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三兄弟異世界へ行く  作者: 山原のキジムナー
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現世の神様からの依頼を受ける

最終話までは出来上がっているのですが物語の色付けと構成で手間取っています。右手の人差し指1本でポチポチと打っているため月曜日~金曜日にに色付けと構成をして土日に打つようにしています。素人の自分の趣味で書いているため、誤字脱字、話の区切りがへたくそのため皆様には温かい心で見てもらえれば幸いです。次話投稿辺りから描写が酷くなってくると思いますが無理せずにお読みください。

気が付いたら真っ白い霧の空間におり、時空神ナターシャ様がいた。

「時空神ナターシャ様、おかげでおじいちゃん、おばあちゃん、紗栄子おばさんに合ってチャンと説明できたと思う。ありがとうございました。今度はユウやマヤを連れて3人で帰りたいと思います。」現世の病院のベットにユウの身体が無かったがダメもとで言ってみる。

「ごめんなさい。ユウは現世に実体がないので帰れません。」やはり無理か「マヤは帰ることができるんですね。マヤを連れていくにはどうすればいいんですか?今度はいつ行けますか?」

「寝ているときに対象者のマヤと両手をつないで寝れば問題なく来れますよ。現世との時間のずれや私達神々の諸事情にもよるけど異世界時間で半年~1年後になります。もしその時が来たときはステータスに表示が出るようにしておきますのでそれを見て帰って来てください。でも今みたいにこの神々の空間には入ることなく現世の病院のベットに直接行くことになります。後注意事項として、いろんな異世界がありますが、神々の取り決めにより本当は他の世界の物を持ち込みはタブーとされています。いろんな世界の秩序を壊すことになりかねないのです。でも今回の件に関しては、今行っている異世界の神が私達現世の神に喧嘩を打っているようなものだから、こちらの世界の物を持っていくことは許可します。でも異世界からの価値のある者の持ち込みはできません。アイテムボックスから出せませんので覚えておいてください。向こうで価値のあるものは持ち込めないので注意してくださいね」最後、同じ事を念押しするかのようにそう言って自分に意味深にウィンクする。何かの合図だろうか?そう思っているとユウの鬱陶しい髭と髪のことを思い出したので聞いてみる。「ナターシャ様、ユウが魔法のMPを上げるには髭や髪を伸ばすほうがいいと言ってたんですが本当ですか」「昔の迷信ね。確かにほんの少し0,01%程は上がるかもだけど気にしないほうがいいわ。それよりは魔法のMPを使い切って気絶するほうが若干上がるからこの方がおすすめね」ユウの鬱陶しい髭や髪を切るのが決定した。マヤも怖がっているし切ってやろう。

「今回直接帰るところを来てもらったのは、今回のことを神々の会議に掛けた際、大騒ぎになっているからなの、今後の異世界の神との付き合い方や異世界の神の糾弾で今後の対応について問題視されているの。そのことについて宇宙神創世の星の数ほど名を持つ大神が謝罪をしたいと仰っているので悪いけど来てもらったの。」と言う。だいぶ偉そうな名前のため「いや、気にしないで下さい」と言うと、いきなり全てが光に包まれたかのようになり、姿は見えないが神々しい優しい声がして

「タクトとやら、本当に今回の事すまなんだ。異世界の火の神ロキは地球に居る時も怠けて、悪さやイタズラで人々や神々を困らせるため、厄介払いで・・・もとい、心を改めさせるために異世界の神の代替わりで異世界の神をやらせたが同じ事を繰り返し、異世界の人族が全滅寸前まで来ているとの事、どうもロキの息子大蛇ヨルムンガンドやロキの娘の冥府の女王ヘルのイタズラや悪さが更に酷いらしい、現世の神は異世界の神に手出しができないんじゃよ。よってタクトよ冒険者をしているそうだな。お主に依頼をしたい。」

