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忍部  作者: 上鍵心之輔
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ああ、そうだったね。


ほこりの中で誰かが言った。

「???」

「な、ゴホッ」忍座先生が驚いていた。

これを言ったのはいったい誰だろう。

まずは大事なことが一つある。

それは、声の主が男性か男子/男だということだ。

これがどうして大事かって?

これはあることのカギになる。(まあちょっとしたカギだけど)

まずは彼、金木を疑うかもしれない。

しかし、彼ではないことが僕(上鍵)は証明できる。

まずは、ここらへんはほこりが結構落ちている。

なので、彼が壁に激突したときに、たくさん舞い、なぜか周りが全く見えなくなった。

普通なら、少し舞い上がり、誇りが飛び回るのが見えるほどだ。しかし、これは違うかった。まるで砂漠で砂嵐が起きているように(そのもう少し抑えた感じ)、周りが見えなくなり、目にほこりが入りそうなぐらいだ。

そのほこりの中で、岡名たちはせき込んでいた。

彼はどうやってこんなにすらすらという?彼はこのほこり嵐のど真ん中にいた。彼が話している問いに、せきを一度もしなかったのはおかしい。別にマスクを着けているわけでもない。口の前は完全におーおぷんだ。

それじゃあ岡名?いや、岡名も違う。

もちろん岡名は性別不明人間(男なのか女なのか、性別ができない人間)だ。

しかし岡名は今聞こえた声よりは高い。

これで岡名は無罪が確認された? 違う? 声を低くすればいいって? それも実はないんだよ。

誰も知らないことだが、話を楽にするためにいう。岡名は…声を変えることがめちゃくちゃ下手だ。勝手に変わらないと、変えることができない。

彼女がもしも自力で声を変えたとしてもほとんどの人は変わったところがぎりぎーり分かるほどだ。もちろんのことだが、これを聞いた人は、適当に聞くと、必ずこういう。

「岡名、…声、なんか変わった?いつも通りに感じるんだけど。」

という感じだ。

だから、声を変えても、さっき聞いたみたいな声は出すこと99.9%不可能だ。

それじゃあそれじゃあ忍差?まあそれは誰でもわからうだろう。

彼女は無罪だ。

彼女はまず、女子だ。しかも、いつも高い声を出している。マスクをしているが、腕で目を隠しているし、少しはせきをしていた。多分少しいだけどうにか入ったのだろう。彼女のマスクはもう彼女の顔にぺたりと張り付いていて、まるで忍者が耳から上を完全にちょん切ったみたいなものだ。外すとしても、給食の時だけだ。

それじゃあ忍座先生?忍座先生は男性だ。それに、声を変えることなどめちゃくちゃ簡単だろう。しゃべり方を変えるのなど、その話し方さえ知っていたら、ありを追いかけるように、たやすい御用だ。それじゃあ彼に決まり…

お前は馬鹿か!(そう思った人にだけのことー)

どうして彼が自分で言ったことに、反論を犯す?そんなことをする人ではなさそうだ。それに、今日はエイプリルフールスデー(4月1日、4月馬鹿と呼ぶ人もいるが、僕はこう呼んでいる。)でもない。彼は先生だ。こんなみんながさわさわするジョークなどを出すだろうか。もしもそうならば、イメージ台無しーだ。もう一つ言わせてもらう。それは、彼もほこりをかぶっているということだ。いくら彼でも人間だ。せきぐらいはする。別になんかほこりをかぶってもせきをしないように作られた改造人間でも、宇宙人でもない。生身の人間だ。

そう。

その犯人はほこりから一番離れていた…

博だ。どうして博がこんなことをするのかは分からない。しかし、犯人は彼しかいない。

ほこりが舞い落ち、静まると、みんなが博を見た。

彼は小型系のパソコンを持っていた。どこから取り出したかは別として、彼は「だからこの争いを終わらせるんだよ。」と言った。

彼の顔はまるで誰かが苦しんでいるのを楽しんでみているかのような、不気味な顔だった。

彼はパソコンを開き、猛スピードでキーボードからキーボードへ指を走らせた。

「それじゃあショーの始まりだ」彼はエンタージーを押し、タッチパッドでどこかをクリックした。

すると、そこら中からあるものが出てきた。

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