44.[陽光の熱林]
ショコラさんを仲間に加えて第一の街に戻って、西方面に向かった。
因みに西方面フィールドボスの『コゲコッコー』は、火属性付きの突進をしてくる大きいニワトリだ。
サーバー初クリアは シープアス ケーナ ケーネ 清兵衛 という人たちが達成したらしい。……確かにこの人たちの名前はイベントのランキングで見たかも?
因みに今まで居た東方面のフィールドはずっと[始まりの草原]エリアで、他の西南北は途中からまた別のエリア―――『第二区域』に変化している。そして今回行く、西方面は……
「……入ったね、熱林エリア」
僕はそう言う。熱林エリア、正式名称[陽光の熱林]。このエリアは常に日差しに晒されている特殊気候地域であり、そのせいでこの熱林……というか森林の生態系が周囲のフィールドと様変わりしている。
そしてその影響で、[陽光の熱林]で取れる素材を使用した物は、基礎性能として『耐熱』の効果が付与されている。
勿論日差しの影響はプレイヤーにも反映されており、基本的には熱に対して何かしらの対策をしてくる必要がある。
今回の場合は僕が『耐火のポーション』を作ったのでそれを使用している。
一応図書館に入り浸っていたお陰でレシピを見つけていたので簡単に対策できたので良かった。
そして『耐火のポーション』を作る過程で、『火魔法』を習得しておいた。
なぜかもう取得可能スキルに入っていた。何でだっけ……?
別に今は考えなくて良いかぁ……
閑話休題。
まあそんな訳でフィールドの探索を続けていく。勿論採取をしながら。
「流石に日差しが眩しいわね……」
「確かにそうかも……」
「私もそう思います……」
「あ、熱いです……」
それはそう。火……というか熱を防げても日差しをどうにかしないとこの眩しさはどうにもならない。
眩しいと何か『耐熱のポーション』を使っているはずなのに未だに熱く感じる……
「日傘でもあればいいのだけれど……」
「日傘……あ。そうじゃん日差しを防ぐなら僕でも出来るかも?」
「「「「確かに!」」」」
「おー……見事なシンクロ。それじゃあ早速っと!」
頭上に〔遠隔糸術〕で布のようなものを作っていく。え~っと、確か日傘の基本的な仕組みとしては遮光、遮熱、UVカットだっけ?
UVカットはゲームだから要らないとして―――というかそもそも遮光熱はまだしもUVカットはどういうイメージをすればいいのか分からない……
実は『11.そうだ!図書館へ行こう!』で火魔法の本を読んでいたんですよねぇ……!(正直忘れてたぜ……)
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◆世界観設定
『熱』
それは魔法的要因を含まない天然の非物質。
たとえ魔法で『熱』らしきものを生成したとしても、それはあくまで『火』の範疇にあり、『熱』ではない。
そして『熱』は『火』を構築するものの一部である。そのため、『火』は『熱』に成りえる可能性は無くはないが、『熱』は『火』に成ることは無い。
『火炎』。もしくはそれ以上のものは、『火』より威力が高いが、魔法的要因が大きく、それは二度と『熱』となり自然に還る事は無いだろう。
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【あとがき】
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