一瞬で建物が無くなり、まっさらな土地になる。一つに繋がった土地は思ったより広い。

 空間収納から素材を取り出し、創作と土魔法で塀と柵を作り、中央に入り口を造った。次に、空地に建築するための材料を取り出し、俺のイメージを合わせて家を創作する。ティナが大事にしていた花壇と隣の土地の3割程度を残して家を創作した。

《創作》

 辺りが光に包まれ、創作した物が出来上がった。おお!!以外に立派に出来た!

 その上に高さが2mほどの三角錐の屋根を作る。外から見ると台形になった。土魔法と創作で瓦を作り出し、転移で出来た瓦を乗せ、土魔法で固定する。土魔法と創作でレンガ調のタイルを作り、土魔法と転移を使って壁にタイルを貼っていく。取り合えず、これで外観は完成かな。

 ドアを開け中に入ってみる。入ると真っ暗なのでライトの魔法で照らす。中もきちんと出来上がっている。

「立派な家がこんなに簡単に出来た。アルファード、何者?」

 ティナは驚いた顔で俺を見る。

「だから、ティナの魔法使いだよ。」

 前と同じようにお辞儀する。やはり、これを言うと照れるようだ。

「じゃあ、これから明かりを付けていくね。」

 ライトの魔道具を取り出し、付けていく。

「ここは、ティナの部屋にしようか。」

 リビングダイニングの隣の部屋に入りティナに言う。

「え。こんなに立派なお部屋。いいの?」

「もちろんだよ。ここは、ティナの家でもあるんだから。とりあえず、机と椅子とベットを作ろう。」

 そう言うと俺は材料を空間収納から取り出し、机と椅子とベットを創作する。

「すごく素敵なお部屋。アルファード、ありがとう。」

「いえいえ、ティナ様の御所望に合うかわかりませんが、お使いください」

 新しいベットに布団を敷き、寝られるようにする。

 さて、次はお風呂に行くかな。

 お風呂場に行き、浴槽を土魔法で作る。そこに蛇口の魔道具を取り付ける。洗い場にも蛇口を取り付け、シャワーを作る。

「ティナが気持ちよくお風呂に入れる様にしたよ。」

「すごくいいお風呂。私も入っていいの?」

「もちろんだよ。で、洗濯はこっちの小さい所でする。」

 そう言って洗濯場を土魔法で作る。そこにも蛇口を付ける。

 次は、炊事場かな。炊事場に移動する。カウンターの後ろに作業台を創作して中央に土魔法で流しを作る。反対側にも作業台と焼場を設置する。そして、作業台の隣に食器棚を創作する。

「ここで、お料理をするんだよ。」

「でも、私、料理できない。」

「じゃあ、今度、誰かに教えてもらおうね。」

 メイドでも雇うかな。

「メイドさんでも雇おう。そうすれば、ティナに日常生活全般を指導してもらえるし。」

「ううん。大丈夫。自分で頑張ってみる。」

「そっか、でも、不便を感じたら言うんだよ。」

「うん。ありがとう。でも、大丈夫。こんなに素敵な家に住めるだけで十分。」

 ティナは、首をフルフル振る。可愛い奴め。最後はトイレかな。トイレに移動する。

「お!!水洗トイレが出来てる!これはいい!」

 タンクの上に蛇口を付ける。

 ティナが不思議そうにトイレを見てる。

「いいかい。用を足すときは下着を脱いで、こういう風に座る。そして、”用”が終わったら、この紙で拭いて紙はゴミ箱に捨てる。下着を履いて、このノブを手前にやると水が流れて、奇麗になる。水か流れ終わったら、ここのタンクにまた水を貯めるんだ。」

 実際に水を流してみるときちんと流れた。

「このおトイレ。臭くない。凄い発明。」

「ん?こういうトイレって無いの?」

「うん。見たことない。ここにおしっこやウンチを貯めて、蓋をする。そして一杯になりそうになったら桶にくみ出して、捨てる。これしか見たことない」

 確かに、うちのトイレも汲み取り式だったもんな。今度、実家にも付けてあげようかな。

 一通り、設備の設置が終わったので日常品を置いていく。これで生活が出来るはずだ。

 リビングに戻り、リビング用のテーブルと椅子を創作し、暖炉の前にソファーとセンターテーブルを創作する。ソファーに腰かけて一息つく。やっぱ、一緒にいるのにずっとだまし続けるのは気が引ける。俺は、ティナに自分の正体を明かすことを決意した。

 家を見て回っているティナを呼ぶ。そして、偽装の魔法を解きアルファードからタカミに変わる。

「ごめんな。これが本当の自分。俺の本当の名前は“タカミ”と言うんだ。年はティナとほとんど変わらない。冒険者になるためにはアルファードに偽装していた。だから、外で冒険者をやる時は“アルファード”、それ以外の時は、本当の俺“タカミ”なんだ。」

