【詩】月の光
夜の、それも深い深い夜。
そんな夜の空を見上げると月が丸々と輝いてわたしを照らす。
今日はなんだかいつもより輝いてる。
その時の気持ちによって、その輝きはくすんでいたりより輝いて見えたりする。
雲一つない晴れた夜空。
わたしは好き。
もう5月になろうとしているが春の夜風はまだ肌寒い。
肌寒いだけに空気は澄んでいて、完全な闇ではない夜空は宝箱をひっくり返したように星も良く見える。
このまま手を伸ばせば掴めそうな星。
でもきっと月のすぐ隣にある星でさえ何光年もの距離があるのだろう。
夜はまだ深くなっていく。