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「おっはよー!」と岡名がいつものように金木に駆け寄ってきた。
「今日はどんな授業があるかわかる? あ...」急に岡名がしょぼんと顔色を青くした。
「今日は5時間目に英語のテストがあるんだった.. ねえ金木ー、どうにかしてー!」と彼女はねだってきた。
岡名はとても色々な人と友達になっていて人気者だが、勉強のことになるともういつもクラスの平均点よりも下だ。
なので、彼女はいつもテストになると、金木に助けをねだっている。
「分かったよ...」と金木がぼそりというと、喜んで彼女は彼に飛びつこうとした。
しかしもちろんいつものようによけられて、地面に顔をぶつけている。
宿題の手伝い
勉強はいつも保健室の奥の小部屋を借りてしている。
咲先生がとてもやさしくて、そこを特別に貸してくれているからだ。
なぜか金木は咲先生とだけはいつも話すことができるようだ。どうしてかはもちろん誰も知らない。
いつものように金木に聞くと、無視されるし、咲先生に聞くと、「秘密」と言われる。
「ここは何?」すべての質問を聞いてくるような人間(岡名)が質問第2番、問3を聞いてきた。
問題は、
〈第2番
この文章の中に間違いがある可能性があります。
それを書き換えてください。
1, I like this piano = ( )
2, this is a piano. = ( )
3, Why you like games? = ( )
4, Japan uses japanese. = ( )
5, No I don't like you. = ( )
6, There are many school. = ( )
7, Which does you want? = ( )
8, I like this pen. = ( )
9, Can i borrow this? = ( )
10, Can cana borrow this pen? = ( )
11, can I play this game please? = ( )
12, I cant go to your house sorry. = ( )
13, It Is ok. = ( )
14, Whyre you sad? = ( )
15, This food isn't that good. = ( )〉
「ここは「do」がないんだよ...だから答えは「Why do you like games?」だよ...」とまるでささやいているような声で素早く問題を解いた。
「へー!よくわかるねー。やっぱり金木は天才だねー。何でもできるんじゃないの?」と目を丸くして嬉し声を出した。
「そんなことはないよ...」
「ここは?」
「そこは..」
そこへある二人が入ってきた。
「ん?お前らもここに来たのか?」
「あ、名詐欺博!どうしてここに来たの?」
と、いつものようにイキイキした声に戻っていた岡名が博に飛び込んでいった。
彼は金木と岡名と同じクラスだ。
しかし、ドスッと地面に顔をぶつけてスライドした。
しかし、別によけられたわけではない。博は運動神経は結構悪い。
ただ単に岡名の飛ぶ力が少なすぎて彼の前で地面に顔をぶつけただけだ。
「いたー..」彼女は鼻を抑えながら震えていた。
他のみんなはため息をついた。
「はー」
「俺たちも勉強しにここを借りさしてもらっただけさ。」と、いつものように冷静な口調で彼は言った。
「それとその横にいるのは...誰?」岡名は博と一緒に来た女の子を指さした。
すると、金木はまたもや、ため息をついた。
「人に指を向けることは礼儀違反だ。まあ彼女は今まで同じクラスにいた忍差里美じゃないか。」お前はバカか?という顔で彼は岡名を見ていた。
「あんまり目立ってないから気づかなかったよ..ごめん」
と、彼女はドローンとした顔と体で忍差に誤った。
「それでどっちがどっちに教えようとしているの?」と気を取り直した岡名がいつものような生き生き声で2人に聞いた。
「こっちがこっち…」
忍差がその質問に自分を手で刺した後に博を刺して答えた。
どうやら忍差も無口らしい。声がとても小さい。
「何を教えてもらおうとしてるの?」と少しニヤニヤしながら博に聞いた。
「英語。」
彼はなぜか少し顔を赤くしていた。
その理由はただへんてこな理由だ。彼は自分は自分を天才だと思っている人なので、こんな簡単な問題ができないと思うと少し恥ずかしく思うのだ。
「オー。僕たちとおんなじだねー。一緒にする?」とグイグイと岡名は博によって言った。
「俺たちはいいよ。な、忍差もそう思うだろう?」と博は遠慮したが、
「私は一緒にやりたいわ。実際では少し教えるのめんどくさいのよね…」さっきよりは少し大きな声だった。
「え?」と、驚いた顔で彼は忍差を見た。
「僕も…」金木が同意だ。という顔でひとこと言った。
「え!?」
「それじゃあ多数決で決まり―。それじゃあ一緒にやろうか。」とさっきよりももっと大きな声で言った。
ガーン… 彼はひざと手を地面についた。