 ティナは、すごく驚いて、言葉も出ない。なんか、すごく悪い気がしてきた。しかし、ティナをずっとだまし続けるわけにはいかない。俺は、俯いたままティナに謝る。

「騙してて本当にごめん。俺の事許せないなら、俺はなるべくティナに関わらないようにする。本当にごめん。」

 俺は俯いたまま、深々と頭を下げる。すると、ティナが俺に近づいて来て、俺の頭に手を置く。

「ううん。私は、アルフォードに救われた。ただ、そのアルファードがタカミだっただけ。私は、皆から炎の民と蔑まれていた。だから、私の周りには誰もいない。でも、そんな私に“ここにいてもいいよ”って言ってくれたあなたを私は信じたい。アルファードもタカミも同じ。だから私にとっては一緒。だから、そんなに自分を責めないで。」

 ティナは、俺を抱きしめそう言ってくれた。そんなティナの小さな腕は少しだけ震えていた。俺を受け入れてくれたティナ。俺は、この子に何ができるんだろ。

「ありがとう。後、俺には実家がある。だから、ここで一緒に住めない。一人だけど、大丈夫?」

「私は、タカミが入れくれればそれでいい。私を捨てるの?」

 ティナが俺の目を見て聞いてくる。

「私、もう一人は嫌」

 俺を見つめる大きな瞳から大粒の涙が溢れ出した。

「俺は、ティナを一人にしないよ。確かにこんな見た目だから信用できないかもしれないけど。」

「年なんて関係ない。私は、タカミがどんなに凄か、そして私にとってどれだけ必要かちゃんと分かる。それに、私は同じ年位の友達もいない。」

「うん。俺もだよ。俺は、ティナが困ってたり、悲しんだりして欲しくないから…」

「だから、俺は、ティナのそばにいる!だって、俺はティナの魔法使いなんだから。」

「うん。」

 ティナは頷き俺を抱きしめた。どれくらい時間が過ぎたあだろう。もしかしたら一瞬かもしれない。俺は、今後の事をティナに話す。

「俺を受け入れてくれてありがとう。ティナにこれからの事を話すね。」

「うん。」

「まずは、お仕事。この家には”魔道具”っていう道具がある。魔道具の魔力が無くなってきたら、ティナの魔力を補充してほしい。」

 そう言って魔石を取り出す。

「魔道具には魔石が付いてる。これに手を当てて自分の中にある魔力を手からこの石に流すようにすれば魔力が魔石に移る。これで補充できる。やってみて」

 ティナに魔力を吸い取った魔石を渡す。ティナは手に取り目をつぶり集中しているようだ。すると、少しずつ魔石が光りだす。

「そうそう。でも、やりすぎるとティナの魔力が不足して、魔力欠乏に陥る。兆候としては、だんだん頭が痛くなる。そう思ったら魔力の補充をやめてほしい。」

「それでも、補充したら?」

「魔力が枯渇すると死ぬほどの頭痛が起こる。大人でも我慢できないくらいだよ。でも、それを乗り越えると少しずつだけど魔力が増える。いいかい。もし、それをやるなら、俺がいる時にしよう。いいね。」

「わかった。」

「これを続けていれば魔力のコントロールがし易くなる。鍛錬の一つだと思ってちゃんとやってね。」

「わかった。」

「次に、俺が採取や狩りに行くとき一緒に行こう。魔獣との戦いは魔力の使い方を覚えるに適してるし、LVも上がる。実践で魔法を使えるようになるのもいい。」

「一緒に行く?」

「うん。狩りに行く時に迎えに来るよ。まぁ、ほぼ毎日かな。」

「うん。毎日迎えに来て!」

「特に何もない日は自由にしていても構わないけど、知らない人を家に入れてはいけないよ。何が起こるか分から無いから。この地域は治安が悪いからね。俺の知り合いって言われても入れたらだめだよ。」

「分かった。誰も入れない。」

「最後に、お給料は月に固定で大銀貨10枚。大切に使ってね。」

「え!大銀貨10枚も!そんなに悪い。ここに住まわせてもらってる。」

「悪くないよ。その代りちゃんとやるんだぞ!」

「タカミ、ありがと。なんで私にそんなにしてくれる?」

「何度も言ってるだろ。俺は、ティナの魔法使いだからさ。」

 なんか、このフレーズ気に入ったな。

「では、俺は、一旦帰るね。また、明日来る。あそうだ。寝る前に右目に付けたカラコンは外すんだよ。外出する時は付けるんだけど、明日は付けなくていいからね。」

「はい。畏まりました。いってらっしゃい。ご主人様」

「ははは。タカミでいいよ。」

「知ってる。わざと言った。」

「そかそか。じゃあ、行ってくるね。」

 そう言って、家から出た。少し歩き転移を使て家に戻る。家に帰り、母に明日のお弁当を二人分作ってくれないか頼む。

「かー様、明日からお弁当を二人分作ってもらえませんか?」

「あら?お友達の分?いいわよ。じゃあ、腕を振るっちゃう。」

 母は、快く了承してくれた。持つべきは優しい母である。

 その後、父も帰宅し、家族団欒を過ごし、夜の鍛錬を済ませ本日は就寝した。

次の更新は土曜日になります。

本日も読んでいただいてありがとうございます。また、明日も更新します。でも、そろそろ毎日更新がしんどくなってきた。

高評価は励みになります(・∀・)イイネ!!

これからも、よろしくお願いしますm(__)m


******大和市にある冒険者ギルド酒場が舞台の物語。******

良かったら我々と同じ、冒険者になろう!

冒険者募集中!

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