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第20話 「準備」

そろそろ寄合の時間が迫ってきた。

今日の寄合は中央公園で行われる予定だ。

俺はチン毛を全部剃ったことがバレると多少嫌なのでパンツを履き、しかもスボンまで履いて向かうことにした。

話が少しそれるがズボンのことをパンツと言う奴を俺は許すわけがない。

ズボンはズボン、パンツはパンツに決まっている。

ズボンのことを決まってパンツと言う奴はただ単にパンツという卑猥な言葉を発音したいだけなのだろうと思うし、それを当たり前のように使うことにより日常に潜むエロという名の文化を平気な顔で営んでみたいだけなのではないのか。

なるほど、そう考えてみるとまわりの奴等の顔をよく見ればニヤニヤした悲しき悪魔ばかりだ。

やらしい顔をした奴等が今日も街を彷徨い歩く。

そんな奴等がズボンをパンツとわざわざ下ネタに変換して叫び続けるのだからそれはまさに地獄絵図さながらの光景だ。


そんなことを考えていると何だかズボンを履く気がしなくなってきた。

しかし、スカートを履く気にもなれないし万が一なったとしても、また近所の明奈の家に盗みに入らなければならない。

それはとても面倒だ。

俺は寄合リーダーの宮原君に「今日の寄合は市民プールにしないか?プールサイドで待ち合わせ」とメールしてみたが「なんで?」と返ってきたので「じゃあええわ」と返した。


「じゃあプールサイドで!」という答えを期待していた俺はすでに水着に着替えていたが、状況がこれだもんで再びズボンに履き替えた。


こうなったら仕方がない。ズボンで行くか。

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