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柴犬①
更新は気まぐれになるかと思いますが、気長にお付き合いいただければと思います。
『あー、天気がいいけど暇だわー』
そう言ってゴロンと転がる人間。
そこにすかさず飛び乗る俺。
「そこは散歩だろ！」
そして毎日が始まる。
この人間は俺の主人だ。
散歩にはなかなか連れていってくれないが、美味しいご飯は出してくれる。
おやつもくれるので、今のところは大人しく従ってやっている。
だが今に見ていろ！俺の方が偉いことを思い知らせてやるぜ！！
『遊ぶかー？』
主人はそう言うとボールを転がしてきた。
「わーーーい」
………
一秒前の決意はどこへやら…
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俺がこの家に来て7ヶ月になろうとしている。
不満はそれほどないが、おもいっきり走りたいなー。
何度も要求しているのだが
『今は駄目だよ！』
こればっかりだ…。
むーーー。
ストレスたまるぜー。
そうはいっても怪我が治って病院というところから出てきたばっかりだし、無理もできないか？
でも痛くないんだけどなー。
くっそー。
しばらく動いてないから走り回りたいんだよなー。
でも安静も必要か・・・。
俺の名前は【碧】だ。
碧とは深みのある強い青緑色のことだ。
まだ生まれて間もない10ヶ月なんだ。
だけど俺は賢いんだぜ！？
人間が会話してる意味だって理解している。
これくらいの知識余裕さ。
でも、俺は柴犬で赤毛なんだが・・・碧って・・・。
いや、意外と気に入ってるんだがな(笑)
これからよろしく頼むぜ！
