思ったこと言っちゃえ
紙切れなくして体育館ステージに棒立ちしている俺。
俺、只今絶賛絶望中。
生徒+教師達が見ているな・・何か言わないとな。
こういう時こそアドリブが大事、その場に合わせて行動すればいいはずだ!!
とりあえず、
「えーと、生徒会長の神崎遼平です。」
・・・・次言うことわからねえええ!!!!
アドリブ?ナニソレ?オイシイノ?
駄目だな、もうどうにでもなれ。
俺は思ったことを次々と言葉にしていった。
「俺は、生徒会長になったことにかなり驚いた。俺なんかに生徒会長が勤まるのか、俺なんかが生徒会長でいいのか。そんなことを考えてた。でも、俺は生徒会長になった。それなら、俺は生徒会長としてやれることを頑張りたいと思う。絶対めんどうだと思うけどこんな機会滅多にないんだから、損はないだろ?俺が生徒会長になってこの学校が良くなるのか、悪くなるのか、そんなことはわからない。それでも俺は頑張る。だから、みんな生徒会に協力してほしい。」
俺は思ったことを言った。
文法がおかしいとか、そんなことは知らない。
言葉が重なり意味を奏でる。それでいいだろ?
生徒+教師達から、俺への拍手が起こる。・・・これって俺への拍手か?
大野先生の拍手が爆発音にしか聞こえないのは気のせいだ。多分。)
「これにて、生徒会より決意表明を終わります。」
その後、生徒会に集まった俺達
「神崎、お前らしくないけどいいこと言ってたなw」
「うっせー、黙っとけ。」
「会長、少し見なおしました。」
ん?秋宮が俺に「見なおしました」と。これは好感度UPじゃないか!?
てか見なおしました=最初の印象は「頼りない」ってトコか・・・
そういや、紙切れどこいったんだ?
「ところで池上からもらった紙切れ知ってる人いないか?」
秋宮→紙切れって何ですか?
篠原→知りません。
愛川→知らないよー
池上→俺も知らないな(笑顔
「おい池上、お前何か隠してるだろ?」
「いや、俺は知らないって」
嘘付け、笑顔で何言ってやがる。
「ちょっとバンザーイして」
「ん?こうか?」
池上→バンザーイ
俺は池上の右ポケットから2枚の紙を取り出した。
「あ、おい!返せよ!」
えーと何々、1枚目の紙には池上が決意表明の時に言ってた様な事が。
そして、2枚目の紙には俺が言うはずの内容が・・・
「なんでお前がこれ持ってんだよ!!!!!!!!!1」
「だって俺何も見ずに言ったんだぜ?お前もそうしろよー」
「本当は?」
「おもしろそうだったから。」
そうか、俺はコイツのおかげで絶賛絶望中だったのか。
なるほどね、納得、understand
「覚悟はできてるんだろうなあああああ!!!」
俺が池上を追いかけに行った瞬間・・
「お前たち、何やってんだ!?」
教師が入ってきた、てか誰?
・・・・・熱血野郎(大野先生)かよ
「いえ、何もしてませんよ。池上に借りてた10円を拳で返そうとしただけですよ。」
by俺(神崎
「そうそう、俺はそれをキャッチしようとしただけですよ。」
by池上
流石は親友?、話を合わせるのは朝飯前だ。
「それよりなんで熱血y・・・大野先生がここに?」
「今年の生徒会の顧問は俺だ。」
「・・・・・はい?」
今年の顧問は熱血野郎?嘘だろ?
夏場に冷房使っててもセルフサウナできる熱血野郎と?
地球温暖化の原因の一つは熱血野郎と考えている俺。)
「そういうことでよろしくな、生徒会諸君。」
最悪だ、よりによって熱血野郎かよ・・・
おかげで生徒会長としての大変さが2乗されそうだな。
大野先生が顧問に決まったことが発表?され、今日の生徒会活動終了。
まだ生徒会らしい活動してない気がするけど、楽でいいや。
―アトガキ―
神崎「何だ?ここ?」
左右「アトガキ、まぁ生徒会の報告書的なトコ」
神崎「うおっ!?誰だ?どちら様?」
左右「作者」
神崎「作者さんが出演していいのかよ。大丈夫なのか?」
左右「大丈夫だ、問題n(ry」
左右「それじゃ、とりあえず詳しく自己紹介やってもらうかな」
神崎「了解っ、それじゃまずは俺が―」
左右「おっと、アトガキ長くなるのもアレだし次回ねw」
神崎「折角俺がやる気出したのに・・」
左右「そのやる気は次回に使うこと。」
神崎「はいはい、それじゃ―」
神崎・左右「感想待ってます!」