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【日和】

続きですお楽しみ下さい!

……日和は、俺の家へと奴隷としてやって来た。

何故ならば、俺が日和を奴隷として30億で買ってしまったから。

一般人ならば、30億など使うはずもない、それはそうだ、30億もあれば一生暮らせるのだから。

……でも、俺ならば30億なんて物はすぐに稼げてしまう額だからこそ、買ってしまった。

日和も……最初は俺に対して相当警戒をしていた様子だったが、すぐに警戒を解いてもらえた。

……それにしても、距離が近くないか?

家に居る時大体引っ付いてくるし……今の年の頃の女の子は皆こんな感じなのかな?

まあ、俺にはよくわからん事だな。

……そんな事を考えていると、日和が俺に一つの疑問を問うてくる。

日和

「すみません、さくら様って、どの様な仕事をしてらっしゃるんですか?」

「……自分が社会に疎すぎて……でもさくら様がしている仕事が気になったので。」

そんな、日和の問いに俺は頭を悩ませる。

主人公

「……うーん、うちは色々な事に手を出してるからこれといって一つの物はないかな。」

「でもまあ、その一つ一つが世界レベルまでに発展しているからね。」

日和

「そう……なんですか、そんな世界の経済を回しているお方の傍に私なんかが居ても宜しいのでしょうか?。」

主人公

……普通に、幸せな人生を謳歌していたら、まず私なんかがと言う言葉は出ない筈なんだが、この少女……日和は俺の奴隷となる前に。

お前に価値などないと徹底的に教えられたからこんな言葉が出てしまうのだろう。

……そんな日和の言葉に、俺は一呼吸を置いて返す。

「日和、前も言っただろう、僕を君を買ってしまった、だからこそ日和を育てる義務が俺にある。」

「……それに、俺にとってはもう日和は誰よりも大切な人間なんだよ……だからこそ、私なんかが、なんて言わないでくれ。」

日和

……その瞬間……部屋に流れる空気が、ほんの少しだけ暖かくなった気がした。

私は、胸の前でそっと自分の両手を重ね、ぎゅっと手を握りしめた。

……さくら様の顔はとても真剣な眼差しで私の事を視ていてくださった。

しっかりと、私の事を視てくれた。その事実が私には言葉にならないくらい嬉しい事実だった。

「……私は、自分自身には価値なんてないと教わってきました、価値があるとしたら、この容姿と、この身体だけ。」

主人公

「ここでは違うよ。日和は奴隷として生きなくていい。やりたいことをやって、学びたいことを学んで、自分の人生を自分で選んでいい場所なんだ。」

日和

思わず……声が漏れてしまう。

「……なんでさくら様は……こんなにもお優しいのですか……?」

主人公

「優しいのかなぁ?自覚はないんだけどね。」

日和

「……私はさくら様に救われても宜しいのでしょうか?」

主人公

「何を今さら言ってるんだよ、当たり前だろう。それよりも、日和が作った夕飯が冷めてしまう、早く食べよう。」

そんな言葉に日和は大きくうなずいて、

日和

「……はい!」と、返してくるのだった。

主人公

……それにしても……日和が作る夕飯を食べていたのだが、とても美味しい物だった。

それこそ……俺がいつも食べている一流シェフを超えていると言っても過言ではなかった。

「……日和って何でこんなに料理美味いんだ?」

日和

「……っえ!上手いですかね?」

主人公

「色々な物を食べてきた俺が言うんだから上手いよ!」

日和

「そう言ってもらえて大変嬉しいですが……うーん何でと問われると難しいですね。」

「……私も気付いたら身についてた技術なので。」

主人公

「……そうか。」

僕は、こんなにも料理の才やら色々な才に満ち溢れた子が何故奴隷などになったのかが理解が出来ないのと同時に、少しの苛立ちを覚える。

