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いい子のおやくそく。

作者: パパ

こうちゃん。こうちゃん。


いい子になる、おやくそくだよ。

いい子には、ごほうび(プレゼント)があるよ。


ひとつ。


ごはんをたべようね。いっぱいたべて、おおきくなろうね。


ふたつ。


おふろにはいって、きれい、きれいしようね。


みっつ。


ねんね!ねんねして、変身!(ゼロワンとか)のユメをみようね。



ママは、たいへんなんだ。キツい、キツい。


いつも、ごはんをつくってくれるよね。


いつも、まいにち、おそうじをしてくれるよね。


いつも、おせんたくをガンバてる。



ママ、たいへん、たいへん。たいへんだ!



だから、こうちゃんが、コンコン!カゼひくと、ママは悲しいよ。

にがいけど、ガンバて、おクスリ飲んで、はやく元気になろうね!


わるい子は、ママとパパとお別れしなくちゃいけないの。


ピーポー(おまわりさん)がきて、『わるい子発見!』連れていっちゃうんだ。


さみしいね。かなしいね。


だから、こうちゃん。


いい子になろうね。


いい子は、みんながほめるてくれるよ!


『えらい!えらい!スゴいね!イケメンだ!』


みんながほめるから、サンタさんのお耳に聞こえるんだ。


サンタさんは、いい子に12月25(クリスマス)にプレゼントをくれるんだ。


いい子にねんねして、待ってようね。


『いい子にしてた、こうちゃんには、プレゼントをあげよう。』


あ!ほら、忘れないで!

物を人からもらったら?


そうだね! 『ありがとう!』


パパとの、おやくそく。


大事な、おやくそく。


こうちゃんにあげれる、パパからの贈り物。


ーーーーーー大人のこうちゃん。


この贈り物は、きっと、こうちゃんがおヒゲが生えて、パパになったら、分かるかな。当然、漢字も読めるでしょうから、漢字で書くね。


君はとにかく、寝ない子だった。ごはんも、遊び半分。おふろはなぜか、好きだったね。


今、君は三歳。


ママは本当に大変そうに、毎日を頑張ってる。


でもね。君が笑顔で色んな話をする時、超大作の絵(中身は不明)を仕上げた時、お箸を上手にできた時、トイレができた時、ママは本当に嬉しそうに、パパにお話してくれます。


お休みの度に、君が成長していることが分かって、パパも本当に嬉しい気持ちです。


三十年後には三十三歳。


あっという間だと思う。


でも、まだまだこれからだぞ?人生五十年って、昔の人は言ったが、今では百歳も夢じゃないんだ。楽しんでいきなさい。


私が同じ歳くらいの時に、君に出会いました。


君を抱っこしました。


とても小さな君が、今では、重くて長く抱っこできません。


それでも、嬉しくて仕方ない。


これを書いている時も色んな思い出がめぐり、自然と笑顔がこぼれます。


この世に神様がいるなら、心から感謝したい。


世界で一番のかわいい、息子。こうちゃん。


生まれて来てくれて、ありがとう。君は私の生涯で一番の贈り物だよ。


だから、パパも君に贈ろう。『いい子のおやくそく。』


君が幸せな人生を歩めるように、心からお祈りしています。


パパ


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― 新着の感想 ―
[一言] 愛に溢れるお話ですね! じーんとしました。
2023/04/28 20:05 退会済み
管理
[一言] ふふふ、こうちゃんってば寝ない子なんですね。 寝る子は育つと言いますが、寝ない子は本当に寝ないんですよねえ。どうして眠くないのとこちらがびっくりしてしまいます。 こうちゃん、しっかり寝ない…
[一言] こうちゃんへのパパへの愛情が溢れまくっている優しいお話でした。 パパは毎年未来のこうちゃんへの手紙を書いているのでしょうか。 この、三歳のこうちゃんへのプレゼントが何であるのかも気になりま…
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