巻き込み勘弁
受験で更新できませんでした。
間空いちゃってスイマセン(
朝・・・
それは1日の始まりであり、俺の嫌いな時間。
太陽って眩しすぎだろ。
寝起きの俺には「こうかは ばつぐんだ!▼」みたいな表示がされてるに違いない。
俺は眠い中チャリに跨り学校へ向かった。
「遼平ー」
ん?誰か呼んだか?
後ろを振り向くと愛川が通学カバンを此方に投げてきた。
俺の顔面に。
当然眠い中対処に追いつくはずがない俺は顔面でカバンを受け止めてチャリはバランスを崩してぶっ倒れた。
「いってぇー!何しやがる!」
「約束」
は?約束?そんな覚えはないな。
「約束?そんな覚えはないぞ?」
「今日のお昼よろしくね♪」
何言ってんだコイツ、意味がわからん。
「一体何のことだよ?」
「わからないの?」
「わからん。知らん」
「最初の生徒会の集まりで遼平が送れたおかげで私池上君に賭け負けたよね?」
負けた奴は昼奢るとかだったっけな。そういやそんなことあったな。
「それがどうした?」
「遼平のせいで負けたんだから遼平がお昼奢りなさい!」
「はぁ!?」
「もちろん、私の分も!」
ふざけんなっ!俺はそんなに金持ってねぇよ!
実は、昨日ゲーム「夢物語~DreamStory~Ⅱ」を買ったおかげで金欠状態。
(夢物語~DreamStory~:主人公が夢で敵と戦うRPGゲーム、戦闘システムがおもしろい)
昼奢る金どころか俺自身のにもピンチだってのによ・・・
金あったとしても奢らないけどな。
とにかく、俺が金持ってないことを言えば諦めるだろ。
「俺昨日ゲーム買ったから金ないんだよ」
「それじゃ貸そうか?」
即答かよ・・・。俺金ないこと知ってるのか?
「それは遠慮」
「じゃぁお昼どうすんの?」
「てかなんで俺が奢るの前提なんだよ」
「アタシが負けたのには遼平に責任あるからに決まってるじゃん」
早速トラブル発生確定、もちろん標的は俺。
・・・こうなりゃ巻き添えだな。
「俺が遅れてくる方に賭けたお前にも責任がある!」
「えぇ!?」
何言ってるんだろうな、俺。
そのまま話はヒートアップして―
俺は諦めた。
だってもうめんどいし、眠いし。
「もうわかった、昼飯奢るのは無理だけど他に何かしてやる。」
「じゃぁ・・・・お弁当作ってきて。もちろん手作りでね!」
「はいはい、もういいな。じゃあ・・・な・・・?」
あれ、めんどいから話流してOKしたけど何かマズイことになった気が・・・・
「やったぁー!それじゃお弁当明日よろしくね♪」
「え?わ、わかった」
愛川はそのまま校舎へ去って行った。
何か強引に押し切られた感じするけど。
それにしても、どうしてこうなった。
まず話をまとめるか。
1、愛川が池上との賭けに負けたのが俺の責任だと言う
2、俺は反論する
3、話がヒートアップする
4、もうめんどくなってきた
5、適当に話OKしとく
6、明日の愛川と池上の昼飯は俺の手作り弁当
イヤイヤイヤイヤ、ムリムリムリムリ。俺が料理するキャラに見えますかww?
ていうか愛川さん家事全般得意ですよね?料理って貴女の分野ですよね?
俺の分野は基本遊び系ですよ?料理とか家庭の時間にやった程度ですよ?
でも、まぁ、こうなったのは俺のせいじゃないわけでもないし・・・
仕方ないか。男に二言はない!
誰かに弁当の作り方で聞くか・・・・
アテがないな・・・
校内放送で「俺に弁当の作り方教えてくれる人は至急生徒会室まで」ってのは流石に無理だろうし。
ていうかそんなの俺が恥ずかしい。
帰りに料理本でも買うかな。
こんなんで金使うなんて予想外すぎるけど・・・・・
てか時間やばい!このままじゃ遅刻になるな。
俺はチャリをチャリ置きに置いて、校舎へ走った。
―アトガキ―
左右「それじゃ、前回言ってた通り詳しく自己紹介を」
神崎「弁当・・・作り方・・・料理・・・材料・・・」
左右「どうした?」
神崎「うぉ!?いや、なんでもない。自己紹介だったな」
<生徒会長>2-A 神崎 遼平 (かんざき りょうへい)
身長:176cm 体重:64kg
好きな物:ラーメン、ゲーム
嫌いな物:貝、勉強、大野先生
見事にくじびきで選ばれ、今年度生徒会長を務める。
ある意味強運の持ち主?愛川と幼馴染で池上と親友。
神崎「こんな感じ?」
左右「そんな感じ」
池上「それじゃ、次回は俺かな?」
左右「そうなるかな、次回よろしく」
池上「はいはい、わかりました」
左右「それじゃ」
神崎「感想待ってm・・・あれ?・・俺だけ?」
左右・池上「感想待ってます!」
神崎「え、おい!!」