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バイル村モンスター討伐 前編

モンスターという敵と今回は主な戦闘です。

 任務当日。

 ついに外線だ。

 目的地は「バイル村」モンスターが襲撃したという危険地帯。

 そこの村を助ける。

 聖騎士としての役目らしいから行くほかない。

 門扉の前に数十人規模の聖騎士と数万の一個大隊の兵士が集まる。

 兵士は聖騎士ではない。俗称的にあらわすと普通の騎士らしい。

 聖騎士とこの兵士の違いは大まかに優騎がアリシアから聞いた話では力量や身分が左右されてるらしい。

 兵士のほとんどが傭兵や盗賊崩れの集まり集団といったところであった。

 本来、優騎は本当はいいとこで兵士の上位に入れるとかだったようだ。

 今はこのむさくるしい支給された鎧のようなプロテクターが嫌で仕方がない。

 兵士はその点甲冑が薄っぺらい胸あてのみである。

 そっちのほうが良かったと感じてしまう。

「では、門を開きなさい!」

 門番が門を開場し街の外観が見えてくる。

「では、進軍します!」

 『バイル村』に向け、馬を動かす。

 街の中では民間人が道を開けるようにしてモーゼのごとく開いていた。

 そして、エールを贈っている。

 まるで、漫画やアニメで見る王道ファンタジーものそのものだった。

 こういうのはたいてい王女だけに送ってるものかと思えば聖騎士もそれなりに優遇されるようだった。

 今回は王女は同行はしていない。

 王女には城で別件の仕事があるとか。

 会議やらなんやらだとそれは悟れるというものだ。

「あとは任せました」

「りょ、了解です。アリシア聖騎士団長。ご武運を」

 アリシアが境界線の門前の兵士に国の守護を懇願し兵士が了承にうなづく。

 ついに街を進んで境界線の門前を通り抜けていく。


 *******


 山道や川沿いを突き進むこと数時間かかってついにひとつの廃れた村が見えてきた。

 燃えてしまったような焼け跡の小屋がいくつも転々としている。

 アリシアが右手を上げたことで他の部隊団長も自分の部隊に停止の合図を送るように背後へ首をもたげ、左もしくは右で後ろへ手を振る仕草を行った。

 下がって停止である。

 この合図はざっと軽く出立前に

 第5聖騎士隊隊長クリュルッハ・エーベルッツ隊長におそわっている。

「アリシア団長どうしたんですか?」

 第4聖騎士隊長のスールがそっと彼女に呼びかける。

「敵が――」

 そのときだった前方から大きな直径10センチくらいの火球が飛来してくる。

 アリシアがすぐに防壁を展開する。

 クリュルッハも防壁を他の聖騎士隊長も自分の部隊を守るように防壁を展開していた。

 ここが兵士と聖騎士の違いだ。

 兵士というのは魔法に優れたものがあまりにも少ない。

 その点、聖騎士は通称――魔導騎士と呼ばれるほどに魔法に優れた騎士。

 魔法によってできた半透明の壁が火球の猛攻撃から身を守る。

 優騎たち第5聖騎士もクリュルッハ隊長の防壁で身の安全が保たれている。

 けど、ある1部隊は出遅れていた。

 悲鳴が耳をつんざいた。

『あぎゃぁあああああああああ!』

 目の前で燃え上がる第4聖騎士隊の半数。

 そして、目の前からトカゲのような姿をしたボロ布の兵士が現れる。

 まるで、盗賊の格好をしたトカゲ人間。

 違う。

 優騎の記憶にひとつの単語が口から出てくる。

『KNIGHTOFSEVINS』で雑魚モンスターとして出ていたある種族がいた。

「サラマンダル」

「総員、戦闘態勢!」

 アリシアの掛け声で一斉に剣を抜く。

「第5は第4の手当を、第1~3はサラマンダルを討伐致します!」

 ざっと、指示が送られそれぞれが動き出す。

 優騎の第5は馬から降りて第4の手当に向かう。

 しかし、手当といっても優騎には魔法を扱う事など出来はしない。

 他の人たちは第5部隊の人は第4部隊の負傷者の体の治療に当たっている。

 そして、第1~3はサラマンダルと激しい戦闘を繰り広げていた。

 サラマンダルが吐く火球を回避し、接近してから斬撃を与える。

 まさに獅子奮迅である。

「うぅ‥‥」

 目の前で、あの憎い男スールが優騎の足元にすがりつく。

「たすけてくれ‥‥たのむ‥‥みすてないでくれぇ‥‥‥」

 あの強く威張ってた男がこうもあっさり弱音を吐いてしまう。

 それが戦争なのかと理解させられる。

 痛々しいまでのやけど。

 アマイマスクの顔が真っ赤に焼けただれ死にかけている。

「‥‥なにしてる? ‥‥魔法の扱い知らないならどいて」

 ここで、横合いに入ってきたクリュルッハに邪魔者扱いされるように優騎は蚊帳の外に追い出される。

「ちっ」

 若干ふてくされながら戦闘の光景を見いってたとき遠目に光を見た。

「ん?」

 光で『KNIGHTOFSEVENS』をしていた頃のことを思い出した。

 あるモンスター対戦を行ってた時にひとつの軍団をいまのアリシアたちと同じように相手をしていたら突然遠方から光線を放たれ一気に体力を削られた記憶があった。

 そのあと数秒後に突然『WARNING!』のテロップ表記であの時は何事かと思った。

 出てきたのは『キリン』とか表記された最強モンスターで数体のゴブリンとペルフォスという馬の体をしながらも鳥のような鎧を身に付け鳥のような羽を生やした奇妙なモンスターを従える親玉。

「まさか‥‥アリシア! やばいのが来る! 一旦引け!」

 団長に向かった言葉遣いではない。

 でも、優騎の真骨頂で敬語は苦手であったためにただの上から目線で指示を仰ぐしかなかった。

「っ! 誰に向かって口を聞いて!」

 そのときだった。

 遠方の光が大きくなった。

「ちくしょう!」

 優騎は刃を地に突き立て叫ぶ。

「聖剣を糧にその力を奮い立たせろ! レミアス!」

 地面が一気にスケート場のようにあたり一面を凍りつかせこの場にいる全員を囲うような氷のスノードームを作り上げる。

 数秒後ドームに強烈な一撃が当たる。

 ドームが揺れ、全員がその一撃の衝撃を目の当たりにした。

 ドームが次第に崩れ落ちる。

 そして、アリシアやほかの聖騎士、兵士はいまの一撃から守られたことをやっと理解してこちらを見た。

 最後の最後まで温存しとくつもりだったレミアスに言われた力を使ったことを悔しがりながら優騎はアリシアを見つめ怒り任せに吐き捨てた。

「アリシア、たぶんキリンって奴が来る」

 優騎は直感で悟った。

 神は『KNIGHTOFSEVENS』で俺に共用力まで兼ね備えさせたのだ。

 だとすればまたモンスターも同じである。

「っ!」

 サラマンダルがかしづくように俯き、奥から現れた雷を放つ一本ヅノのたてがみの獣のような馬に従うようにその後ろへ移動していく。

 その背後には――

「予想通りかよ」

 ゴブリンとペルフォスまでいた。

「そ、総員! 気合を入れてください! 全力戦闘です!」

 言ってることむちゃくちゃな発言だがこの場にいる全員がどういうことを示唆してるかわかる。

 やばいから全力で戦え。

 身を守れ。

 そして――キリンが嘶き頭上から雷光が落ちた。

キリン戦開幕です。

3部構成もしくは2部構成の予定でこの話をやります。

第2章の話はまだまだ続きます。

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