20/28
第20節「ワンコインの選択」
俺は「ル」。「ル」氏と…そろそろこの説明飽きた。
だいたい、カレーライスで良いと思う。
ワンコインで核ミサイルのボタンとカレーライスのどちらかが手に入るなら
俺は迷わずカレーライスを選ぶぞ。
何を入れてもおいしい。
出たな、天然スパイシー。
ノンシュガーレスカットフリーな「ゴー」さんだ。
ゴーさんは自然に俺の向かいに座り、危険なボタンを押した。
最新鋭の技術の粋を集めたボタン。子供なら戦争してでも押したがる。
押したら給仕さんが来るアレ。
「デミグラスごはんを」
ハヤシライスと違うのか?
「具がありません。プレーン。あとからなんでも入れられます。」
俺のカレー理論に真っ向から勝負を挑んできたぞ。
だが、確かにプレーンも魅力的だ。具無しお好み焼きは金欠の時、よく食べる。
だが、この戦いに負けるわけにはいかない。
抑止力として核のボタンを手に入れなければ。
ワンコインで。
第20節「ワンコインの選択」ここまで




