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「ああれ?嫌われてる?」彼は少ししょんぼりとした。「そ、そのだがな…お前さんは確かに強い。だが少し強すぎるんだよ。俺たちが全員力を合わせても勝てるはずがない」
「一応手加減はしていたんだがな…」彼はひとりごとのようにぼそりといったが、その場が静かすぎて完全に聞こえていた。「あ、あれが手加減しているというのか…」皆は逆に下がった。
すると、一人の男性が現れた。「それでは私が相手をしましょう。ちょうど暇だったのでね」その男に彼は圧倒された。
いったいどこから現れた…気配すら知らなかったぞ その時悟った。目の前にいるのは自分よりも強い者だということを。
「そ、それならよろしく頼む」嫌な予感がしたが、彼は前に踏み出した。「それでは…開始!」腕相撲が始まり、小四郎は本気を出した。
だが、「!?」腕はピクリとも動かなかった。「君の力はそれだけかね」その気はないのは顔を見ればわかる。だが、その言葉を小四郎は挑発として受け取った。
全力の力を超え、本気の本気で力を入れた。
が、まだ動かない。ほんの少しも動かなかった。
こ、こいつはいったい何者だ…そもそも人間なのか? 小四郎は信じることができなかった。「こんな人間が存在したとはな」小四郎はニヤリと笑い、隙を作った。「もらった!」彼は思いっきり腕を押し、倒した。
… いつもなら聞こえる音がしない。普通なら机にぶつかる音が聞こえる。「あぶないあぶない、もう少しで負けるところだった」彼は地面すれすれで止めたのだ。「そんな馬鹿な」一瞬の隙さえとれば勝つのはほぼ100%だ。
「お前は何者なんだ」小四郎は恐怖に満ちていた。
どこかで見たことがある…サラリー…まさか… 「私は通りすがりのサラリーマンだ」小四郎はこの人物を知っていた。昔、金木たちと争ったときに突然と現れ、突然と消えた人物。隙だらけなのに手も出せなかった人物、警察からはサラリー殺しと呼ばれ、殺してもいいという人物らしい。「お前、昔に見たことがあるよな」小四郎は手を放し、負けを認めてから少し後ろに下がった。
「はてな、覚えていませんよ。あなたは日本で気に有名、こ…」小四郎は慌てて彼の口を閉ざした。「それを言うなって」小声で耳打ちをしてから手を離した。「これは失敬、それではこの2人をどうにかしますか」
彼は金木ともう一人の少年を見た。「さあな、とりあえず起きるのを待つか。ってか今起きたし。噂したら起きるもんだな」金木はさっと起き上がり、今の状態を見た。「!」彼はサラリー殺しを見ると驚き、空中に飛びあがった。
飛び上がったというのは本当に飛んだということだ。天井を振れるほどだ。「やっと起きたか、それで、いったいなぜここで腕相撲をしていたんだ。しかもなんか机は鉄になっているし。説明してもらおうか」だが、金木ももう一人の少年も口を閉ざしたまま話さなかった。勿論だ、2人とも話すのを苦手とする似た者同士なのだから。
「俺が説明する」一人の男が前に歩み出た。
「初めにこのガキが入ってきた。初めはなにもおかしく思わなかったが一人と腕相撲をすると一瞬で勝った。だからそこにいたすべての人が対決したが誰一人と彼に勝つことができなかった。」彼の後ろにしょんぼりとしていいる人が集まっていた。「お前ら男らしくないぞ…」小四郎はあきれるだけだった。
「そこへ彼が来たのだ。ここでは意外と有名な人物でな、彼に勝った人はいないのだ」そのまま説明は続き、意外と早く終わった。「そういうことか。少し考えさせてくれ。これは」
何かがおかしい