「分かりました。いったい何をすればいいのですか?はっきり言って俺は弱いですよ。」

「うむ承知の上だ、人は神には勝てぬのだ。仮に人が神を殺したとなると気まずいのでこのランプに封じ込めてほしい。」目の前にアラブで使われていたランプが現れる。

「えっこれは、魔法のランプ・・・」「ほう、知っておるのか話が早い、このランプの口のコルクを取り口を相手に向け、相手の名前を呼び相手が返事をすると神だろうが、悪魔だろうが、魔王だろうが、すべての者が、このランプに吸い込まれる。中に入ると全ての力を封印される。スキル、魔法、あらゆる力、個々の力が封じられ何者もそこから自力では出てこれぬ。ランプに閉じ込めたらコルクを忘れずに占めるんじゃぞ。万が一コルクを閉め忘れ、或いは取れてしまっても大丈夫じゃ、一時的に出れても一度入った者は奴隷魔法、拘束魔法、能力封印が掛けられていて、10分程で中に強制的に戻ってしまう。ランプの持ち主には手が出せないから安心してくれ、どんな力も使うことができない牢獄となるのじゃ、3体迄入ることができる。本当に出すときは特定の相手の名を呼べば出てくるが、同じ相手には一度しか使えないだろうから、注意して使うのだぞ、処理に困ったら此処へ持ってくればよい。私が預かり改心したら出してやろう」

「分かりました。依頼をやらせていただきます。」そう言って魔法のランプをアイテムボックスに入れる。

「うむ、依頼料の前払いとして私の加護とスキルをやろう。そう言えばタクトが行っている異世界の国の一つが勇者召喚の魔法を使って成功させたそうだから、無理して魔王を倒さなくてもよい、魔王は向こうに任せても良いが、力を貸してやれるときは協力してやってほしい。又、異世界に送った力ある勇者達をロキや息子大蛇ヨルムンガンドや娘の冥府の女王ヘルが時代を前後させたため、まだ生き残りが居れば、助けてやってほしい。衣食住と仕事を与えてやってほしい。」

「分かりました。なんとかしてみます。」魔王を倒せとか言われたら凹んでいたから助かる…光があふれて気が付くとユウの家のベットに寝ており側にユウとマヤがベットにもたれて寝ていた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

閉話  マヤ

お兄ちゃんは弱い、お兄ちゃんが死んだらあたしは此処で一人ぼっちになってしまう。(この時点ではまだユウを兄弟と認めていない)

そんなの嫌だ。絶対に嫌だ。一人ぼっちは嫌だ。あたしはお兄ちゃんより能力があり才能があるなら、あたしが強くなって、お兄ちゃんを守ってあげるからね。あたしは絶対に強くなる。

マヤが勇者に目覚めた瞬間であった。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

自分の体をチェックしてみるが、傷も痛みもない健康体のようだがすごく腹が減っている。マヤとユウの頭にそっと手を置くと2人して目を覚ましたので「ありがとう2人いや、みんなのお陰で助かったよ。」と言うとユウとマヤが大泣きして抱き着いてきた。「お兄ちゃん3日間、目を覚まさないから心配したよう。」びっくりである現世には3時間しか行っていなかったのに3日も経っているなんて、もしかして現世の1時間がこの異世界の1日と同じかもしれない。だから時間制限があるのかもしれない。

俺が死んでからの体験を言う。みんなが俺を助けるために何度も俺にヒールを使った事を観ていたこと、神様の件、現世に戻っておじいちゃん、おばあちゃん、紗栄子おばさんにあった事等を簡単に話すとユウとマヤがポカーンとうわの空で俺の右目を見て固まっている。

「お兄ちゃん、その右目どうしたの金色になって綺麗」「タク兄その目どうしたんだ右目だけが金色になっているぞ」

「??何のことだ?あっそう言えば宇宙神創世の星の数ほど名を持つ大神様が依頼の前払いを上げるとか言ってたっけ」今は真夜中で2人とも疲れて眠そうなので、後で俺のアパートに来た時に詳しく話すからと部屋に戻ってもらったがマヤはそのまま俺なベットに入ってきた「えへへえへへやっぱりお兄ちゃんといっしょがいい」そう言って寝たのである。

