12話
昨日は予定が立て込み投稿できませんでしたのでその分今日は2本投稿します!
「ハァァァァッ!!」
身体の限界を超えて強化されたカザミの鋭い蹴りが機械仕掛けの天使を襲う。
「………………」
機械仕掛けの天使は蹴りが当たりそうだった脇腹付近をぐにゃりと歪ませて凹める。
「利己主義!」
カザミの勢いは途切れる事はなく、【利己主義】の技能で両手にそれなりの片手剣を創り出した。
剣ノ 千草からコピーした【剣術適性】の特殊技能により剣系統の武器を装備した場合に全ステータスに補正がかかり剣術系スキルの効果も高まる。それに加えて【二刀流剣術】のステータス補正も加わり戦技も解放された。
「戦技、双解斬!」
二刀の剣を使い対象の弱点部位を狙う戦技。使用時には敵の弱点部位が赤く見える。
「カイヒフノウ……」
カザミの放った戦技は見事に機械仕掛けの天使の右足と左手を切り落とす。
「一回の戦技で腕が使い物にならないのか……」
機械仕掛けの天使にダメージを与えたは良いが戦技を放ったカザミの腕は筋肉が裂傷を起こし酷い有様だ。
「ダメだ、身体再生が追いつかない」
「イレギュラーのセイメイエネルギーテイカヲカクニン」
機械仕掛けの天使は攻撃の速度を早めるとこれで終わらせるとばかりにカザミを切り裂き続ける。
「ぐっ…………魔力切れはとっても苦しいって聞いたからやりたくなかったけど、ここでやられるくらいなら!」
身体を切り裂かれながらも右腕に魔力を集中していく。その濃度はとても濃く荒れ狂う暴風となって顕現していた。
「神狼の嵐終断!」
ズダボロの右腕から放たれるのは神狼の魔法である無数のかまいたち。至近距離のため1つ1つが必殺の威力であるそれらを機械仕掛けの天使は身体中に受けてしまう。
「ハハ、ざまぁみろ………………」
同時にカザミの魔力は底を着き意識を失う。魔法を放ったカザミの右腕は手首から先が失われてしまっていた。
『ギフター、ヤシロ カザミの上位存在撃破を確認。上位存在の残骸から複数のギフトを作成。第一ギフト、称号の付与。第二ギフト、特殊技能の統合強化。第三ギフト、技能の統合強化、第四ギフト、【利己的な共鳴】の派生技能作成。第五ギフト、天壊装備一式。ヤシロ カザミ、天を滅するものに祝福を』
ヤシロ カザミ
年齢 16
性別 男性
職業 エゴイスト
称号 イレギュラー・神狼殺し・逆天の申し子new
レベル 59→70(MAX)
体力 A→S
腕力 A+→S
防御力 A+→S
速さ S→S+
魔力 A+→S
運 SSS+
《職業技能》
【技能略奪】 LV3→LV5(MAX)
【利己主義】 LV3→LV5(MAX)
【絶対服従】 LV3→LV5(MAX)
《特殊技能》
【利己的な共鳴】【共鳴魔力】new
【天壊に至る器】new
【剣術適性】【神狼の魔力】
《略奪・複写技能》
【全剣術】LV5 new
【技能剣】LV5 new
【複写魔法】LV5 new
【影転移】LV4
【疾風歩法】LV1
【身体再生】LV3→5
【神狼式戦闘術】LV5 new
『上位存在の敵対度を更新、全ギフターの強化プランの作成開始…………』
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