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「見つけた」金木と忍差は1つの家から下を見降ろした。2人の視線には1人の男性いた。「行くぞ」2人は飛び降り、彼の前に出た。「止まれ」しかし、彼は全く止まらなかった。「止まれ」もう一度前に出て言ったが、男性は消え、2人の後ろに出てきた。そして、そのまま歩き出した。「ちょっと!」忍差が呼び止めても全く気が付かない。しかし、この人は目的人物だということだけは分かっていた。世奥聞いてみると、彼は何か言っていた。「せ…」「せー…」よおく聞くと、聞こえた。「セール、セール…」どうやら何かのセールがあるのだう。彼の手を見てみると、何かパンのセールだった。「あん…パン?」どうやら彼はあんパンを買うことに周徴しすぎて2人に気が付いていないらしい。
「ちょっと!」もう一度忍差が呼んだが、全く彼は気が付かなかった。「セール…セール…」彼はずっとそれを言っているだけだった。2人は殴ったりけったりしたが、彼はひらりとよけて歩き続けた。
少しすると彼は3本道で止まった。彼は前左右を見てからぼーっとした。彼はもう一度チラシを見てから左へ歩き出した。どうやら方向が分からなくなったのだろう。
彼は後ろからついて行っている2人のことに全く気が付いていなかった。「…」2人は完全にいらいらしていた。彼が天才ハッカーで空手も知っているのになぜアンパンのセールに集中しているのかというのでもない。彼が2人を無視しているからではない。彼がとても集中しているからだ。彼は何をしても集中して全く気が付かなかった。それが2人はいらいらしているのだ。理由は分からないが、いらいらしていることだけは分かる。2人は彼が後ろに移動され、2人がぶつかり合ってしまう羽目になった。
目の前で突進が起きているのに、彼は全く見向きもせず、歩き続けていた。2人はにらみ合ってからまた彼に視線を戻した。
そのころ、忍座先生はポカーンとしていた。「何やってんだ?あいつら」彼はあることを知っていた。ある2人が知らないことを。今前にいるのは2人の目的人物ではなくて、ただ波が分かる。説明しよう。この世界は何もかも波で作られている。その波の感覚を覚えれば目を閉じていてもすべてのアリ、すべての人、すべての虫からすべての取りまで何もかもわかる。しかし、それを覚えるのは大体4年かかる。簡単かと思えるかもしれないが、とても大変なことだ。毎日4時間目を閉じ近くのものの波に集中して、一切気をそらしてはいけない。少しでもそらすだけで1からやり直し、だから普通の人はできない。忍座先生も6年試したが、失敗した。しかもそれはじっとしていないといけないし、誰かに押されただけでもやり直し。そしてできたとしても、もやもやで周りのものが分かりにくい。それから完璧になるのは1人1人で違う。1人は1年かもしれないし1人は6カ月かもしれない。とてもすごい人は1日でできるかもしれない。その間毎日波を感じ、起きている間はできるだけそれに集中しないといけない。それに彼のようにあそこまで分かる人はとても努力したのだろう。しかし彼は目的人物ではない、とても身体能力が高い人が、ただのサラリーマンと言ってもいい。学校で見たサラリーマンだと言い張る人はいるかもしれないが、違う。彼はどうやらどこでもいそうな服装の人だ。スーツにネクタイ、手には先ほど言った通りにチラシを持っていて、もう一つの手にはバッグを持っていた。しかし、忍座先生は何かを気づいた。
こいつ…何かがおかしいぞ…