マヤが寝てからステータスを確認する。

そう言えばナターシャ様から頂いた力もまだ見ていなかった事を思い出す。

タクト 男 10才 人族 職業=異世界勇者(呪いの封印)・仮冒険者 状態=良 

加護=時空神ナターシャの加護・宇宙神創世の星の数ほど名を持つ大神の加護 称号=勇者の世話人    ⅬⅤ4 HP=5/45 MP=50/50 力=13 魔力=4 知力=22 敏捷=9 防御力=8 運=99

スキル=投擲ⅬⅤ1 掃除ⅬⅤ1 洗濯ⅬⅤ1 お守りⅬⅤ1 買物ⅬⅤ1 料理ⅬⅤ1 窓拭きⅬⅤ1 

    算術ⅬⅤ1 剣術ⅬⅤ1 盾術ⅬⅤ1 アイテムボックス(小・呪いの封印) 魔法(呪いの封     印) 言語理解(ON) 勇者覇気(呪いの封印) 勇者成長(呪いの封印)全異常耐性

固有スキル=MAP(ON) アイテムボックス(無限収納・時間停止) 賢者 

エクストラスキル=魔法倉庫(放出) 時空魔法 チェンジ 神眼

1つずつ診ていこうと思う先ずは異世界勇者に付いている(呪いの封印)を見ると〈HP=-1500,MP=-1000,力=-700、魔力=-200、知力=-200、敏捷=-200、防御力=-100、運=-70ステータス、呪いの封印中〉となってマイナスが無かったらこの異世界でだいぶ楽できたと思う。異世界の神のロキ神とロキの息子大蛇ヨルムンガンドや娘の冥府の女王ヘルに殺意が芽生えるのだった。

魔法にも呪いの封印が掛けられていてこの先も俺は自分で魔法を習得することはできないだろう。

その他の加護が付くとどうなるのか。時空神ナターシャ様の加護を見るとⅬⅤアップ時全ステータス+3及びアイテムボックス能力最大、宇宙神創世の星の数ほど名を持つ大神の加護(長い為次からは大神の加護とする)を見るとⅬⅤアップ時全ステータス+7及び運MAXとあり、全異常耐性付与とあるこれだけでも凄いチート能力だと言える。MAPはⅬⅤ1らしく、10m周囲の地図が出る。ナターシャ様から頂いた賢者は万物を知る知識の宝庫ですべての魔法に対応しているらしく、スキルにある魔法なら魔法の名前だけで詠唱破棄で発動可能のようだ。

エクストラスキルの魔法倉庫を見ると中に入っている魔法がずらりと出てくる300以上の魔法があり今まで知らず知らずに収納していたのだろう。自分が魔法の訓練で覚えるためにした魔法は【魔法練り】がそうであろう200程ある。その他のは完成された魔法で無詠唱で即座に打てるようだ。しかも連弾で魔法倉庫の中身が尽きるまで打てるようだ。ヒールが殆どでカミラさんやユウとマヤが治療のために打ったんだろう。感謝しかない。

エクストラスキルのナターシャ様から頂いた時空魔法を見るといろいろな時空魔法が表示されてはいるが時空魔法がⅬⅤ1となっており低いせいか自分のステータスが低い為か灰色で表示され唯一、白字で使えそうなのがⅬⅤ7ボム(爆弾)となっているしかも使用MP2となっているが怖くて使えそうにない。だって爆弾だよ。どうも空気を圧縮して爆発させるようだが怖くて無理だね。

エクストラスキルって、早々貰えるもんではないはずだが大神様から頂いた神眼が気になり見ていると説明文が出てくる【神眼】(鑑定、千里眼、神光、封印)とあり、もしかして今までの説明文は鑑定によるものなのかもしれない。神光はと見ると相手にかかっている魔法や変身をとくことができる。封印は相手のスキルや能力や魔法を封印して使えなくするとある。

