その54
今年の更新はここまで!皆様良いお年を!
予想通りというか、予想以上というか…まぁ流石にアレも衛兵所で滾々と説教されれば反省すんだろ。今はまだいいが、住民やらに危害を加えたらBANの可能性が高まるし運営も通知をするとは思うが……いかん、ああいう輩は通知が来ても無視するかタップするだけして消しそうな気がするぞ。
「どうした?」
「んん?ああいや、阿保がいたもんだなと」
「はっきり言うじゃねぇか!同じ外界人でもやっぱ人によるもんだな」
「そらそうよ」
いかん、魚やらを渡す途中だったな。取り敢えず海の藻屑にもなれん奴のことは気にせず他のも出していくとしよう。
「次は…カサガイだ」
台にコロコロと並べていく。幾つかのは殻の高さがあるんで転がりすぎて床に落ちたりしないようにせんと…勿論へばりつかない様にもな。なーんで魚は生きてると入らんのに貝やらは入るんだか。
「大分取ってきたみたいだな…よっと、こいつを使ってくれ」
「お、助かるぜ」
オヤジが台の下から直径30センチぐらいの粗目のふるいを出してきたんで、ありがたくその中にカサガイをぶちまけていく…網目のおかげで台にへばりつかないんで便利だなこれ。
「こんなもんか」
「大分大きいのばかり取ってきたらしいな。こりゃ査定額も上がるぜ」
「嬉しい情報だな」
いや本当に。取りすぎないようにしたとはいえ、キチンと金になりそうなものを選んできた甲斐があるってもんよ…ギャグじゃねぇからな?
「後はシキルの嬢ちゃんから頼まれたペルセベスだ」
先ずはゴトンと塊を置き、その隣にもさらに並べる……やめろ蔓脚を出してくるんじゃない!ここは海じゃないからそれを出してもプランクトンは摂取できんぞ…つーかこいつらも生きてたのかよ。マジックバッグの判定がいまいちわからん。
「おぉ…やっぱ見た目が強烈だなこりゃ」
「味はいいんだがな」
「そりゃ磯を知ってるやつしか分らんからなぁ。うちのギルドでも苦手な奴はいるぜ」
それでシキルの嬢ちゃんは依頼してくるときに遠慮がちだったのか…謎が一つ解けたわ。
「あんたは大丈夫なのか」
「おうよ!なんなら余ってるやつがあれば個人的に買い取ってもいいぞ?」
「あー、シキルの嬢ちゃんの依頼書次第だな」
「確か両手2杯分相当……プラスで増えても良いって書かれてたな」
若干言い淀んでいたが、ちゃんと依頼内容を教えてくれんのは流石ギルドっつー場所で働いているだけのことはある。まぁ不正する奴もいるんだろうがな?
「なら完品は諦めてくれ」
「おぅ……完品はってのはどういうことだ」
「こういうことだ」
取り出したのは例の<欠損>て表記のある方のペルセベス達だ。こっちもそれなりの量があるし餌だけに使うのはもったいないと思っていたんだ。
「あんた…最高だな!喜んで買い取らせてもらうぜ!」
「きちんと査定した上でにしろよ」
「あったりまえよ!自分の飯になるもんを杜撰にするわけないだろ?他のもきちんと見させてもらうぜ!」
いかん、藪蛇だったかもしれん…
査定難度アップ。
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