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その71

 声を掛けられた受付が居る場所に向かい、番号札をカウンターの上に出す…多分これでいいんだよな?

「あ、ギルドカードも必要か?」

「そうですね。出していただけるとこちらとしてはありがたいです」

 ならカードも渡してと……なんつーか中古買取みたいな雰囲気だな?俺は漁師じゃねぇから実際の買取や卸は分からんからこういう例えになっちまうが、実際どうなのかね?静岡じゃ提携の釣り船で釣り人が釣った魚を地元の電子通貨やらで換金するってのがあるらしいが…っと今は幾らになったかが大事だな。


「はい、では一度お預かりしますね」

「おう、頼むわ」

「……えーっと、現在受けておられる物を照合しますと豆鰺の依頼はまだのようですね」

「そりゃこの後やろうと思ってな。まだ加工場はやってくれるか?」

「大丈夫ですよ。基本日が回るまではギルドは営業しておりますので」

 おお、なんてユーザビリティに溢れたギルドだ。深夜でも営業してるとは驚きだが、考えてみりゃ夜にログインする奴らや時間帯限定のモンスターとかもいるだろうしそれへの配慮ってわけか?後は漁でも夕方に開始して夜に帰ってくるのもあるだろうし…こっちの考えの方が正しそうだ。


「なら終わらせたらまた世話になるぜ」

「かしこまりました。では現在達成しておられる報酬金がこちらになります」

 そう言って受付の兄ちゃんがトレイに載せ来たのは、金色に光る硬貨が数枚と銀貨、後は銅貨が5枚ってところか…なんか多くないか?


「金貨が随分と多い気がするが」

「それは魔魚が中型の魔石持ちであったことが理由の一つですね。しかも中魔石でも中々に純度の高いものだったそうです」

「お、中魔石だったのか」

 そりゃこの報酬金になるのも納得だな。最低限でも小魔石で5000ミールってのは聞いてるし、その上のグレードでさらに質も良いとあれば跳ね上がるだろうよ。


「本来魔石はギルドでの買取となるのですが、今回は依頼人がおりましたのでそちらの方にお回ししたいのですが…よろしいでしょうか?」

「構わんぞ。今の俺には使い道がねぇし、どっちに買い取ってもらっても変わらん」

「ありがとうございます!では報酬金の方も追加してこちらになります」

 おいおい、追加で金貨が増えやがったよ…

増えるお金。ただし道具が高いのですぐに吹っ飛ぶ模様。


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