大神様から頂いたチェンジは相手のスキルとチェンジすることができ相手の許可が必要らしい、お金との交換も可とある。しかし相手に触れなくてはならない。チート能力のオンパレードである。結構なチート能力なのだが勇者の世話人という称号はそのままである。

魔法倉庫の放出を収納に切り替えておく、色んな魔法を集めれば自分の武器になるからだ。

腹が減りすぎたのでアイテムボックスから現世で買ったスーパーの焼きそば弁当とコーラを出して食べているとマヤがむくっと起きてきて「お兄ちゃん、1人だけずるい」というので2人で食べたのであった。焼きそば弁当の空容器と空のペットボトルをアイテムボックスのしまうのを忘れない。するとマヤが「お兄ちゃん手品使えるのゴミが消えちゃった。」「後で詳しいことを話すけどアイテムボックスというスキルなんだ」「いいなぁマヤも欲しい」そういうのでマヤのステータスを鑑定してみると

マヤ 女 5才 人族 職業=異世界聖女の勇者(OFF)・仮冒険者 状態=良 

加護=無し ⅬⅤ1 HP=1000/1000 MP=1200/1200 力=40 魔力=200 知力=100 敏捷=70 防御力=50 運=90

スキル=剣術ⅬⅤ1 盾術ⅬⅤ0 弓術ⅬⅤ1 戦杖術ⅬⅤ0 棒術ⅬⅤ0 短剣術ⅬⅤ0            火魔法ⅬⅤ1 水魔法ⅬⅤ1 土魔法ⅬⅤ1 風魔法ⅬⅤ1 生活魔法ⅬⅤ0 白魔法ⅬⅤ1

    言語理解(OFF) 勇者慈愛OFF 勇者成長OFF アイテムボックス(OFF小) 

固有スキル=光魔法(OFF)  

エクストラスキル=聖神魔法(OFF)

となっていて、やはりマヤもロキ神とロキの息子大蛇ヨルムンガンドや冥府の女王ヘルにより嫌がれせをされていた。だが俺のように呪いの封印がないのは助かる。マヤに「マヤ、ステータス・オープンと唱えてごらん」

「うん分かった。ステータス・オープン・・ウワーお兄ちゃん、何か目の前に出てきた」

「マヤ、見てごらんこのOFFになっているのをONにしないといけないんだ。そうじゃないと使えないんだ。先ずはこの異世界聖女の勇者OFFに意識を集中してONになれと思うんだ。」

「うん分かった。ONになれ、ONになれ、あっONに変わった。」「そうだ同じようにしてOFFを全部ONにするんだ。」「うん分かった・・・」全部ONに切り替わったところで「マヤ、このアイテムボックス(小)に意識してこのイスを収納と言ってごらん」「うん分かった。収納。あっ消えた。イスはどこ行ったの」「マヤ、自分のアイテムボックスに意識を集中してごらん。」

「あっあー、イスってなってるー」「それを出すときは、出ろでも放出でも出すというイメージを持っていうんだ。やってごらん」「イス、出ろ・・あっあーイスが出てきた」

「マヤ、俺たちがここの異世界人から見れば、異世界人になるからバレないようにしなくてはならないんだ。だから、人に言ってはいけないし、人前ではこの力を使ってはいけないよ。約束だからね。」「うん分かった」マヤのアイテムボックス(小)は2m×2mの容量のようだ。そのこともマヤに伝えておく。そのまま寝落ちして朝になってユウの家にいた人たちに「ご迷惑をお掛けしました。おかげさまで助かりました。」と言うと皆からねぎらいの言葉をいただいたのだった。朝食を一緒に食べ、ユウに

耳打ちでこっそりと「後で夕方ごろ自分のアパートに来てくれ、大事な話がある」そういって別れたのである。

アパートに戻りマヤに「マヤ、俺のスキルに魔法倉庫というのがあるんだ。その魔法倉庫に色んな魔法を貯めたいんだけど協力してもらえるかな」「うん分かった。どうすればいいの」「今、俺の魔法倉庫は収納になっているから、俺に向けて何か魔法を打ってみてくれ」「・・・大丈夫なの、怪我したりしない」

