休みの日
とりあえず始めの1週間が終わり始めの土日編です
鼻血が出て先輩と同期にドン引きされた次の日
土曜日
朝むくむくと目覚める幸久、パソコンへと向かう
「よいしょっと」
パソコンの起動ボタンを押し1分ほどまって起動した
「おそいなぁこれ」
なんせ17年前の代物である遅いのは当たり前であった
「さて、なにをしようか」
ボーっとする
数秒後、何もすることは無くパソコンの電源は落とされた
キッチンに向かう
冷蔵庫から牛乳を取り出し、洗い立てのコップに注ぐ
「ぱん・・ぱんは・・・・」
よろよろと探す
「あった」
棚から食パンを取り出す
「あぁ・・バター」
再び冷蔵庫をあけバターを取り出す
バターのハコを開けてスプーン状のあれでバターをすくって食パンの表面にぬる
塗り終えた食パンは電子レンジの中へ
5分に設定し、しばしボーっとする
4分くらいのところであることにきがついた
バターって最初にぬるっけ?
きずいたときにチーンッ!といい音がした
「一休さんじゃないんだから」
そういって電子レンジから焼けた食パンを取り出す
「おぉ・・・」
案外普通だった
「お味はいかに・・・」
味はなんといっても微妙だった
バターの味があるのか無いのかはっきりしろ!という感じの味だった
「まぁこれはこれでいけるな」
横にある牛乳を飲む
「朝はうまいなぁ」
あれ?
なんだろうこの気持ち
せっかくのお休みだからなぁって気持ちなのか
そうだ、ベースを弾こう
「無い!」
そういや無かった
PCゲーでも・・
「買ってない!!」
なんということだ
ブログ
「やってない!!!」
布団
「たたんでない!いやベッドだからいいか」
深刻な問題に陥った幸久
せっかくの休日だがすることがない
これはひどいことだった
17年前の俺何してたっけ
わからない
部活は来週からだし
どうしたもんか・・・
嘆いているとケータイが鳴り出した
「来た!!」
メール確認
「料金請求のご案内♪今月の料金の請求がかくていしましたn
読み終える前にソファーにケータイを投げる
するとまた着信が入った
「次はなんだよ」
パカッとケータイを再び開くと見慣れないアドレスのメールだった
「誰だ?」
メールを読む
〔幸久わかる~? 宏美だよー琴音に教えてもらいました、登録よろしく~〕
「お!?」
「おおおおお!?」
幸久のパラメータは一気に上昇した
「とりあえず返信!」
「うけとりました~っとぉ」
わかりやすい男、日向幸久である
数秒後、また返信が
〔突然だけど今日大丈夫?〕
「おぉお!?」
なんとお誘いのメールがッ
返信返信
〔いいよ~、どこ集合?〕
最高だ
また返信
〔昼12時に駅前、よろしくね~〕
「了解っと」
まさかこんなに早く来るとは!初デート!展開速すぎね??まいっか・・・
「でなんでおまえらがいるんだ?」
昼12時ちょっきしに笑顔で駅についた幸久は一気に顔色が変わった
「私に言わないでよー、誘ってきたのッこいつなんだからぁー」
そこには広末と栄太がいた
「よう幸久ぁ」
「てかいつの間に知ったんだよ、広末の番号」
「いつでもいいじゃん、おまえももってんだろ?」
「そうだけどさー」
「で!2人では行きたくないって琴音が言ったもんだから私がついてきてあげたわけ、それに櫻井が一人男子でかわいそうだなぁ、と思って幸久を呼んだの」
夢川が来た
「へぇ・・・」
ちょっと残念である
しかし暇な休日では無くなった
これは嬉しいことである
中学校生活初の休暇を存分に楽しまねば
幸久は思った
ありがとうございましたー