【初めての依頼】
今回はお遊び的な感じで書きました。(笑)読者の皆様にお願いです。出来ればブックマークをお願いします。まだ、少しずつですが、タカミ君は活躍を紹介していきたいと思ってます。ご意見、お待ちしております。
高評価をいただけると励みになります。読者の皆様、よろしくお願いしますm(__)m
翌日、朝の鍛錬を済ませ山に向かう。母には、”遊びに行ってくる”と言って出た。近所の川に行き、橋の陰でアルファードになる。スラムを通り、城門を抜けて森に向かう。門番にギルドカードを見せるとすんなり通してくれた。レビテーション(重力魔法と風魔法の合成魔法)で飛行し、15分ほどで森の入り口にさしかかる。さて、俺はマップを広げる。そして、薬草の知識により、ターゲットをクエストで必要な薬草とその他の薬草を表示させた。自分の位置も分かるのですごく便利である。
クエストに必要な薬草だけではなく、他様々な薬草があった。群集している薬草は、エアカッターで根元から切り取り、空間収納の中へ。すると、中で自動的に分類されていく。そして空間認識で範囲を選択し、
《ダイムアクセル》
範囲内の時間を1カ月進める。すると、切り口より新たな薬草が芽吹く。これを何度か続け、芽吹く数が減ってきたところで一旦やめる。最後に雑草だけを取り出し、穴を掘って埋めた。クエストで依頼されている薬草の他に様々な種類の薬草を採取した。それをマップ上で群生している所を周り同じことを繰り返す。台車2台分位の量が採取されので、次は、もう一つの依頼である、木材の運搬先に向かう。確か、森の入口付近だったような・・・戻ろう。
森の入口付近に木材の加工場があった。
「すみません。ギルドの依頼で来ました。運ぶのはどれですか?」
「おう。兄ちゃんよろしく頼むわ。そこに積んである木材をギルドの倉庫に運んでくれ。そこの台車に乗ってるやつ。これ持っていけたら依頼達成とするからよ。」
ずんぐりとしたちょっとごつめの男が説明してくれる。
木炭を作る材料かな?牧の束が台車一杯に積んである。これ、普通に持って行くのは大変だ。なるほど。そりゃー、この依頼誰も受けないよな。
「すみません。台車に乗ってるやつ以外の牧、全部持って行ってもいいんですか?」
「にーちゃん、何言ってるの?持っていける訳ないだろ。持っているもんなら持っててくれ。」
”フン”って感じに鼻で笑われた。まぁ、いいや、持っていこう。
「台車、いりません。全部持っていきますね。報酬、弾んでくださいよー」
「はいはい。じゃ、持って行けるだけ持ってって。」
手で、ヒラヒラと追い払うような感じで言ってくる。無理だと思っているんだろう。まぁ、普通はそうだわな。
俺は、空間収納に一気に入れる。その様子を、男が見ていた。
「何!あんちゃん、アイテムボックスが使えるのかい!それはすごい!なんか、邪険にして悪かったな。こっちにもあるからこっちも持っててくれ!」
「はいよー。」
俺は、牧の束を入れる。その場所にある木材はすべて俺の空間収納に収められた。
「では、ギルドに戻りますね。」
「あんちゃん、ほんとに助かったよ。また、よろしく頼むわ」
「了解っす」
俺は、帰りに薬草を採取しながら戻る。この辺の薬草は取り尽くしたかな?
