第24話 「逃亡」
草野球を楽しむおっさんの揺れる尻を楽しんでいると、「ピー!」という笛の音が公園中に響き渡った。
俺を含め、草野球をしていたおっさんや子供、ジョギングを楽しむババア3人組(82歳・78歳・82歳)、犬の散歩をする風呂上がり中学生女子、日本語勉強中のフランス人などが一斉に笛が鳴った方向を見た。
そこには笛をくわえた寺本君が立っていた。
今から寄合が始まるらしい。
俺らの寄合の始まりは寺本君の笛と決まっている。
俺は今日の寄合にはどうも参加したくなかったので引き続き草野球のおっさんを見ていることにした。
どうやら水島もまだ来ていないようだし尚更寄合には参加する意義がなかった。
ボーっと草野球を見ていると、むこうから「始まってるぞー」という声がした。
その声は俺に向けられていることはすぐにわかったが、
俺は寄合には参加したくないので無視することにした。
しかし、奴らは結構しつこい人間の集まりだ。
前に駅前の階段で女子高生のパパパパパンティが見れるという情報を手に入れた寄合メンバの須藤君が、他の寄合メンバにこのことを報告し、この際だからメンバ全員で見に行こうということになり、丁度女子高生の登校時刻を狙って男8人で見に行った。
俺はパパパパパンティを2,3枚見れればいいやと思っていたので、
2、3枚見てから水島と一緒に学校へ行った。
しかし、昼休憩を過ぎ、下校時刻になっても後の6人は学校へ来ない。
水島は「あいつらサボりやがったな、せこい奴だ。」と言って、どうせ今頃駅前のゲーセンか喫茶店にでも溜まってるだろうと二人で駅前へ行った。
駅前に着くと、6人はまだパンツを見ていたのでそのままにしておいた。
その後、俺は水島の家に行き夜飯をご馳走になった。
2,3時間ファミコンをして俺は家路に着く。
もう夜の11時半を超えていたのだが、映画を見たかったので駅前のレンタルビデオ店に寄ることにした。
駅前に着くと、6人はまだパンツを見ていたのでそのままにしておいた。
この「パンツの冒険」はその後約10日間に渡って行われ、ビルボードで7週連続1位、メロディーメイカーで2週連続1位に輝いた。
寄合メンバの中でも一番嫌いな林君が草野球を見ている俺にだんだんと近づき、「おっす、オラ悟空」と言ってきた。
俺は「くそー!」と言って全員のけつを連続で叩いて逃げ帰ろうとしたが、一人目の阿部に見事かわされたため、そのまま走って帰った。




