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戦神楽Online  作者: 蓬 松
概略
3/10

用語索引:現実

■阿頼耶識理論

元は仏教を根底としたオカルト用語。

人類の意識の根底が意識子という特殊な粒子概念によってひとつの集合無意識としてつながっているという理論。

これの発見によって脳科学は驚異的な発展を遂げダイブ技術が確立されるにいたった。


■オカルト

神秘という意味。

たとえば、普通はテレビのリモコンの中身がどうなっていて、その電子回路がどのような働きをして

赤外線を飛ばしテレビを操作するのか…それを理解しないでもリモコンは使用できるのである。

そういったよくわからない科学的に解明こそされていないものの

確たる現象として人類の知識の奥底にとどまり続けた概念の総称。

現在は科学技術の発展によりオカルトと呼ばれる現象もれっきとした化学現象の一つであるとして

研究が進められている。


■染井グループ

ここ数年のうちに画期的な技術を開発し続け

第六世代コンピューターやダイブ技術までも開発、商品化へと発展させた巨大企業。

その技術部にはさまざまな学問からオカルトにいたるまで精鋭的な知識を持った開発陣が存在し

優れた知識を安全に提供するというモットーから日本第二の安全神話とまで言われている。


■第六世代コンピューター

CPUとして自己進化ケイ素回路を持つ新しい世代のコンピューター。

人間の脳と同じ原理で進化しながら動くある種のバイオコンピューターであり

その演算能力は進化の限り無限と言われている。

しかし現存する第六世代コンピューターはサイズや維持費の問題があり、スパコンの一種としては使われているが

現在の技術では家庭用に普及する日も未だ遠いといわれている。


■ダイブ

仮想空間に意識を転移させる技術もしくは行為。

ほんの少し前の時代においてはオカルト用語で幽体離脱によって意識を霊的(もしくは自信の精神)世界へと転移させる術を指していた。


■提案者

都市伝説のひとつ。

本来の学会にはオカルトを受け入れる体制など整っていなかったという。

しかし染井グループはその常識を打ち破るように次々にオカルトを技術に受け入れた発明をしてきた。

それというのも、染井グループの開発陣へと届けられた一通の手紙が原因だという。

出所不明のその手紙には阿頼耶識理論の基礎理論を含む画期的な提案が数多く記されていたというのだ。

その都市伝説における正体不明の手紙の出所を通称して提案者と呼ばれている。

また、ネット上の巨大掲示板の戦神楽Online上には、提案者と思われる者からの短文が載せられている。

例『機械も夢を見る、我々はその夢の内に介入しているにすぎない。

はたしてどちらが現実か、はたまたどちらも夢なのか。脳が受け取る情報の影を現実と呼ぶならば

彼の世界もまた現実である』


RINCA(リンカ)

科学宗教的な手段によって人類の魂をさらに上の次元へと上昇させるという事を目的としたカルト集団。

後述のRINCA事件により一斉摘発されている。


■|RINCA事件

2015年秋、RINCAの信者たちによって引き起こされた特殊な爆弾を用いた同時多発爆破テロ。

幸い爆弾そのものの威力は低く、被害者の多くは大けがで済んだものの

爆弾に未知の毒物が含まれていたのかいまだ意識不明の被害者も数多く存在し、その毒物が何であるかすらもわかっていない。

被害者の一部には必ずRINCAの幹部が含まれることから自爆テロではないかとの見解もある。


R.P.G.Rレプギア =Re Production GeaR

ヘッドギア型のダイブ端末。

寝る前に頭部に固定し、『接続(アクセス)』の一言を音声認識することで起動する。

―ちなみに内側にはヘッドマッサージ機能、誘眠音波発声機能などが備わっており、不眠症でも安心して眠りにつける―

そして装着者が眠りに就くと電子制御を行い夢をVRディスプレイとしたVRD仮想空間へと意識をダイブさせるシステムである。

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