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タスケゴエ

君からのタスケゴエ

作者: ヒルデ

「もう無理、タヒにたい」

深夜一時二十五分、君からのLINEが鳴る。

私はこの文を見てもう驚くことは無くなっていた。ああ、また少し辛くなってしまったんだね。本当に死んでしまう人はタヒにたいと口に出さないとか相談しないとかを何処かで見た。だからまだ君が僕を頼って話してくれていること、一人で勝手に消えてしまってないことに安心してしまう。


ただこんな君からのタスケゴエを聞くと、私は少し困ってしまう。私は文豪や思想家でも、心理学者でもない。だから君にとってかけてほしい言葉が、私が君に伝えたい「死なないで」がどうやったら伝えられるのかがわからないのだ。

だから私はどこかで見た素敵な言葉、言われて嬉しかった言葉を記憶のかけらから拝借して君への文を綴るしかない。本当なら私なりの表現を生み出したいものだが。きっと君も聞いたことがある言葉たちで、綺麗事とも取れる文しか作れないのがとてももどかしい。


ただ信じてほしいのだ。君に心から生きてほしいと、消えてほしくないと思っていることを。君にとっては残酷なことかもしれないし、私の自分勝手であることも承知した上で。


君からタスケゴエが届くたびに私は安心するのだ。

君が1人でいなくならないことが、空っぽな私がまだ君から必要とされていることが。


こんな理由で君に生きてと伝えるのは我儘だろうか。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

思ったことをつらつらとまた書いてみました。


「君」視点でのお話も投稿致しましたので、お読みいただけると幸いです。

https://ncode.syosetu.com/n6609hy/


語彙力乏しい中三が書いたのでアドバイス等思ったことあれば教えてほしいです。


追記:タスケゴエシリーズを作ってみました。

まだこの2話しかありませんが思いついた時にぽつぽつと更新したいと思います。

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― 新着の感想 ―
[一言] 「君」視点も読んだのですが、まずは本作単独作品として。 悩んでいる人自身になれない自分の声を届けることは とても難しいことで それよりは事実を示すほうが、伝わる気がします。 この作品の彼…
[一言] 「君」が主人公に依存しているようで、主人公も「君」に頼られることに依存しているような不思議な関係性だと思いました。 それでも主人公が「君」に生きていてほしいと願う気持ちは本当だから、我儘であ…
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