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オリジナルファンタジー・オンライン  作者: 2You
第二幕 第二回公式イベント”戦産の宴”

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47.EXTRA BOSS [Cockatrice] Three


「こっちですよ!〔剣術の教え 【シャープエッジ】!〕」


 すももさんが硬直時間中のコカトリスに向かってスキルのエフェクトを纏(まと)った剣を突き刺す。

 すると剣の三分の一がそのまま刺さり、クリティカルの表示が出た。鋭い突きによってコカトリスが悲痛な叫び声を上げる。


「今の攻撃でもHPの減りは先(ま)ず先(ま)ずですか……!物凄い長期戦になりそうですね!?」

 

 その攻撃を放った張本人(すももさん)が言う。確かに今までの攻撃の分を合わせてもまだ九割も削れていない……だけどまだまだポーションは持ってきているから最悪……というか確実になるであろう長期戦になってもある程度は大丈夫……なはず!



「〔糸術 【糸生成】〕!」


 ギリギリ硬直時間中のコカトリスに僕も攻撃を行う。





———が、体に近づくと糸が溶けて行ってしまった……

 やっぱり体に火……というより熱?を纏っているみたいだね……僕が〔糸術〕系で攻撃を与えるなら【熱耐性】付与は必須かぁ……


 コカトリスの硬直時間が終わり、再びヘイト値を稼いだすももさんに突っ込んでいく。


『コカァァァ!』

「〔剣術の教え 【バウンスパリィ】〕!」


 クールタイムが切れたスキルを再び使い、コカトリスとの距離を少し離す。




 それを何度も繰り返し―――











『コ゛ガァ゛ァ゛ア゛ア゛!』

「―――っと!」


 体力が一割以下の時にボスモンスターなどで起こる『発狂』状態。

 手、足、肘(ひじ)、尾(お)、その全てを使い、生存するために敵を倒そうと最後の抵抗で放ってくる無差別な猛攻。


 ……ここまで(HPミリ)まで来るのに大体一時間。

 もうポーションも殆ど残っていないけど、なんとかここまでやり切れた。


 今は無理な攻撃に容量を割かないで回避に専念する!

 そのままコカトリスは数分間動き続けた。

 何回かメンバーが死んだけど、朔さんの回復と僕のポーションで何とか復活させる事が出来た。

 そして、とても長く感じた『狂乱』フェイズも終わり、一分間の硬直フェイズに入った。

 それと同時にすももさんが叫んだ。


「―――ッ!総攻撃!」


 その声を聞き、スキルが許す限りの攻撃を与えた。

 ここぞという時まで残していた〔限界突破(リミットブレイク)〕も使用した。

 体に赤黒いオーラが迸(ほとばし)っている。

 ドンドンと時間が過ぎていき、皆に焦りが見えてくる。


 こういう時にクールタイムが無い〔糸術〕系は助かるね。



 そしてHPバーが殆ど真っ黒になり、最後の一撃をそれぞれ与える。






「はぁっ!〔剣術の教え 【バイタリティバースト】〕!」

「〔水魔法 【ウォーターランス】〕!」

「〔光魔法 【ライトジャベリン】!〕」

「〔弓術 【アサルトショット】〕!」

「〔遠隔糸術 【糸生成】〕!」


 すももさんが防御をかなぐり捨てた攻撃を。

 姉さんと|朔さんが守りを貫通する魔法の槍を。

 ショコラさんが標的(ターゲット)を一直線で突き抜く一本の矢を。

 僕は耐熱性のある鋭い針を。


 それぞれコカトリスに当てていく。そして遂に―――







『コ……カァ……』

《ナギ、ユキ、すもも、朔、ショコラ が”[陽光(ようこう)の森林]エクストラボス [Cockatrice(コカトリス)]を討伐しました》


「「「「「―――! ッ……や、やったー!」」」」」



◆世界観設定

『[Cockatrice]』

『第二区域』西側の[陽光の森林]のエクストラボス。

熱を体に纏っており、直で触れるとダメージを受ける。水属性が弱点。

詳細挑戦条件は〔火魔法〕を取得しているプレイヤーをパーティーに入れていることと、確率エンカウント。

因みにエクストラボスと戦っている最中は他の敵、プレイヤーに干渉されない。

ーーーーーー

【あとがき】

 矛盾や誤字脱字があったら是非ご報告を!コメントや☆も押してくれたら嬉しいです。リアクションも勿論嬉しいです。


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