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てつのかたまりの大冒険

作者: (流れ星)㍉


とある剣と魔法の異世界で4メートルを超す程の黒い狼と肩に目玉型の機械を浮かせた少年が戦っていた。


「おい、ナビィ!?さっきからずっとこのオオカミの体、切ってもすぐに治っちまうんだけど!!解析はまだ終わらないのか?早くしてくれ!」


『現在解析中………3、2、1、…解析完了。個体名ヲ[フェンリル]ト断定。正体不明ノ再生能力ヲ、スキル ト判断。勝率50% 』


「…マジかよ。50%かぁー。よし!じゃあ今回は逃げるって事で。時間は稼ぐからナビィは転移魔法の詠唱しておいてくれ。」


『了解シマシタ。詠唱完了マデ残リ5分。』


「グルアアァァァァ!!!」






◇◆◇◆◇ ???





………うーむ。凄い戦いだ。この世界に転生してからここまで激しい戦闘は始めて見たのではなかろうか。


あ、自己紹介がまだだったな。コホン。我輩は鉄の塊である、名前は鉄お。ちなみにだが二週間程前に我輩の目の前を通った女の子がつけてくれた名前だ。まぁ、家に持ち帰ったは良いのだが、母親らしき人物に「そんなばっちいもの捨てて来なさい!!」と怒鳴られてしまいそれからすぐに別れることになってしまったのだが。


ちなみにだが、今は涙無しには語れない程に色々あり、目の前で戦っている少年の相手であるフェンリルとか言う名前の爪から見えない斬撃を飛ばす黒い狼の持ち物になっている。ん?何故持ち物になっているか解るのか、だって?


それは、この世界は自分の身体能力などが数値化して観れるからである。不本意だが、我輩ので良ければ見せてやろう。まぁ、我輩のはツッコミどころが多いであろうがな!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族(レイス) てつのかたまり Lv 2


名前(ネーム) 鉄お



HP: 100/100

MP: 40/40



STR:25

DEF:500

DEX:0

SPD:0

INT:20

MID:400

LUK:2


称号

転生者 鉄の塊 綺麗な石ころ 投げやすい石 不変 世界で初めて魔法を使った鉄鉱石 浮石 勝手に転がる ツルツルピカピカ ばっちい物 噛み心地の良い石 フェンリルのお気に入り


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



まぁこんな所だ。因みに、レベルとやらが2に上がっているのは我輩が小さな村の前で佇んでいる時に村人に拾われ大きな蜘蛛に投げつけられた事があってな、当たりどころが良かったのかそれとも大きさの割にまぁまぁ重い我輩のおかげなのかは分からぬがとにかく即死していていたのだ、その蜘蛛は。レベルはその時に上がったようだ。


他にも旅をしている錬金術師(アルケミスト)に拾われ錬金術の材料にされかけたが、何故か我輩には錬金術が効かないらしく不変の石ころだと言われた事もあったな。その後、道端に捨てられたが。


後、称号に関してはノーコメントとさせて頂く。おっと、そんなことより我輩の話をしている内に少年の逃げる準備が出来たようだ。我輩としても、転移魔法とやらを見てみたい。





◇◆◇◆◇ 謎の少年


「さぁて!もうそろそろお別れの時間だぜ、オオカミさんよぉ〜。頑張らないと折角の餌が逃げちゃうぞーっと。」


『動物相手ニ挑発ハ余リ有効デハ無イト進言シマス。』


「こうゆうのは気分なんだよ。覚えておいた方がいいぜ。っと、時間だ。じゃあな、フェンリル。また会おうぜ!」


……ビュン。


「アオォォォォン」


一瞬の後、そこにはフェンリルの鳴き声だけが響いていた。





◇◆◇◆◇ 鉄お





…………ふむ。本当に一瞬のうちにどこかに移動した様だ。非常に興味深い。よし、我輩にも次の目標ができた。それは転移魔法を覚える事だ。最近は毎晩オオカミにガジガジと噛まれる日々が続いている。そんな日々が続くのは御免なのでな!


もしこの魔法を覚える事が出来たのなら、この世界を大冒険できるのではないか?さて、それでは何か進展があればまた会おう。



感想とか評価が貰えたらつづく



………………………………………………かも?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一読したときの雰囲気はいい感じでした。 鉄巨人てきなものを想像したのですが、そういうものをメインに持ってくるのがおもしろいな、と。 特に、オオカミにガジガジと噛まれる、という一文は雰囲気…
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