世の中知らない事だらけだぜ
「本当にそんなんで飛べんのかい?」
「飛べるわ。あなた見たでしょ?!」
嬢ちゃんが書いた図を半信半疑の眼で眺めながら疑ってかかると、嬢ちゃんは自信満々答えてきた。
だがその根拠が俺からすると、どうしても頼りないと感じてしまう。
「あのタケトンボ?ってヤツには何も付いてないから浮いたんじゃねぇのか?」
「違うわ。高速で回転してプロペラの下に風を送る事で浮力が得られるのよ」
「だがその下に船体が付いたらその浮力とやらは得れんだろ?」
「そこは流線型にする事で受け流せるわ。翼で揚力を得るのと基本的には同じ事よ!」
「流線型?揚力?」
俺の疑問に答える嬢ちゃんの言葉は相も変わらずチンプンカンプンだ。
だがこの嬢ちゃんは毎回必ず分かり易いモノを用意する事でコチラに理解させる。
現に今も紙を折って何やら作っている。
「出来たわ!」
そう言って嬢ちゃんは手にした物体を徐ろに投げてきた。
嬢ちゃんが勢い良く投げた物体は腕の動きに反して思ったよりも遅く、だが宙に浮いては落ちながら加速しまた浮いては落ちながら加速して浮く...そんな動きを繰り返しながらかなり遠くまで飛んだ!!!
「なんじゃそりゃあぁ〜!?」「これが紙飛行機よ!」「カミヒコウキ?!」
嬢ちゃんがカミヒコウキと呼んだ物体をコチラに持ってきて、何故あんな動きが出来たのか説明を受けたが...
正直風もない室内でただの紙切れがあんな風に飛ぶなんて、世の中知らない事だらけだと思うと同時にやっぱりこの嬢ちゃんは得体が知れないと改めて思ったぜ。
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