久々に怒らせちまったんだぜ
「パーン!パーン!」ガラガラガラガラ...
「アヴェイル!もっと早く引きなさい!」「うえぇ?!」
また何か変な事をやってやがる。
「パーン!パーン!」ガラガラガラガラ...
「変わってないわよ!アヴェイル!!」「これ以上は無理だぜ?!」
顔だけは必死の表情に変わってるアヴェイルに辛辣な言葉をかける嬢ちゃんへ、俺は何をしてるのか聞いてみた。
「今度は危ない玩具の集大成で何やってんだ?」
「見て分かりなさいよ?!戦車じゃない!?」
チャリオット...そんな旧時代の遺物の名前を出されてもなぁ...
「...そんな古臭いモンを復活させてどうするんですかい?」
「古臭っ!?そう...だったら説明してあげるわ!そして戦車が古臭いかどうかをその眼で確かめてみなさい!!!」
...やべぇ...やっちまった...
「いや、嬢ちゃん...待って「待たないわ!その耳で聞き!その眼でよく視て!!骨の髄まで理解するのよ!!!」
……―――ーーーダメだぁぁぁぁぁぁ!!!ーーー―――……
久々にやっちまった。
この嬢ちゃんを見た目通りの少女と(呼ぶにはまだ幼いが)思って存在に扱うと...
こうなる。この雇い主はフザケてる時や、たいして重要じゃない事を話してる時は怒らねえ。
だが自分が本気で話してる時に子供扱いされると...
(大人顔負け...どころではない。国の大臣クラスであっても理解出来ない言葉を連発しだす)
「...聞いてるの?!ゲビック!アナタに言ってんのよ!!!」
「分かった!俺が悪かった!マジで理解出来ない言葉が多いんだ!取り敢えず落ち着いてくれ!!」
幸い俺専用の工房には防音(秘匿目的ではなく騒音対策)が施してあるから良いが...
こんなの他人に聞かれた日にゃ、そこら中の鍛冶師や大工らが押し寄せてきてもおかしくないんだぜ?




