その80
玉網は堤防や磯で使うことを考えりゃちょい長め6メートルぐらいの方がいいか。次に先端の玉枠――まんま網の大きさのことだな。言っちまえば網の形が丸くて玉みたいなのが多かったからこの名称になったぞ――は取り換えもできるんで取り敢えずの45センチにしておくとして、網自体の深さだが…まだまだ長いやつらは来ないと考えて、60センチぐらいにしておけばタイやらも入るか?
「んで竿をしまう時の長さだが…こっちにも小継ぎと長めのがあんのか」
「と言っても少なめですけどね」
「こんだけだけあれば十分だろ」
短いタモならあんま気にする必要がないんだが、長めのになると振り出し竿みたいになってんだ。6メートルをそのまま持ち運ぶわけにはいかんだろ?物によっては継ぎタイプのもなくは無いが、タモの場合はそんなに主流じゃない。
「んまぁ120センチぐらいのにしておくか」
これぐらいは俺が一番よく使っている長さのにした方が使いやすいからな。このシャフトが短いのだと持ち運びやすいがたわみが強くなったりで変に曲がったりするのが難点でな…だからと言って長すぎるのは純粋に邪魔だ。
「フレームの形状はどちらにされますか?」
「まだルアーをやらんから丸でいい」
「畏まりました!」
網に使う周辺の形にも先端が広いオーバルってのと、玉枠の時に言った丸形がある。引っ掛かりにくくてすくいやすいのがオーバルで、形的に耐久性が高いのが丸って考えるといいぞ。
「となりますと、こちらのセットとかどうでしょうか」
「ほう?」
リールが指をさすのは玉枠と柄がセットになった物。枠の大きさが50センチと予定している物よりも大きいが、セット物だからか単品で買うよりも多少安くなってるか。
「こりゃいいな」
「網がスライムコーティングされたものなので少し水の抵抗が大きいですが、その分魚体とかを傷つけずに済む優れものになっています!それにシャフトはこの値段の中では頑丈ですし、継ぎ部分に溝があるので塩や砂が固着しにくい構造にもなっていますよ!」
素晴らしい。魚体に傷をつけると価値が下がったりするから、それの対策がされているってのは非常にありがたい商品だ。シャフトの性能も文句がないんで、それが30000ミールなら安い…よな?
「んじゃそれも買って、今回の買い物は終わりにすっかね」
「畏まりました!それではロッドにリール、それにグローブとタモのセットを合計しまして……VIP会員の値引きをして96000ミールになります!」
「あいよ。これで頼む」
「まいどありです!」
ふぅ…買い過ぎたな!
残金2600ミールなり。
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