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忍部  作者: 上鍵心之輔
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主人公の名前は金木小太郎かなぎこたろう

金木はただの中学1年生。

今は学校に行き途中。

すると遠くから、「おっはよー!」と幼馴染の岡名花見おかなはなみが走ってきた。

「ハイタッチー」しかし、ザー。僕はただよけました。

「いたー、何するんだよー!」と手をぶんぶんふってきたが、僕は無口でいた。

「なんか言ってよー!」しかし僕は何もしゃべらなかった。

「はー、君は本当に無口だね。」と、岡名はため息をついた。

すると急に彼女は金木に飛び込んできた。

ドサッ

「いたたた、なんでよけるんだよう。」

金木は色々な教育を受けているため、ひらりとよけることができた。

するととうとう「べつにいいじゃないか…」

と、とても小さかったがボソリとつぶやいた。

「んー?聞こえなかったよー。なにーーーー?」

すると金木はすたこらと走っていった。

「ちょっと待ってー!」と、慌てて岡名がついてきた。


1時間目は音楽。

「それじゃあ1時間目だ。音楽室に行って来い。」

しかし、そこら辺から「嫌だなー」とか、「音楽では何をするのでしょうか?」とザワザワ声が聞こえてきた。

「ねえ金木さん!一緒に行きましょうよ!」と平木奏ひらぎかなでに呼ばれた。

金木は嫌そうな顔でコクリと一振りした。

「それじゃあレッツゴー!」と彼女が言うと、ダダダー!っと金木は走っていった。

「あ、ちっと待ってー!一緒に行くんじゃないのー!」金木は見た目とはけた違いの人間だった。

まるで異世界人間だ。

なぜかというと、テストの成績はいつも1位だったし、体育などもいつも何でもできる。もう完璧人間だ。

しかし、彼はすごいね。とか、何でもできるんだね。とい言われるといつもぼそりとこういう。

「それは全く違うよ。僕にはできない事がある。」

みんなそれが何かを聞くが、彼は一切答えない。

一人意外。

その人物は保健室にいる咲先生さきせんせいだ。

みんな知っていることだが、彼はいつも昼休みに保健室に行っている。

その中のことは誰も知らない。時々話し声が聞こえるが、それはいつも咲先生だけだ。

彼の声は小さすぎて外からは一切聞こえない。

誰も知らないのはそれだけじゃない。

先生がそのことをいくら聞かれても、いつもこういう。

「それは秘密」

それに、誰かがのぞこうとすると、金木が気配を察知して、追い出している。

彼の察知能力は神並みだ。多分忍者がののぞいて、彼がヘッドホンなどで音楽を聴いていても気づくだろう。

それにもしも彼が気づかなくれも、咲先生も結構察知能力がいい。

例えば、昼休みに、ドアが少し開いていた事に一人の女子が気づいた。

その中から、咲先生の声が聞こえてきた。

その中をそっと覗くと、金木と咲先生が話していた。

「それと...」と咲先生が言いかけると、咲先生は金木に耳を貸してとささやいていることをかすかに聞こえた。

そして、何かを言っていた。すると、金木が返事をしていた。

口の動きで考えてみると...「し・っ・て・る」と、そっと覗いている女子の方を見てきた。

女子は焦ってササッと猫のように4本歩きで逃げていった。

こんなに察知力がいいので、殴られたりハグをされたりする事が一切ない。

それに、10人ほどに告白されたこともあるが、彼はすべてを拒否している。

そういう感じの少年の話が今から始まり。

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