12.調合は気合いとヤケクソ
次の日になり、10時になったらログイン!
また図書館に来た。
えーっと……あった!『調合学1』!
―――〔調合〕は素材を組み合わせてアイテムを作る、〔錬金〕と似て非なる物だ。
〔調合〕は物理的要因が混ざって、〔錬金〕は魔法的要素が混ざって完成する物である。
また、〔錬金〕は量産するのに優れており、〔調合〕はより性能が優れる。といった点が上げられる―――
―――的なことが書いてあった。
よし、ちゃんと出てるな〔調合〕!
あ、そういえばギルドで指南をしてくれるって総合ギルドの掲示板に書いてあったからちょっと習ってみようかな……
「えーっと…今ですか?」
受付嬢さんに相談してみたらそう返された。
「はい。何かダメなことがあるんですか?」
「あるにはありますが…本当に受けますか?」
「まあ受けられるなら……」
なんか少し心配になってきた……大丈夫かな……
「じゃあ三十分後にギルド地下一階指南室の18番席に来てくれますか?」
「は、はい…」
もうちょっとだけ〔調合〕の勉強しとこ……
あれから三十分が経ち、早速階段を降りて指南室に。
「こんにちはー」
指南室は思ったより広く、十数人のプレイヤーがNPCから指南を受けていた。
18番席は……あそこだ。
既に人が座っている。NPCなので師匠キャラなのだろう。
「あの…指南を受けに来たナギと申します。よろしくお願いします」
「おお、来たねぇ。じゃあ早速HPポーション十本!勿論全部素手でねぇ!」
「え?あ、はい!」
な、何なんだ?
とりあえずHPポーション十本を作った。
「出来ました」
「いーや。作り方が全然良くないし品質は100以上じゃ無いとねぇ。作り直し!」
……指導を受けながら十分近く掛けて品質100ポーションを十本作った。疲れたけど、きっとこれで―――
「ちなみに十回連続じゃ無いと認めないからねぇ!」
もう疲れたんですけど!?
「ちょっとぐらい休憩させてよ!」
「だめだね!体に染み付けないとねぇ!」
「くっ! もうこうなったらヤケクソじゃぁぁ!」
もう気合いで全部こなしてやる!
「できたぞ十回連続!」
「ほぅ。良いじゃあ無いか。よく私の訓練に適応できたねぇ……」
本当に疲れた。常に全集中しないと品質100は達成できないから……
でも最後の方は―――
「これで終わり?」
「いやまだMPポーションが出来てないじゃあないか」
「だぁぁぁぁ!」
MPポーションを作り始める。
HPポーションとの違いは使う葉の違いだけらしい。
まずは魔草を完全に粉末になるようすり潰していく。ここをサボると薬草や魔草の成分が完全に入らないからね……よし、クリア。そしたら少量瓶に入れる。
次はお湯を沸騰させて素早く、跳ねないように瓶に注ぐ。遅すぎたら満遍なく薬効成分が効かないからなぁ。クリア。
そしてスプーンで混ぜたら完成!
少し簡単そうに見えるけどめっちゃシビアだからそれがキツい……
でもマジで最初よりは上手くいくようになったなぁ……
そしてこれを繰り返して―――
「よし!できた!」
数回失敗して一からになったけどついに出来た!
「おお。よくできたじゃあ無いか。これで脱初心者だねぇ」
「これで脱初心者かぁ……〔調合〕ムズすぎる……」
「じゃあ最後の試験だ。ダブルポーションを作ってみなぁ?」
「!? まだ終わってなかった……」
くっ。ニヤニヤしやがってぇ……
◆世界観設定
『品質』
OFOでの生産系の作業の値。
これが高ければ高いほど、効果や耐久値などが上がる。
品質を100にするのはひとまずの生産職の課題だ。
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【あとがき】
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