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~3~ もう一度




凜に見た目を変えてもらい(といっても、髪を下ろし、一般科の制服を着ただけだけど)

一般科のフロアに来ていた。今回の目的は、生徒会の皆には前と同じく一般科の調査と伝えている。


別に悪いことをしているわけではないのだけれど、一度話した男の子を探しに行きたいなんて、

生徒会長としての私に皆が求める行動ではないと思った。


凜にも、なんというか、友達が欲しくて、なんて恥ずかしくて、それに過保護が発動すると思ったから、

本当のことは言えていない。



とりあえず、お昼を買ってみなきゃ。無難なのは、パンだと聞いた。昨日は焼きそばパンを買ってみたから、今度はメロンパンにしてみよう。焼きそばパンはパンに麺を合わせるという力業で成り立ったパンで、凛と分けて食べてみたがおいしかった。きっと、メロンパンはメロンの味がするんだろうな。





もみくちゃにされながらも、メロンパンを買った私は彼を探していた。

それにしても、本当に人がすごいな、、。圧倒されながらも、周りを探す。


背が高くて、声も良く通る。髪は地毛のこげ茶で、爽やかな感じで、、、、



いや、人が本当に多すぎて人探しどころじゃない。


ドンッ


「きゃっ」



もたもたしていたから、早く進みたい人達の波に押され、こけてしまったみたい、、、、。

立ち上がらないといけないけど、人が周りの人が多すぎて、ちょっと、、




「っ!君、大丈夫!?」




ぐいっと腕を引き上げてくれたのは、、、大海くんだった。




「あれ、君、確か、、、、西城さんだ!」


「あ、ぉ、大海、くん、、。ぁ、あの、ありがとう、、。」



もう一度、あ、会えた、、、!!!!名前間違えたままだった、、、、

訂正したいし、話もしたいし、えっと、、



「いえいえ!気を付けてね。じゃ!」



い、行ってしまう。もっと、話、してみたいのに、。


去りかけた大海くんの制服の裾を掴む。

な、何か、言わなきゃ、、。



「あ!ぁの、!」


「?どうしたの?」


「ぇ、えと、その、ぉ、お昼、、、、一緒に、た、食べませんか、?」




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