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第63話 お好み焼き

今日は休養日だから我が家でだらだら過ごす。


…とはいえ畑仕事は少しした。野菜は順調に育っている。白菜が収穫出来たら漬物を漬けて鍋をやろう。



「今日はお好み焼きにしようよ」

「支度が楽でいいな」

休養日はご飯も手抜きしたい。


 材料を切って大きなボウルで混ぜたら準備完了。お肉とシーフードもたっぷり用意した。ホットプレートを2つ用意して右は大阪風で左は広島風だ。


 私がじっくり広島風を焼いている間に父さんが豚玉とねぎ焼きを焼いた。待ちきれないハナとリザとアルバロに食べさせる。


 広島風は薄く生地を広げて削り粉、キャベツの千切り、天かす、青ねぎ、もやし、豚バラ肉を乗せたら塩胡椒。上から全体に生地をかけたらひっくり返す。

 ここまできたらホットプレートの空いているところに焼そばの麺を出して温めはじめる。

 豚バラ肉が焼けたらキャベツを半透明になるまで蒸し焼き。

 焼そばの麺に焼そばソースをかけて全体を軽く炒めたら生地と同じ大きさに整え、生地とキャベツの塊を麺の上に乗せる。思い切りよくいった方が失敗しない気がする。

 空いているところに卵を割ってヘラで丸く広げる。麺と生地を合体させたやつを卵に乗せて卵が焼けたらひっくり返してお好みソースと青のりをかけて完成。


「いいにおい」

ハナがフンフンする。

「ソースの焼ける匂いが堪らないですね」

リザはまだまだ食べそうだ。


 ハナに1/4、リザに1/2、アルバロに1/4を取り分けたところで父さんが追加で焼いた豚玉とシーフードのお好み焼きを私のお皿に乗せてくれる。


「俺が食いながら焼くから食べてろ」

「ありがと」


 父さんが食べながら2つのホットプレートでカキオコを焼く。山盛りの千切りキャベツに生地を混ぜて鉄板に広げたら新鮮なカキをのせてじっくりと焼き上げる。

じっくり焼く間に少しゆっくり出来る。


「焼けたぞ」


 外はこんがり、中はふんわり。プリプリのカキの旨みがすごい。

「おいしー」

「うん、美味しいね」


 リザは豚玉を1人で3枚完食済みだが広島風もねぎ焼きもカキオコも美味しそうに食べている。


 父さんがイカを1ぱい使って作るイカ焼きも作ってくれた。大阪の屋台で人気のやつだ。


「お腹いっぱい」

「僕も」

 ハナとアルバロと私はここでごちそうさま。父さんが残った生地と具材を全部混ぜて焼いたらリザが美味しく完食した。



 リザが来てくれてから食材を腐らせそうになって慌てて調理することが無くなった。ありがたい。

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