子どものいたずらだったんだぜ
「さてゲビック君、「君?!」そろそろ時が来たようだ」
いきなり嬢ちゃんがやって来て、また小芝居が始まった。
毎回思うんだが何故か今までの技術や用途不明のものを組み込んだ作業をする時、嬢ちゃんは小芝居をやる。まぁ本人が楽しそうだから構わんが...
「クレア、アレを持ってきて」「はいお嬢様」
持ってきても何も見えてる(なんならお盆になんか分からんがクジラに竹とんぼが刺さったようなモノが乗っているのも丸見えだ)
なのに小芝居は続き...
「ちょっとクレア!一緒に渡した布は何処いったの?!それを被せといてって言ったじゃない!?」
「えぇ!?アレ布じゃなくてお嬢様の下着「やっぱ要らないわ!」...うぅ」
嬢ちゃんは顔を赤らめながら、まだ小芝居を続けるようだ。
「ゲビック君、これを見たまえ」「まだ続くんですかい?」「当然だよ?ゲビック君」
俺の突っ込みにやや照れが残る嬢ちゃんが声を裏返しながら答えてきた。
「見たまえ!!」
さっき言った台詞を何故か力を込めて言い直す嬢ちゃんに眉根を寄せちまった俺だが
ブウゥゥゥゥーーー―――ンンンンンン――…
!?!?!?!?
ちょっと待て!?前に聞いた時は安定しないから人力(自転車)だって言ってたじゃねえか?!
声に出せない俺を見て嬢ちゃんはドヤ顔を決め込んだ。
「コレの実用化を果たし、軍に売り込むのだよ!ゲビック君♪」
正直俺はもう君付けに突っ込むどころではなく、どうやって出力を安定させているのか知りたくて仕方なかった。だが後でソレが単にたまたま魔石の最大出力と、ヘリコプターの模型が浮いた時のテーブルに当たる風圧で得られた揚力が釣り合ってるだけだと知りその時の落胆たるやもう...
「いいじゃない!?ちょっと見せたくなっただけよ?!」
嬢ちゃんは単に俺の驚く顔が見たいだけだったらしい。まぁ最近は慣れてきたし、何より嬢ちゃんは先に説明すっから驚く前に納得しちまうだけなんだが...
まぁたまにはこんな年相応の態度が見れるのもいいモンだぜ。
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