……この子を産んだ親は何をやっているのだろうか……と、確かに何か理由があったのかもしれない、でも絶対に自分自身の子供を育児放棄なんてしてはいけない。

もし……日和の親が捕まっていないなら…………いや、これはいいかな。

そんな思考をしながら、日和の事を見つめて……思わず頭を撫でる。

日和

「……っ!」

主人公

「あ~ごめんごめん、思わずやってしまったな嫌だっただろう。」

日和

「……いや、嫌、では、ないです。嫌というか……嬉しいと言うか。それよりも、慣れていなかったので。」

「もしよければ……まだ撫でてくれませんか……?」

主人公

そうして、日和はもっと撫でてみたいな犬みたいな可愛い顔になったので、もう一度日和の頭撫でる。

……本当に、可愛いななんて思っていたら日和が言葉を発する。

日和

「さくら様、最近ストレスとか溜まってませんか?」

主人公

「まあ、ストレスが溜まってないと言ったら噓になるが。」

その瞬間……俺の顔に向けて日和が抱き着いてきて、日和のあれが顔を覆う。

「……ちょ!ちょっと!日和!」

日和

「男性はおっぱいに挟まれるとストレスが軽減すると書いてありましたよ!」

主人公

「……日和は何を読んだんだよ!」

日和

「……えっ小さいですか?私は着やせするタイプなんですよ!」

主人公

は、話が通じなくなってる!?日和は服を脱ごうとするので、何とか俺がぎりぎりのとこで日和を静止させる。

……あれから少し落ち着いたが、少し気まずい雰囲気が流れていた。

いや、気まずいと思ってるのは俺だけなのかもしれないな。取り敢えず。

「……いきなりあんな事をしてどうしたんだ?こう言う事は好きな人が出来たときにやるといいぞ。」

日和

「……私は、さくら様が大好きだからこそ、あのような行動をしたまでですよ。」

「大好きな人がストレスを溜めているのならそのストレスを解消してあげたいと思ったので。」

主人公

「……そう…か。」

これも、日和なりの気遣いなのかもしれないな。……そんなこんなで明日も仕事があるので就寝をするために、寝室へと向かうのだった。

……そうして、俺が眠ろうとしていたら、俺の寝室の扉が突然開く。誰だ?

っていっても日和しかいないよな、んな事を考えていると扉を開けて日和が俺の寝室へと入って来る。

「……俺の寝室まで来てどうしたんだ?」

日和

「ちょっと、怖い夢を見たんで……さくら様と一緒に寝たいなぁって思って。」

主人公

俺はそんな日和に二つ返事で言葉を返す。

「……いいよ、一緒に寝ようか。」

俺がそう言ったら、そそくさと俺のベッドへと入ってくる。

……そうして、ゆっくりと、目を閉じる……。


……まあ、寝れないよね。……だってこんな経験別に社長だからといってもしないしなぁ、それにしても、日和っていい匂いだよな。

って!俺は何を考えようとしてたんだ?!絶対に自分から手を出さないと心に決めてるからな!なんて事を考えて寝ようとしていたら、日和が喋りかけてくる。

日和

「……さくら様も、眠れないんですか?」

主人公

「あぁ、そうだな。」

日和

「……私も、眠れなくて……頬と胸が少し熱いんですよ。」

主人公

「あ~まあここはベッドだからな、身体も暑くなるよな。」

……と、一般的な事を言ったつもりなんだが、日和の方に少し視線をやると……俺の事を見て少しむすっとしていた。

日和

「……さくら様って全然ロマンチックじゃないですよね。」

「鈍感ですね……。」

主人公

「えっ!なんか言った?」

日和

「……もういいです!さくら様おやすみなさい!」

主人公

日和はそう言って、何故か少し怒って反対方向に向いてしまった。

……え、怒らせちゃった?これって僕が悪いの?……そうして、何やかんやありつつも、時間がたつにつれて俺の瞼も落ちて来るのだった。


お疲れ様でした!続きも更新していこうと思います。

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