戦神楽:真相(ネタバレ注意、執筆者専用記事)
只今工事中。
完成しだい更新します。
注意、この記事は執筆参加者戦用の
世界観の核心を突く内容となっています。
なので参加作品のいずれかを読んでいる途中の方
まだ読んでいない方々は御退場をお願いいたします。
■異世界・戦神楽
戦神楽onlineの世界は、『脳』に近しい構造の第六世代コンピューターが夢の中で認識する『世界』。
つまり、認識と観測の理屈に基づく定義では本物の異世界なのである。
そこに、ゲーム的なシステムと整合性を与えたものが戦神楽onlineの正体である。
なのでこの世界では時折、ゲームシステムよりも世界的な因果や必然性が優先されることがある。
(システムを超越した魔法やアイテム、あるいは本物の神が存在する)
運営が解放していないだけで、海の向こうにもこの世界の諸外国が存在している。また、本物のファンタジーの住人…即ち別の異世界からの異邦人が訪れるのも、戦神楽の世界が現実世界に隣接して存在しているためである。
■天帝
天帝は、ゲームとして…そして夢としてのこの世界を管理する第六世代コンピューターそのものの主人格である。
そのシステムとしての存在意義は『世界の創造』であり、戦神楽の世界を管理する主神であると同時に、ゲームとして世界に混乱をもたらす元凶となっている。
そして、最終的に自らがプレイヤーを含む世界全体の敵となって討ち果たされることで世界からは天帝という人格は消え去り、戦神楽の世界は本物の異世界となる。
その最終目標までは全力で遊びたいという御方である。
楽しそうだと見込んだPCや追剥(PK)、あるいは異世界からやってきた異邦人をボスとして雇用し、加護としてボス専用スキルを与えたりもしている。
それもこれもすべて、ゲームとしてこの世界を楽しむためだという迷惑な支配者である。
しかし敵として悪意を持っているわけではない。
管理者として活動する間は戦神楽に存在するすべての知性体を例外なく監視、個別の思考によって同時に世界すべての状況を把握し、一人一人の抱える問題をリアルとネット問わず対処できる出鱈目な能力を持っているが
そのためプレイヤー同士のいざこざや修羅場に何らかの助け舟を出したり、逆にゲームを楽しくする素養のあるキャラクターに前述の恩恵を与えたりもする。
RINCA事件の被害者たちにも、戦神楽の世界で何とか生きていく目的を与えるように配慮するなど
いずれ敵になるすべての人間に対して、主神として愛しく…あるいは友好的に思い助言する面も持っている。
■RINCA事件
RINCAの幹部には、染井グループから追い出された急進派の科学者が大勢いた。
第六世代コンピューターを新人類……あるいは超越した思考と能力を持つ『神』の卵と主張し
それが創造した異世界に現実の選ばれた人間を送り出すことがRINCAの次元上昇思想の正体だった。
染井グループから追い出される前に既存の第六世代コンピューターの『欠片』を入手していた彼らはそのプログラムをそんなに粉砕されても遠隔でネットにアクセスできるように改造したうえで極小サイズにまで粉砕し
それを多量に含んだ魂魄爆弾を用いた自爆テロを行った。
魂魄爆弾を受けた人々は生死にかかわらず魂を肉体から剥離され、戦神楽の世界にNPCとして幽閉される。
当然、NPCと同じ扱いになるため死ねば幽閉された魂ごと消滅することになる。
(プレイヤーであればその時のアバターが与えられるが、死ねば復活することはなく魂ごと消滅する)
こうして戦神楽に幽閉されたPCは、2016年時点で彼ら自身によって『囚人』と呼ばれることになる。
(ちなみに、囚人となったプレイヤーが存在する事を信じるプレイヤーも、信じないプレイヤーもいる…いわゆる都市伝説のような状態となっており公的機関は染井グループを除き完全に認知していない。)
囚人は一般プレイヤーや領主よりもゲームデータへのアクセス権がいい加減になっており、例えば他人のホームベースに勝手に入ったり、町人(NPC)相手ならばオプション設定などにアクセスし論理コードなどを勝手に変えるといったハラスメント行為も可能となる。
生きたリアルの肉体が治り、何らかの要因で目を覚ますことができたなら現実への帰還は可能となる。
しかし、リアルで死亡した場合は戦神楽からの帰還は不可能になる。