「大丈夫だ、やってくれ」そう言って少し離れると「うん分かった」そう言って火魔法ⅬⅤ1ファイアを俺に向けてマヤが打つと俺の目の前で飛んできたファイアが”フッ”と消えたのであった。

魔法倉庫を見ると火魔法ⅬⅤ1ファイアが入っていたのであった。その際あることに気づく魔法の収納距離を任意に大きくしたり小さくしたりすることができるようだ。自分のⅬⅤに対応しているみたいで最大で3m最小で自分の身体表面のようだ。マヤが魔法を打ちやすくするために最小にしておく。

「お兄ちゃん、今魔法が消えたよ。」「ああ、俺の魔法倉庫にマヤの魔法が入っているぞ、マヤ神様が言うにはMP切れで気絶するまで使ったほうがMPがほんの少し増えるそうだし、兄ちゃんも助かるから寝る前にバンバン兄ちゃんに魔法を打ってくれないか。外で気絶するよりベットの上で気絶したほうが安心だしな。」「うん分かった」自分でも試しに今使える魔法を試してみる。とは言っても使えるのは時空魔法のボムだけなので右手に集中して「ボム」そう言うと右手に透明な渦ができる。それを自分の身体に当てると”フッ”と消えるのだった。確認すると確かに魔法倉庫の中にボムが入っていたのである。これで時空魔法の訓練ができるのでほっとしたのである。

マヤにも協力してもらい現世から持ってきた食材を使いカレーライスを作る。多めに作り3日分とした。翌日のカレーライスは又、おいしいからね。昼ごはんにして2人で食べた。

夕方にユウが肉の串揚げをお土産に持ってやってきた時、晩飯もカレーライスの為、準備している最中であったのでカレーライスの匂いにユウが固まっていた。ユウは俺が作るカレーライスが好物なので「ユウ、カレーライス食べていくだろ」と言うと何も言わずに首を”うん、うん”というふうに縦に振っている。カレーライスの準備をしながらユウ達のグループと家族に、現世から持ってきたものを今迄のお礼に渡したいから選んでほしいことをユウに相談して男連中にはお酒を、女の人には石鹼にしょうということになった。あまり変なものをあげて異世界人だとバレたくないからという。紙に石鹼を移し替え包んで10個ほど用意し、お酒もこちらの世界の入れ物に移し替えて用意してからステータスの話をする。異世界のロキ神とその息子大蛇ヨルムンガンドやその娘冥府の女王ヘルが自分らのステータスをイタズラしており俺もマヤも嫌がらせされていたからそれを治したいとユウに言う。

「タク兄、どうすればいいんだ」「ユウ、ステータス・オープンと唱えてみろ」

「ステータス・オープン・・なんだこれ、目の前にテレビみたいな何かが出て来たぞ。」それを見ると

ユウ 男 32才 人族 職業=異世界勇者の盾(OFF)・冒険者ランクB 状態=良 

加護=無し ⅬⅤ67 HP=2750/2750 MP=240/240 力=690 魔力=120 知力=120 

敏捷=360 防御力=180 運=50

スキル=剣術ⅬⅤ7 盾術ⅬⅤ6 弓術ⅬⅤ3 体術ⅬⅤ5 格闘術ⅬⅤ6 斧述ⅬⅤ3 投擲術ⅬⅤ3       解体ⅬⅤ5 夜目 聞き耳 気配察知 恐怖耐性 苦痛耐性 毒耐性 物理耐性 罠解除       精神耐性 社交術 高速剣ⅬⅤ5 剛力 魔力察知 アイテムボックス(OFF小)        火魔法ⅬⅤ3 水魔法ⅬⅤ2 土魔法ⅬⅤ2 風魔法ⅬⅤ2 身体強化魔法ⅬⅤ5 黒魔法ⅬⅤ0     白魔法ⅬⅤ1 生活魔法ⅬⅤ1

    言語理解(OFF) 勇者の盾気合(OFF)  

