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その1

新作の連載作品になります…本当は春先に出したかったのですが気が付けば秋真っただ中!?

結構癖の強い物語かも?

 ガゴン!


「設置終わりました!」

「あいよ、お疲れさん」

 部屋に置かれた巨大な機械。こいつが最新のゲームの筐体だってんだから世界の技術進歩ってのは凄いもんだ…まぁ、こいつがベッド一体型ってのとそれ以外の機能もあるってのが原因だろうな。


「それじゃ、俺たちはこれで失礼します」

「おう、ペットボトルのスポーツ飲料だが良かったら人数分持って行ってくれや」

「おぉ!有難くいただきます!」

 その言葉通り筐体の設置業者は喉が渇いていたのか早速1本開けて少し飲んだ後に、仲間の分まで袋に入れお辞儀をして去って行った。


「一応買ってきておいたんだが、きちんと持って行ってくれんのは嬉しいもんだ」

 人によっちゃ受け取りを拒否するとかもあるからな…何が入ってるかわからんってのが理由だから気持ちは分からんでもない。受け取ったとしてもそのまま廃棄するってのも有るらしいが、今回の兄ちゃん達は大丈夫そうだ。


「さぁて、勢いでこいつを買っちまったが…まずは設定をやるんだったか?」

 掛かりつけの医者に定期健診へ行った時に仮想ゲームをやる気だと話したらあの先生めっちゃゲーマーだったらしく、やれスペックや身体への負担やらを医者とゲーム両方の知識で話してきやがった。んで最終的に今のところ一番最新で機能も多いこいつになったわけだ…俺の貯金が大分減ったがな!


 ベッド型の筐体に入り、ゲーム以外の各種の設定を行っていく。ついでにやる予定のゲームのインストールを並行してと…思考型のデバイスってのにはどうにも慣れん。俺がガキの頃にはまだ画面に映しての作業やゲームってのが主流だったし、VRってのもまだ発展途上だったからなぁ…




「こんなもんか。これで寝てる間の床ずれやらの問題は安心だな」

 流石ほぼ介護ベッドの上位互換と呼ばれるだけのことはある。今んとこ俺は一度も床ずれやらはなってねぇが、この年齢になると肩だったりの障害がな…腰のこわばりを叩こうにも腕が回んねえんだこれが。


「次はゲーム内での設定だな。インストは終わってるし、軽くストレッチと水分を取ってから始めるとすっか」

 今年の元旦に家族と集まった時に、又姪から仕事を定年退職してやる事がないのなら頭の運動にもいいしゲームとかどう?って最新のやつを勧められてからとんとん拍子で来ちまったなぁ……あの医者の先生グルじゃねぇだろうな?


「さて、始まって2週間でいまだに大きなバグもなく大好評って話だが、俺のやりたいことはちゃんと出来んのかね?」

短い文章でサクサク読めるものをと作りましたが、物語自体は長くなりそうな予感。


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