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「ピンぼけゴールド」のあとがき


 2014年8月。

 Steamのセールで安売りされていた『Civ5』を入手した私は、あらゆる文明に手を染めていく中でポーランドに出会いました。

 社会制度が人よりも多くもらえる国……とても謎です。

 しかし調べているうちにいつのまにか当地の歴史や文化に魅了されていました。中世なのにやたらと民主的・だけど西欧の絶対王政にはパワー負けしてしまう。

 なによりも格好良いのが有翼騎兵フサリア!

 あんなんで突撃するなんてヨダレが出そうですよね。

 そんな夢中になっていた時期に書いたのが『ピンぼけゴールド』です。

 タイトルの元ネタは「誕生日にイギリスの石をプレゼント」のあれになります。わかりやすいですね。


 ちなみに珍しく大阪以外を舞台にしていますが、これは設定の都合によるものです。「忍ヶ堤」という校名はモロに水攻めから採りました。



 某所の夏祭り企画に応募した本作は、当時の私が陥っていた「ある傾向」に気づかせてくれました。

 地の文で笑わせようとするばかりで、楽しい会話が少ない。

 目からウロコが取れました。

 たしかに本作は序盤から長文のオンパレードです。ポーランド人とフランス人のハーフである主人公ハンナ・オモチツキが文句をぶつぶつと漏らすのがツカミになっています。

 これはこれでやり方ですが、決して「読んでもらいたそうにしている作品」ではない。

 今度こそ作家を目指すためにも新しい書き方を模索すべきだと思い知らされました。


 とはいえ、キャラクターには力を入れたのでハンナやロニーの性格は今でも気に入っています。

 いずれ他の作品のサブキャラとして登用したいくらいです。



 なお、私の中のポーランドに対する傾倒は今でも続いておりまして、ネットで調べたり、借りてきた議会セイムに関する専門書を読み漁ったり、ついにはポーランド小説のプロットまで組んでしまいました。

 2015年に書き始める予定の作品で、タイトルは『オプツィ(仮)』。


 ポーランドをモデルにした民族・ポルスキ人がヨーロッパを支配しているという設定で、他の非支配民族はインディアンさながらに「オプツィ」と呼ばれる居住地に閉塞させられています。

 さらにオプツィでは出産制限まで設けられており、だんだんと人口が減っている有り様。

 ポルスキ人の方も「自由拒否権」の横行で議会セイムが停滞しており、また王権の貧弱さを補うための五月憲法も大地主・マグナト七家門により有名無実となりつつあります。彼らはシュラフタと呼ばれる上級階級の中でもトップにいる人々で、貧しいシュラフタから土地を買い取って権勢を拡大させているのです。

 対外的には東大陸のダテルク帝国が聖都アヤテナ・ザンディオンを制圧。東西両大陸の結び目を奪われたことで世界的なポルスキの地位が下がりつつありました。

 それに伴って各オプツィでは反乱が多発。

 ポルスカヤ共和国は鎮圧にお金をかけることになり、さらに窮乏している。そんな聖暦1650年ごろの物語です。

 ちなみに主人公はオプツィの一つ、コーポ・オプツィに――おっと。これ以上は書きたくなるので止めておきます。

 かなり気合を入れてプロットを組んでおりますので、来年の生気ちまたにご期待くださいませ。

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