第25節「なんちゃって夏休み」
俺は「ル」。ル氏tと呼ばれる。
夏休みが欲しい。冬休みや春休みも。いっそ秋休みも欲しいぞ。
と、思っていたら、
風邪ひいた。
夏風邪は馬鹿がひくらしいので、俺は馬鹿だ。
地方復興は若者、よそ者、馬鹿者が揃えばできるらしいので、きっと地方復興に役立つのだろう。しんどいが多分無駄じゃない。
ヘルシーマートでやたら咳やくしゃみをしていた「神様」が運んできてくれたんだろう。
俺に夏休みをくれてありがとう。こんちくしょうめ。
病院にも行って薬ももらったので数日で治る筈。
バイトに行けないので、自由だ。体に負担をかけない程度にいろいろやろう。
キッチンの棚に確か買い置きが…あった。
意外と安いのでなんとなく買っておいた。未来予測の的確さ。天才かもしれない。地方復興は別の人に任せよう。
「桃缶」
開缶の儀。器にシロップと共に移す。ラップをかけて冷蔵庫へ。
よく冷えるまで待つ。この楽しみこそ至福。
あぁ、食事も作るの面倒。
焼肉のタレに穀物酢を加えると冷やし中華のタレっぽくなるらしい。
そして、重曹で麺を茹でると中華麺っぽくなる。
そうめんで試してみよう。
和風キムチとベーコンを添え「なんちゃって冷やし中華」の完成だ。
暑い日はまだ続く。
そろそろ、桃、冷えたかな。「生命」の実。そして桃太郎の親。いただくとしよう。
第25節「なんちゃって夏休み」ここまで。