固有スキル=召喚魔法(OFF) 成長率倍加(OFF) クリティカル(OFF) 

となっていた。エクストラスキルは無いが、さすが冒険者ランクBスキルが多いが、やはりというべきか異世界の神の嫌がらせにあっていた。「ユウ、俺やマヤもお前と同じく異世界の神の嫌がらせを受けていた。このOFFが見えるな、これをONにしなければならない。」

マヤには見えていないのか仕切りに見ようとして目を細めたり、首を傾げたりしている。俺には神眼のスキルの鑑定があるから見えるが他人には他の人のステータスを見れないようだ。

「これは、王都の教会ではステータスの詳しい内容を見れるんだが、このOFFとなっているスキルや固有スキルは表示されていなかったぞ。俺はまだまだ強くなれるんだ。よっしゃー!で、どうすればいいの」「異世界勇者の盾OFFに意識してOFFをONになれと強く思うんだ」「分かったやってみるONになれONになれ・・・おおっONに切り替わった。スゲー、よし早速俺のパーティーグループにも教えてやろう。」「同じように全部ONにしておくといいよ。」後、一応は俺らが異世界人だということはばれないようにしてくれと念を押しておく。それからはアイテムボックスの使い方や容量等も教えたのである。

腹が空いてきたので晩飯にするがユウのは大きな皿でカレーライスの大盛りにして渡しておく。食べながらユウの髭や髪を伸ばしてもMPは増えず無駄で、MP切れで倒れる迄使った方がいいとナターシャ様から聞いた話をして、「マヤがその髭や髪を怖がっているから、マヤに好かれたかったら切ったほうがいいから切るぞ」と言ったらしぶしぶ承諾したのだった。

ユウはカレーライスを水を飲むかの様に口に流し込むので、「ユウ、おかわりは自分で継いでくれ」と言うとこいつ大盛りで4杯もおかわりして、3日分を空にしやがった。その後ユウは床に転がりお腹をさすりながら”う~ん、う~ん”とウナッテいてそれを見たマヤが「ああ、ユウ君だ、ユウ君だ」と初めてユウを兄弟と認めた瞬間であった。(ユウよ、お前マヤにどう認識されているんだ)

その後、俺が現世から持ってきたバリカンと髭剃りで鬱陶しいユウの髭と髪を切って、さっぱりして帰ったのだった。

次の日、薬草採取から帰ってくるとユウがアパートの入り口で待っていた。(コイツ味を占めたのかな)晩御飯に下の食堂でサンドイッチとパンと肉の串焼きを買っていたので、それを見てガクッとしているようだ。アパートの中に入れると「タク兄、冒険者はパーティーを組まないときついと思うんだ。

魔法の使えない原因が分かったならもう一度、ビートのパーティーに入れるように話を付けるけどどうする」「ありがとう、でも1人で頑張っていこうと決めているんだ。」「そうか、無理にとは言わないから考えておいてくれよ。で現世のお菓子とかお酒とかは無いの?」やはりそれ目当てか仕方ないのでウオッカのお酒を瓶ごと出すとかなりきついのか水で割って半分ほど飲むと爆音のようないびきをかいて寝てしまった。俺とマヤは両耳を塞ぎ我慢して寝たのだが、真夜中の事、

”ジッジッジッジー”と、とてつもない部屋が揺れるほどの爆音がして目が覚めた。天窓を見ると屋根に何かがいるようだ。ユウの剣を取り天窓を開けるとオレンジ色の2つの共鳴管が震えており、そこから音がしているためその間に剣を思いっきり突き刺すと”ジッジ・ジ・ジィー」と音が消えていき、そこが魔物の弱点だったのだろう。アパートの下の方から声がする

「キングゼフィーがこの街に飛んできたぞ、どこ行った早いもん勝ちだぞー捕まえれば大金持ちだ」とか数人が騒いでいるので、倒した魔物をアイテムボックスに入れてみるが30m程の大きさのため入るか心配したがすんなりと入ったのであった。天窓を閉めるとユウのいびきが聞こえた。「コイツあの大きな爆音でも起きないのかよ。パーティーで夜寝れないだろ。」とマヤと笑いあったのであった。

