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集会所

ユウキの逃避行は3部作無しとなります。


「ここが集会所かぁ」

 

 在り来りな木造2階建ての構造の建物。

 内部は数十人もの人がいて受付カウンターがあってそこに列が軒並み並び手続きをとってる人がいた。

 階段脇には依頼書の掲示板があり、そこにいろんな以来の指示書が掲載されている。

 その隣には集会所のルール表があった。


「えっと、なになに。この集会所においてランク付けに応じた依頼を請け負うものとする。ランク付けに順次ない依頼は請け負えないものとする。

 なお、初めて依頼を受け負うものは指定の試験を受け、それに合わせた初期依頼の成果によってランク決めを行う。ランクはF~S。

 ランクの上昇は依頼の成果数によって変動を認証するか」


 かなりわかりやすく書かれている内容ではある。

 馬鹿な優騎でも理解はすぐ出来た。

 要は、簡単な話みんながランクというものをつけられておりそのランクに合わせた依頼しかうけられない。

 けれど、地道に依頼をこなしていけばランクは変動しより上位の依頼をこなせえるというシステムのようだった。

 初心者にも応じたシステムも導入されており、傭兵なりたてのものに対しては初心者依頼というものが記載されたものの依頼書が多く貼ってある。

 一枚、初心者依頼書を手に取ってみる。


「遺跡奥地にある宝の搜索か。これなら、楽だろ」


 そう思うやいなや受付の方に並び、順番を待つことにした。

 屈強な男女たちの目線が突き刺さる中で会話の節々で聞こえる。


「あいつ例の」

「ああ、たしかヘルドを倒したっていう話だったろ」

「ヘルドを倒せたなりには見えねえぞ。どこの冒険者だ?」

「いや、みろよあいつ。手に持ってる奴初心者だぞ」

「うそだろ? 見習いだってのか? ありえねえだろ」

「今までどこに住んでたんだ? あんな奴いたら見逃さねえぞ」


 噂がとびかい、雲行きは怪しくなるような会話となっていく。

 今にも襲いかかってきそうな勢いの連中ばかりだった。

 ついに優騎の順番が回り依頼者を提示する。


「えっと、初めてですか?」

「ああ」

「では、こちらにサインと所在地を」


 言われたとおり記載をして手渡す。

 すると、受付の女性が眉間にシワを寄せ訝しむような表情で優騎を見た。


「えっと、キジョウユウキさまですね。では、手続きを完了しましたのでこれから依頼について説明をさせていただきますが一点だけ確認なんですがこちらの依頼なんですがこちらの不備で初心者依頼ではなくなり現在Sランク依頼に跳ね上がりまして請け負うことができません」

 

 そう言って説明を始める。

 しかし、優騎は気分を害されたようになり口からこんな事を言ってしまう。


「おいおい、それはねぇんじゃねぇの。そちらの不備でだとかであそこに貼っておいて俺は受ける気マンマンだったのによ。で、あんたはこの依頼は俺ができないとでも言う気か?」

 

 まるで、嫌なクレーマーだろう。

 受付嬢を睨みつけながら優騎は腰の剣に手をかける仕草をする。


「俺はその依頼が受けたいんだ。報酬もいいし肩慣らしがしたい。それがいい」


 圧倒された彼女は渋々といった様子で「わかりました」と答えた。

 そのまま依頼を紹介した。


「依頼内容は大変難易度の高い、Sランク級トレジャーの依頼です。バルハ遺跡の中に眠る伝説の宝剣『アイスグラシエル』の回収です。

 この依頼を引き受けた際は依頼が完遂次第こちらに宝を持ってきてください。なお、この依頼は途中リタイアは認められておりませんので責任は一切持ちません。かまいませんか?」


 まるで、ゲーム世界のような会話を聞かされ、優騎はうきうきとしたきぶんになる。

 まわりはぎゃくに騒然としていた。


「あれを受ける気かよ!」

「初心者がSランクか!?」

「噂は本当なのかよ」


 優騎本人はただチョーシに乗って強がってみただけであったのと宝探しだし余裕だろうとかいう軽い思いだけだった。


「ああ、かまわない」

「では、手続きは完了です。いってらっしゃいませユウキさま」


 そのまま優騎は周りの視線を浴びながら集会所を出ていった。

 それを観察するものたちが数人いたとはしらずに。


集会所を出立。

依頼を請け負ったユウキに待ち受けるのは一体――

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