とある少女の旅物語
ごめんなさい。忙しすぎて投稿したつもりになってました…
ああぁ、困ったなあ。
なんでいいよなんて簡単に言っちゃたのかな。
しかもここどこ?
目鼻立ちの整った、桜色の髪の少女は殺風景な田舎道を肩を落として歩いていた。腰にはそんな彼女には似合わない剣を差して。
もう、何時間歩いてるのよ。
キョロキョロと周りを見渡すが一面なだらかな丘に岩と草。そこに、一本の道が丘を縫うようにうねりながら先へ続いている。
話し方は冷たかったが親切な女神様からはお金や魔法、剣のスキルまで授かった。それは、この世界で生きるには充分過ぎる力だと言っていた。
けどさ。ぼく、そんな殺伐した世界なんてゲームやアニメでしか知らないんだけどなぁ。
大きくため息を吐いてから、両手で軽く、本当に軽く頬を叩いて気合いを入れた。
よし、取り敢えず街か村まで頑張って歩こう!
少女はまた歩き始めた。途中でうさぎ型の魔物に追われたり、青くぷよぷよしたスライムに突撃されながら一本道を先に進む。なにが、どこに着くのか分からないまま。
道の真ん中で魔法使い風の格好をした倒れてる人を発見した。
男の人だったらスルーしようと倒れている人の顔をチラッと見るととても整った顔立ちの素敵な年上の女性だった。すかさず抱き起こして容体を確認した。
お姉さん、大丈夫ですか?
ん、んんん。お腹が、
えっ、お腹がどうかしたんですか?
へった。お腹が減って動けない。ついでに魔力も切れた。
ぼくは収納魔法に何か入ってないか確かめると、親切な女神様はぶ厚いお肉の挟まったパンとミルクを何食か用意してくれていた。それを魔法使い風のお姉さんに渡すと、ムクっと起き上がり、ぼくから奪うように勢いよくパンを食べはじめた。
人はお腹が減って死にそうだと、お礼なんか言うよりも先に食べるんだ。
なんかとても世知辛いものを知ってしまったような気がする。
急いで食べたせいか、パンを喉に詰まらせたみたいで、ぼくはミルクの入った瓶を手渡した。
彼女は片手で胸元を叩きながら、空いている片方の手でミルクを受取り、それを一気に飲んだ。
安堵したのか、彼女は大きく息を吐いた後に、ぼくにこう言った。
お嬢さん、ありがとう。お陰で助かったよ。でも、私は男だ。女性ではない。私は名をオーリン。偉大なる魔法使い、オーリンだ。助けてくれてありがとう。
ぼくは絶句した。普通自分の事を偉大だなんて言わないよね。そんな頭のおかしい人とは関わりたくないよ。ぼくは、そのまま何事もなかったように立ち上がると逃げるように駈け出した。
ちょっと、なんで逃げるんだい!
ぼくは男の人が、大っ嫌いなんだよっ!
必死に逃げるぼくを、魔法使いの男が走って追ってくる。さっきまで倒れてたくせに異常に元気過ぎる。
私にお礼をさせてくれ!
要らないから。そんなの要らないから、追いかけて来ないで!
ぼくは次の村までノンストップで走って逃げるも、彼は必要に追いかけてくる。
そして、彼はしつこくしつこくぼくに付きまとい。色々あって初めての旅の仲間になった。
男性は大っ嫌いだ。
けれど、次に仲間になったのも何故か傭兵団の団長をしてるポチスロットという男性だった。凄く強い元騎士らしいけれど、名前がとても変。
そんな変な二人と、何故かぼくがポチスロットさんの傭兵団を率いて、来た道を戻り北へ。
女神様。ぼくはこの世界で不幸続きです。呪われたりなんかしてませんよね。
もし、次の仲間になる人が現れるならば、歳上のかっこいい素敵なお姉さんでお願いします。
そう毎晩お願いしたせいなのかもしれない。
ぼくは素敵な歳上のお姉様と知り合い。そして、彼女が仲間になってくれた。ただ、この地では蛮族と呼ばれる原住民族の族長だったのだけれど。
「さあ、アーシャ。ロンドンを落とすわよ」
微笑みながら、髪の長い赤毛の女性が、そうぼくに言う
そしてぼくは、親切な女神様から授かった聖剣を右手で空に掲げた。
「戦さと勝利の女神はここにあり! この手で奪われたこの地を取り戻せ!」
ぼくは白馬に乗って先頭を走り、敵に突撃した。
ねえ、女神様。
ぼくはなんで戦争なんかに巻き込まれてるのでしょうか。
ここから、こんな危ない国から。ぼくは逃げられますか、女神様。
どうか女神様。
ぼくを幸せの地へ、お導きください。
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