さて、戻りますか。
《転移》
城壁近くの人気のない所に転移する。そして、冒険者ギルドに向かった。
「はーい。ただいま戻りました。」
「はい。おかえりなさい。あれ?木材は?」
エイティーが不思議そうに尋ねる。
「ありますよ。どこに置けばいいですか?」
「では、裏の倉庫に入れてください。」
倉庫がある場所に周る。倉庫を見てみるとそんなに大きくないので全部入らない…
「すみません。全部入らないんですがどうすればいいですか?」
「へ?どれくらい持ってきたんですか?」
「全部です。」
信じられないという顔をされてしまった。まぁ、そうだろうけど。
「じゃ、倉庫に入るだけ入れて、残りは適当に空いているところに置いてください。」
「了解っす。」
俺は、倉庫に”ざらざら”と出していく。そして、倉庫が一杯になったので隣の空地に全部出す。そして受付に戻り、
「薬草はどこに置けばいいですか?」
「あ、ここでいいですよー」
「え、ここでいいんですか?大変なことになりますよ。」
そう言ってカウンターの前に薬草も”ざらざら”と出す。
「えー!!ちょ、ちょっと、待った、待った。」
エイティーがストップをかける。
「だから、言ったじゃないですか。多分、依頼50回分位はあるんじゃないかと…」
勿論、それ以上あるが俺でも使いたいので1/3程度にしておこう。
「‥‥」
「こっちに持ってきてください。」
魔獣などを解体する広場に連れてこられた。
「ここに出してください。」
「はいよー。」
薬草を”ざらざら”と出す。大体、大体馬車1台分程度はあると思う。
「もしかして…」
エイティーが裏に周る。その後、エイティーの悲鳴が聞こえた。
・・・
「アルファードさん、酷すぎです。」
エイティーはむくれた感じで俺を見る。
「でも、まぁ、沢山ありがとうございます。量が多いので確認作業に時間がかかりますが後程また来てください。しかし、アイテムボックスが使えるんですね。どれだけ入るんですか?」
「これ、アイテムボックスじゃないから、無限に入りますよ。」
「・・・、あなたは何者ですか?アイテムボックスでもすごいのに。これだけで一生もんですよ。」
ため息交じりにエイティーは言った。
「うーん。まぁ、いいじゃないですか。依頼達成ってことで!また後で来ますね。」
俺は、笑いながら言いその場を後にした。
ギルドの酒場に行き、ムラーノを探す。いつもの席に彼はいた。しかし、いつもと違うのは、彼の周りに見たことがある冒険者達と楽しそうに話す彼の姿がそこにあった。
「ムラーノさん、こんにちわ。」
「おう、依頼はどうだ?」
「まぁ、ぼちぼちです。」
「まぁ、最初はなかなか報酬のいい依頼は無いが地道にやればそれなりに貯まるはずだ。まぁ、頑張れや。そうそう、紹介するよぜ。この3人が俺の元パーティーメンバーだ。」
知っているけど。俺は3人にお辞儀をし、
「初めまして。新米冒険者のアルファードです。まだまだ若輩者なので先輩方、よろしくお願いします。」
3人のメンバーも挨拶してくれた。
「俺は、パーティリーダーのビートル。剣士だ。彼女が回復術士のシャラン。で、こちらが魔術師のセリカ。」
「シャランです。よろしくお願いします。」
「僕は、セリカだよ。よろしくね。ねね、タカミの知合いなの?」
セリカが身を乗り出して俺に聞いてくる。”やべ、どうしよう。取り合えず適当に答えるか。”
「そうなんですよ。タカミはまだ子供なのにすごいですよね。聞くところあのウォーレン大魔導士の弟子というじゃないですか。驚きましたよ。」
「僕もウォーレン師匠の弟子なんだよ。タカミは僕にとって弟弟子って事になるね。」
”ふっふーん”って感じでセリカは答える。
「それは、すごいですね!今度是非、ご指導お願いします。」
「うん。うん。先輩として新人君を育てないといけないからね。」
セリカが胸を張って話してるとシャランが
「もう、セリカったら、調子に乗って。アルファード君、ごめんなさいね。」
「そうだそうだ。セリカ、あまり調子になるなよ。」
「なんだよ。皆して僕を悪者扱いして」
セリカが少しむくれる。
「いえいえ、そんな。皆さん、是非、仲良くしてください。それで、ちょっと教えてほしいのですが、この辺で魔物がよく出没するところはありませんか?」
「そうだな。街近郊は、ギルドの依頼で冒険者たちが駆除しているから少ないが、森や山の中腹辺りから魔物が増える。だから、森や山に行く依頼があった時は気を付けろよ。」
「なるほどですね。ありがとうございます。自分は、依頼を確認しに行こうと思いますので失礼します。」
俺は、ビートル一行にお礼を言ってクエストボードを見に行く。
