『ボッキ貝』
ラジオから耳にしたワードから、
思いつきの一話。
適当に書いたので、中身も文体ETCも適当です^^;
なおかつ酔っ払っているのでー
読み飛ばし推奨です。
酔えば酔うほどアホが二次曲線。
今夜も酔っ払い、今夜のテーマはー
『ボッキ貝&キッボ貝』
冒険者ギルドの一室。
「指名依頼だ」鬼の教官殿がニヤリと笑って依頼書を渡してきた。
「ちょっと待て、なんで俺達がこっちに出てるんだ」
タロウが疑問をぶつけるがー
「あの作者だし」
「で・・・す」
「ござるなぁ」
「なのー」
「がるぅ?」
「メタな事に動揺もしないのかぁ」
うろたえているのはタロウのみであった。
「サクサクと話しを進めるために、今回は特別にギルドの転送サービス付きだっ」
「転送ぅぅぅ、みやげ忘れるなよーおぉぉぉーーー・・・」
教官殿の声がエコーしながら遠ざかり消えていった。
遠浅の海岸を海の波が寄せては引いていく。
「で、依頼書のボッキ貝て・・・」
女達は聞こえなかったフリをしている。
間違いない、聞こえないフリをしている・・・
ああ、そうだ、説明なんぞ無くても一発で理解しちまうほどの名称。
ボッキ貝だな、ボッキ貝。
「ボッキぃぃぃ快ぃぃぃーーー」
俺は水平線へ向かって、大声で青春してやった。
どだぁー
その後、しこたま女達に殴られた・・・
なぜか、サクラにも噛み付かれてしまった・・・
「あれが、×××貝よ」
アリスさんが伏字で言う。
「あれ・・・×××貝」
タマが指差す。
「×××貝とは、あれでござるか」
レイチェルが心底イヤそうに言った。
「帰りたいのー」
フェイ、俺も同じだ・・・
「がるるん?」
サクラ見るんぢゃない、穢れちまうぞ。
砂浜を抜けて辿り着いた場所は、波に洗われている平らな岩場だった。
そのまな板のような岩場にポコポコと無数に穴が有り、
その中に貝が居るんだろうとハッキリと分かる代物が、
ふよふよと海水に打たれながら、天を目指してボッキ貝していた。
俺のよりも大きいぢゃん・・・
膝を抱えてうずくまる俺にアリスさんが言った。
「アレって、やっかいなのよ」
「人・・・近づく・・・岩の中」
「確か生きたままじゃないとダメでござるからー」
「おとりが必要なのー」
「がるるん?」
「囮って?」
俺が聞くとー
女達は全員黙り込んだ。
アリスさんがハアーとため息をつき、いきなり俺を殴り飛ばした。
「「「「裸の女性っよっ」」」」
「がるるん?」
殴る事ないじゃん(涙)
どうして俺を殴るの(泣)
殴られて気持ち良くなったらどうすのよぉ(涙)
ま・・・あ・・・
その後は想像道理に、女達は全員が裸になってー
アーク・スケルトンのアリスさんの裸=防具を取ってホネ晒し状態。
リッチ・ロードのタマの裸=一応全裸だが、見るだけぢゃん・・・
動く甲冑のレイチェルの裸=てか、お前、脱ぎよう無いつーか、そのままかい。
ピクシーのフェイの裸=み、見たいっ。でもぉ、ちっちゃいんだよなぁ、ちっちゃいんだよぉ。
ルーン・ウルフ獣人種のサクラの裸=幼女の全裸・・・金髪だけれど、下はー・・・(しこたま殴られ・・・)
女達の体を張ったオトリ作戦で、素手で引っこ抜かれた(あぅぅぅ)ボッキ貝は、
海水を満たした樽の中へ次々放り込まれて、ある程度一杯になると俺の収納へ仕舞われて行った。
心底イヤそうにして、だが、そこは仕事人の女達がボッキ貝を収穫?し終わった。
「私、お嫁にいけない・・・」
アリスさんは意外と乙女だった。
「やおい穴・・・なかった」
そんなモノは実在しないのだぞっタマよっ。
「しゅ、修行なのでござろうか・・・」
あー、まー、レイチェルよぅ、別の意味での修行なのかもなぁ。
「ちっちゃくって、よかったのー・・・」
フェイは引き抜けないからなぁ。
「がるるん?」
あーよしよし、サクラ帰ったら串焼き食おうな。
「しかし、お前達でもオトリになるんだなぁー」
しこたま、しこたま、しこたま、殴られた。
『アイテムを使って転送帰還した冒険者ギルドにてー』
「これ、生で食うんですか」
鬼教官が言う。
「あむ」
ギルマスがいつも通り、一言返事を返す。
「こ・れ・加熱とか生以外で食べるとねぇ」
裏ギルマスが、くねくねしながら言葉を続ける。
「俗称ぉ、キッボ貝、に、なるのよぉ」
「つ・ま・り、お○ん○ん、がオッシッコ専用になるのよぉ」
「み・お・もって・試してくれた先人に感謝よねぇ・・・」
三人が無言で見つめる中ー
樽の中のボッキ貝が、その先端から高々と海水をピューと吹いた。
冒険者ギルドのギルマスの部屋に居る三人は無言になり、
タロウ達のPTが依頼達成で収めていった、樽を見つめ続けたー
「で、タロウ君、一個もくすねて無いのかい?」
フブキさんが俺に小声で聞いてきた。
「俺には不要ですっ」
あんなヤバイ代物、今の俺にどうしろとー
「まぁ確かにタロウ君には必要ないかぁ」
「ヘタをすると犯罪者になっちゃうもんね」
フブキさんが笑いながら言う。
「ですです」
俺も深くぅー深くぅー同意した。
「でも、ハニー・トラップに持っていけば、きっと高額で買い取ってくれたよ」
「あ゛、え゛、う゛」
「しまったあぁぁぁーーー・・・・・・」
<ボッキ貝>
海水性、二枚貝網、マテ貝科。
生息場所が限定されいるため、特定域でのみ確認される。
海岸で、平たい岩場。なおかつ常に波が打ち寄せ洗われているような場所に生息。
生息場所と生態が独特なため、捕獲にも独自の方法が必要とされる。
高栄養価の有る食品として、一部の好事家に知られているが、
決して生以外では食すべからずと言われている。
過去、何度も禁止食品に指定されかかるが、なぜか一部の権力階層の反対によって免れている。
その生息域で観測されている外観は、普遍的で、かつ、独自である。
魔王国、水産課編、海の貝類辞典より。
ボッキ貝の項目から抜粋引用。
「がるるん?」
「あー、気にしなくていいから」
「あいつらも、女の子だったって事だなぁ」
「そぅだなぁ、口直し、もとい、手直しに俺のでも握ってぇー・・・」
バキ・メキ・ボク・ガコ・ドゴゴゴーーー・・・・・・・
追記
定宿の食堂&酒場が一瞬で破壊され、その修復の費用が全て俺持ちになった。
ボッキ貝なんて二度と取りに行くもんかっ。
でも・・・ハーレムでけたら取りに行くかも・・・
いつになるんだろ、俺のハーレム(血涙)
本編の方の投稿は、ストック分が苦戦中。
真面目に書こうとすると苦しみますなのはナゼでしょう・・・