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第23話 「真実」

俺は奈良の大仏がしているようなポーズで「天罰投下」と唱えながらうんこをするという話をこの前したが、この発言には少しばかり後悔している。

何故なら、仮に俺ではない奴が公衆便所などで「天罰投下」と唱えながらうんこしてたとしても、周りからは俺だと勘違いされかねないからである。

これは正直すごく困る。

というのは、俺は俺だが、君は俺ではないからだ。

俺以外の者が俺だと周りから勘違いされるのはかなり悔しい。

それに俺は今までに至る所で「天罰投下」をしてきたわけであり、あの日あの時あの場所で「天罰投下」してましたよねと声を掛けられたとしても、僕ではありませんと一概に否定できないわけである。

そうなればまさに背水の陣。四面楚歌の踊り食いである。


そういうことも踏まえて俺は昔から女はしごくセコい奴だと思っていた。

というのは、女は男よりもうんこしやすい環境となっているからだ。

例えば男はうんこする時、大便器の個室に入る。

わかりやすくまとめると、男が大便器の個室に入るということはうんこすることを意味するわけである。

これは男用便所の場合、小便器と大便器が分かれているからだ。

一方女用便所に備えられてるのは大便器のみ。

女が大便器の個室に入ったとしても小便なのか大便なのかわからないのだ。このカラクリをうまく利用してやれば、たとえうんこのために長い時間入っていたとしても、小便しながら踊っていたというような言い訳が通じる。

ウォシュレットを使ったとしてもビデで通り抜けれる。

うーむ、女はセコい。


しかしながら、最近俺も大人になったのであろうか、少し考え方が変わってきた。

昔なら、本当は小便をしているのに大便をしていると思われることがとにかく嫌だった。

例えば、たまに公衆便所などで小便器が人で埋まっており、仕方なしに大便器で小便したことが何度かあったが、そういう時なんかはとてももどかしい気持ちにさいなまれた。

俺は小便してるのにみんなには大便してると思われてるんじゃないだろうか。

本当に小便してるのに・・・。

本当に・・・。


しかし今では、本当は小便をしているのに大便をしていると思われることがすごく得なことだと思うようになり、逆に大便をしているのに小便をしていると思われることの方が格好悪いと感じるようになった。

俺も女の本当の気持ちがわかる男になってきた。

俺は将来良い夫になると思う。

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