俺が受けられる依頼だと解体や掃除のクエストしか残ってない。うーん、エイティーが集計終るまで解体の依頼でも片付けるか。依頼を受けるために受付に行く。奥では、エイティーさんが一生懸命薬草を整理している。
「すみませーん。この依頼を受けたいのですが。」
「はーい、ちょっと待って。今行きます。」
奥からぱたぱたとエイティーさんがやってくる。
「この解体の依頼ですね。受理しました。よろしくお願いします。」
「ほーい。では言ってきます。」
そう言って、現地に向かう。建て替えのためだろうか結構な大きさの家である。冒険者が数名一生懸命取り壊し作業をしているが、なかなか手間取っている。
「すみません。冒険者ギルドから解体の依頼で来ました。」
すると、現場監督風の男がやってくる。
「いやー、助かるよ。思いのほか大変でね。家が大きいからなかなか作業がはかどらないんだよ。そこの皆と協力して作業をしてくれ。」
時間つぶしのために簡単に終わらせようと思って来たんだけど・・・一気に片付けるか。
「監督。すみません。これ、全部壊しちゃっていいんですか?」
「そのために来たんだろ。とっとと終わらしたいから作業に取り掛かってくれ。」
「では、一気に壊しますから、危ないので作業している人を離れさせてもらえませんか?」
「ん?どうやって壊すつもりだ?」
「爆破します(笑)。」
「何言ってるのか分からないけど、取り合えず任せるよ。おーい、皆、集合だ。」
そう言って、現場監督は作業をしている人達に声をかける。
「これで全員ですか?」
「ああ。そうだが。」
「では、危ないので下がってください。それでは始めます。」
そう言い、俺は魔法を使う。
《結界》
まずは、防御結界を作り周りを囲む。被害が外に出ないようにするためだ。そして
《爆裂》
ドゴーン!!建物は木っ端みじんに吹き飛び砂埃が上がる。それを見ている冒険者たちはあっけにとられている。
結界を解除し、粉々になった瓦礫を空間収納に収める。
「はい。終わりました。依頼達成でいいですか?」
「あ、あぁ、そうだな・・・」
ってゆうことは、ここにいる全員が依頼を達成したことになる。
「な、何があったんだ…」
一瞬、全員があっけに取られたがすぐに歓声に変わる。
「お前すごいな!!!今のは、なんだよ!!」
「はい。爆裂の魔法です。」
「こんな魔法使うの、中央帝都の魔導士くらいだぞ!何者なんだよ!」
皆がわーわー言ってる。
「あ、つい最近冒険者になったアルファードです。どうぞお見知りおきを。」
そういってお辞儀する。
さて、依頼完了の報告に戻るか。
戻ると、エイティーが俺を待ってる。
「集計終りました。薬草採取依頼分が78回分、運搬が37往復分で小銀貨78枚と銀貨37枚です。」
”ふぅっ”という仕草をしながら言う。そして、俺からギルドカードを受け取ると、石板の上にのせる。石板が光り、ギルドカードが更新される。
「あ、ギルドランクが上がりました。次回からブロンズランクになります。これは、最速ですよ。凄いですね。」
そう言いながらギルドカードを俺に返す。ギルドカードを見てみると、ランクがブロンズに変わっている。
「今後はアイアン、ブロンズ、シルバーのランクの依頼が受けられるようになります。頑張ってくださいね。」
「ありがとうございます。すみません。先ほどの依頼、達成だと思うのですが受付よろしくお願いします。」
俺は、解体の依頼の話をした。
「え?でも、さっき受けたばかりですよね?あの依頼、大変すぎて人手が足りないって追加で来た依頼ですよ。兎に角、確認しますね。」
エイティーが依頼を確認する。
「あ、本当だ。完了になってる。アルファードさん、どんな魔法を使ったんですか?
「爆裂の魔法です。」
俺は、素で答える。エイティーが目を丸くしている。冗談のつもりだったのだろう。そんな冗談は俺には通用しません(笑)
「兎に角、これも依頼達成の実績に含めます。追加で銀貨1枚お渡ししますね。」
そう言うと、俺のギルドカードを再度受け取り、魔道具に通す。そして、ギルドカードと銀貨1枚が手渡される。
「アルファードさん依頼達成ありがとうございました。ギルドカードと報酬です。」
微笑みながらギルドカードと報酬をくれる。あー、この子の笑顔はやっぱ癒されるなぁー。、この笑顔も報酬だね。今日は、これ位にして帰るかなぁー。
本日も読んでいただいてありがとうございます。また、明日も更新します。次回は、少し医療を含めた話になります。
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これからも、よろしくお願いしますm(__)m
******大和市にある冒険者ギルド酒場が舞台の物語。******
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