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今夜も酔っ払い  作者: ケイオス
8/13

『おっさん転生』

検索ワード「おっさん」で出てくる話の主人公達、

その年齢は、だいたい30台。

30台なぞ洟垂れであるっ。

おっさんつーのはなぁぁぁー・・・

下の毛に白髪が出てくるくらいのを言うのぢゃぁぁぁ。

てな事で、思いつきでの一話です。

 ズドドドドーーー

 重いエンジン音とエクゾーストからの排気音。

 運転手のおっさんは慎重に下り坂にマイ・マシンを走らせていた。

 かなり年季の入った仕事の相棒だ。

 だが、そこは長年連れ添い苦労を共にしてきた相棒でも有る。

 まだまだ行けるぜと、その相棒のハンドルをポンと叩いた。


 右り曲がりの、下り坂のブラインド・コーナーだ。

 後ろに重量物を繋いで有るので無理はできない。

 十分にスピードを落としてある。

 安全にコーナーを走り抜けれるはずだった。


 が、コーナーを半場曲がりかけた時、そいつ等が居た。

 少女が一人、車線の真ん中に立っている。

 その少女を突き飛ばそうと、少年が走り出していた。

 間に合わないっ。

 ヘタすりゃ二人共、轢いちまうっ。

 右に避けても突き飛ばされる少女がヤバイ。

 このままではー・・・


 おっさんの身体が動いていた。

 とっさに見て取った状況の中、唯一これしかないと。


 おっさんと、おっさんの相棒は、左のガードレールを突き破って、

崖下へ落ちていった・・・

 路上に残されたのは、泣きじゃくる少女と茫然とした少年だけだった。


 『 暗転 』


 真っ白な空間に使徒の声が響く。

「女神様ー、お仕事入りましたよぉーー」

「むぅもぅ少しゴロゴロしたいのじゃ・・・」

 空間の中、ポツンとコタツが有り、そのもこもこ炬燵布団の中から声がした。

「ちょっと特殊らしくて、とにかくファイル見て下さいとの事ですー」

 のほほんとした声の持ち主の使徒がコタツの中へファイルを突っ込んだ。

「なになに、むっ」

「・・・」

「・・・・・・」

「なんぢゃこりゃやゃゃゃー」


 ファイルには、

『トラックに轢かれかれて転生予定の少年を避けたー

トラクターの運転手が崖下転落で死亡でつ』

『トラッ、トラッ、トラッ、トラックター転生なのでつ』

『処理をお願いしますでつ』


「「・・・・・・」」

 無言な女神様&使徒だった。


「地球の日本からじゃな、間違いなくなのじゃ」

「ですねー」


「仕事するかなのじゃ・・・」

「はいー」


 こうして、トラクター事故転生のおっさんが異世界へ舞い降りるのだった。


 がむばれっ、おっさん。

 戦え、おっさん。

 おっさんのハートは無敵だっ。

 おっさんだって、異世界で冒険するのだっ。


 ただし、かなりのおっさんなので異世界・転生とかの知識など皆無なのだった・・・


 ( 続かないです )

続きません。

書こうかなぁーなんて思ったりもしたのですが、

無理。

たぶん書いても、だらだらと低空飛行の苦労話しになるかと。

おっさんなので^^;

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