その88
「このガイドに通すのも最初は伸ばした状態でやっちまってたが、考えたらこのままの状態で通したあとに伸ばした方が楽だよな」
このガイド自体も穴の大きさや数などに違いがあるんだが、正直な話ただ釣るだけならそこまで気にしなくてもいい。数の多さでロッドの曲がり具合やルアーの飛ばし具合に関係しているといえばそうなんだが、そこまで来るとマニアの領域だからな…中堅者以上が沼にハマったらやってみてくれとしか言えん。
ただ注意して欲しいのはガイドがカタついてきたと思ったら、ロッドが摩耗してきている証拠なんで交換やら修理をやってほしい…獲物が掛って針をを付けようとアワセた瞬間に折れる可能性があんぞ。
「んでこのままサビキ仕掛けに通す」
ロッドを伸ばした後にするか前にするかはその人の好みだ。俺は付けたままやった方がもし伸ばすときにラインを離しちまっても針やおもりが引っ掛かって止まるんで伸ばす前の派閥だ。伸ばした後の場合は先にロッドの状態を確認できるって利点があるが、流石に新品で検品もされているであろう道具でそれをする必要はないだろう――――あ、某激安均一のロッドは確認した方がいいかもしれんな。基本は大丈夫なんだが、油断するとロッドが戻らなかったりガイドがカラカラ回ったりするのがあるんだよ…
「結び方は…今回はユニノットにするか」
磯釣りの時に使ったクリンチノットと同じく、釣りの結びの中では代表的な結び方だ。強度も同じようなもんだしどっちを使ってもいい…まぁきちんと結べているって前提条件はあるがよ。そんでこっちは中でも簡単な結び方ってんで応用例が結構あったりする…ラインやハリスを結ぶ電車結びや穴のない針を仕掛けに使う際にやる内掛け結びと多彩なラインナップがある。
「まずはサビキの先端にあるスナップサルカンにラインを15センチぐらい通して折り返す」
そんでさらにそれを半分ぐらいの長さで折り返して、通した側に輪を作る。んで、この輪を崩さないようにしながら通した側と通していない側両方のラインを巻き込みながら5回以上巻き付ける…ここでポイントなのが、輪を構成している外側の3本目に巻き付けないことだ。後は巻き付けたラインが緩まないように指で押さえておくのも大事だな。
「最後にこいつを強く縛るんだがコイツも摩擦で傷むんで…海水汲んでこねぇとな」
ロッドの準備よりも先にするモンがあんじゃねぇか。
漁港を前にしてテンションが上がった結果、ポカをやらかす。
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