翌朝ユウは二日酔いで頭が痛そうであった。朝ご飯を食べながら昨夜のキングゼフィーを倒したことをいうとびっくりしていた。それを見たいというが30m程の大きさのため冒険者ギルドに行ってそこで出すことになった。アイテムボックスの存在がばれてしまうが仕方ないだろう。

3人で冒険者ギルドに行きユウが受付でキングゼフィーを捕まえたから買取をお願いすると

「???何処にあるのですか」と聞くのでユウが「ここで出したら羽に傷がついて値打ちが下がるから裏の解体場で出していいか」と聞き、皆で向かう。受付のエルフのエロさんが解体場の責任者と話し、大きな広場に出すことになり、アイテムボックスからキングゼフィーを出すとみんな固まっている。余りの大きさにびっくりしているようだ。ユウが「こんなに大きくてほとんど傷がない奴は初めて見た。タク兄キングゼフィーの唯一の弱点の共鳴管の間をよく知っていたな」「いやたまたまだよ」きっと大神様の加護のお陰だな有り難い。買い取り代金は全部で金貨5000枚になったのであった。魔法のかかった白金貨や大金貨で払おうとしたが使いずらいからと断って金貨にしてもらった。100枚入りの金貨の袋を沢山用意してもらったが1つでも重くて持てないのだがアイテムボックスにすぐ収納したのだった。

帰りにアパート1Fの食堂で3人で分けようとしたら、ユウが「俺はいいからマヤの学校に行くのに使ってくれ」と言うのだった。そんな時アパートのおじいさんとおばあさんの話声が聞こえてきた。

「商業ギルドにこの建物の売値を聞いたら、古いから土地込みで金貨2000枚と言われたよ。これでいいかね」「王都の息子から一緒に暮らそうと言ってきているからそれでいいですよ」どうやらこの店を売ってしまいたいようだ。お金なら今あるためこれは、チャンスと思い

「おじいさん達このお店を売るんですか」「ああすまないね、王都の息子が一緒に暮らそうと言ってくれるんだ。だから息子の所に行こうと思っているんだ。多分売ったら商業ギルドはここを取り壊して新しくするため住人を追い出すことになるだろう。」「ならお金は自分が払って買い取ります。この店を僕に譲ってくれませんか」そう言って金貨2100枚枚出して「多めに出しますので、おじいさん達が王都に行くまでのお間、ここの料理や経営の仕方を教えてくれませんか」「おおいいのかね、じゃこれがこの店の権利書じゃ」とすんなりと買取がうまくいったのだった。これも多分大神様の加護のお陰だろう。約1ヶ月色々と教えてもらいリフォームも金貨1000枚使い、おじいさん達は息子の待つ王都に喜んで行ってしまった。お店の看板の名前を異世界人が分かるように現地語と日本語と英語で”富士山料理・宿屋”と書き、山の絵も入れたのであった。

メイン料理は現地の食材で作った現地料理だがカレーライスとスパゲッティ、かつ丼も出すことにした。そんな時お店の開店準備をしていると、店の外に70才位の瘦せた浮浪者が涙を流しながら看板を見ていた。もしやと思い日本語で「よろしければ、食べていきませんかおごりますよ」「日本語だな、30年振りに聞いた。やっと言葉が分かる人に会った。良かった。助かった」と泣いているのでお店の中に入ってもらいごちそうしたのであった。うまいうまいと泣きながらカツ丼とカレーライスを食べたのであった。


面白い、次が気になるという方は下の方の☆☆☆☆☆を★★★★★にして頂けますと執筆にも力とやる気が出て頑張れますので是非お願いします。つまらない、もっと頑張れよという人も★1つでも頂けたらもっと努力しますのでよろしくお願いします。ブックマークにも登録頂けたら幸いです。

打つのが遅い為申し訳ないですが次話投稿は未定です。

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